Walking de Music

walking de music!
このブログは、ウォーキングをしながら聴いたジャズ・フュージョン・CDのレビューを中心としたブログです。個人的に想い付くままに綴っています。

Walking de Music・・・
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ジョン・マクラフリン

          

ライヴ!/スーパー・ギター・トリオ 
FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO/AL DiMEORA,PACO DE LUCIA,JOHN McLAUGHLIN

フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!

昨日はとっても寒かったです。いよいよwalkingにも冬の2アイテム、手袋とマスクが必要になってきました・・・。と言うことで昨日のwalking musicは、スーパー・ギター・トリオライヴ!です・・・。


アコースティック・ギターによる緊張感の高いバトル風戦闘!の先駆的な作品です。これは1981年のリリース。前年のライヴを収録したスーパー・ギター・トリオの激演が楽しめる作品です。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

01:地中海の舞踏/広い河
右チャンネル、手で拍子を取りながら囁くようなアル・ディメオラさんのカウントに続いて煌びやかなアル・ディメオラさんのスチール弦ギターとパコ・デ・ルシアさんのナイロン弦ギターのアルペジオ。それに重なるようにオーディエンスの大歓声・・・。まさにライヴ会場での臨場感がひしひしと伝わってくるオープニングです。

このアルペジオは2人と基本的には同じラインなんですが、良く聴くと左チャンネルのパコ・デ・ルシアさんが3連の16分音符を入れたアルペジオになっていて、さりげなくスピード感を演出しています。これはアル・ディメオラさんがピックで弾いているのに対して、パコ・デ・ルシアさんは指で弾いているために出来る技と言えます。当然、パコ・デ・ルシアさんはフラメンコギターの大御所ですので指弾きと言うことなんです。

速弾きのユニゾンとテーマを挟んで、CD Time=1:10での一瞬のブレイクにアル・ディメオラさんの「イエーッ」のひと言が実にカッコ良くて肝!です。

実は、地中海の舞踏のスコア譜があってそれを見ていたのですが、どうもここからのテーマが記載されていないんです。コード進行も違うようですし・・・。この曲はアル・ディメオラさんのオリジナルでエレガント・ジプシー(*)と言う作品に収録されているのですが、実は、このライヴのインパクトがかなり強かったのでオリジナルはそれほど聴き込んでいないのです。ちょっと確かめようと想って探したのですがテープが見つからなかったので、結局良く解りませんでした。
この部分は広い河と言うことになるのでしょうか?

まあ、いずれにしてもテーマらしきメロディを2コーラス弾いてからアル・ディメオラさんのソロになります。
そのテーマの2回目CD Time=1:30では、スチール弦ギターでの絶妙なチョーキングでメロディに抑揚をつけています。どうしても16分音符の超絶技巧に耳が行くのですが、このようなところが実は渋い!のです。
CD Time=1:45からは得意技のミュートした速弾きフレーズ。スケール練習の様な音使いなんですが、このフォーマットにおいてはそれも良し!と言うことですね。ひたすら正確にスピードの勝負と言う感じです。
CD Time=1:54の速弾きフレーズが、低音まで言って終焉したとたんのオーディエンスの絶叫!待ってました!と言う感じが伝わってきます。
しかしCD Time=1:59からの優しいフレーズが速弾きの反動のフレーズとしてメロディアスで実に良いです。この対比と抑揚のあるフレーズを奏でることが出来る力があるところが、アル・ディメオラさんの凄いところだと想います。

次ぎはパコ・デ・ルシアさんのソロです。
先にも書きましたが指弾きですが、実に速いパッセージを奏でます。まあフラメンコやクラシックではある意味当たり前に速く弾くことが出来るのですが、それでもCD Time=3:47からの超絶フレーズなど、アル・ディメオラさんのピックでのプレイと遜色がありませんね。
CD Time=4:06からのフレーズは音使いが面白いフレーズです。このあたりはバックボーンがフラメンコと言うところに起因している感じですね。メロディアスな中にも、スパニッシュな音の選択がエキゾティックなムードを漂わせています。

再びテーマを挟んで今度はテンポアップして2人とも弾きまくります。
CD Time=6:25からのパコ・デ・ルシアさんのソロから少し静かになるのですが、そのバックのアル・ディメオラさんのバッキングがコードを上手く分散して奏でていて上手さを感じます。このようなワンポイントが実に上手いです。
さらにこれを発展させて、上手いコードトーンの選択をしているバッキングがCD Time=8:09から。パコ・デ・ルシアさんもここでは同じようなラインでソロを奏でているために、絶妙なコンビネーションになっています。

それにしても迫力満点で、アコースティックギターのパーカッシブな部分の醍醐味を味わうことが出来る名演です。

02:ショート・テイルズ・オヴ・ザ・ブラック・フォレスト
トレモロ奏法をモチーフにした超絶な曲。テーマらしきテーマはなく、リズムで押していくアプローチです。途中、掛け合いのようになりますが、これが宇宙人の様な会話と言うか、コンピューターの信号音のようにも聞こえてくる掛け合い。とにかく速い!
この部分では遊んでいて、ライヴの面白さと、ギター2台と言うフリーで束縛のないパフォーマンスの面白みを味わうことが出来ます。
途中、ピンクパンサーのテーマを入れつつ、ブルースに移行していくところは本当に楽しそうです。でも、さりげなく演奏していますが、もしこれが全くの打ち合わせなしとすれば、力のある2人だからこそ出来る匠の技と言えます。さりげなくこの様な即興を決めるのって凄く難しいんです・・・。

03:フレボ・ラスガド
今度は、アル・ディメオラさんに変わってジョン・マクラフリンさんが左チャンネルに登場です。パコ・デ・ルシアさんは右チャンネルに移動するのですが、録音の関係でしょうか、そのまま左チャンネルに定位しておいた方が聴きやすかったと想うのですが・・・。

ファーストソロはジョン・マクラフリンさん。
2人に負けずと速いパッセージを中心に奏でます。その部分はもちろん超絶なんですが、やはり本当の渋さはCD Time=2:35からの様なコード進行にのったメロディアスなライン。アル・ディメオラさんと同じで、このようなフレーズが出来るので速いパッセージも生きてくるわけです。

続いてはパコ・デ・ルシアさんなんですが、今までと同じ様なフレーズを弾いてはいるのですが雰囲気はだいぶ違います。これは、バッキングのジョン・マクラフリンさんのギターがナイロン弦ギターであると言うことが大きいと想います。スチール弦とナイロン弦の音の煌びやかさと音圧の違いを感じることができます。
CD Time=4:36では今まであまり弾いていないラスゲヤード奏法が登場です。これはフラメンコギターの代表的な奏法で、右手の指をバラバラの動かしてジャカジャカと弾く奏法。少し年配の方には夏木マリさんの名曲絹の靴下の指のアクションを、右手で高速にしながら弾くと言うことなんですが・・・お解かりでしょうか?

その後、掛け合いを挟みながらエンディングです。演奏内容は凄いのですが、雰囲気はけっこうアダルトな感じで落ち着いた感じが良いですね。また2人ともナイロン弦なので耳ざわりが良いのが、その、落ち着いた感じとアダルトさをさらに演出しています。

04:幻想組曲
この曲はライナーノーツにクレジットが何故か書いてないのですが3人の演奏です。しかしこの曲は音が悪いです。多分、左チャンネルがパコ・デ・ルシアさんでセンターがジョン・マクラフリンさん、そして右チャンネルがアル・ディメオラさんだと想うのですが、アル・ディメオラさんの音がかなりセンターよりで、ほぼジョン・マクラフリンさんの音と重なって聴こえます。まあ私の再生機の問題もあると想いますが・・・。
この作品もリマスターとかリリースされているのでしょうか。このようなピュアな音源で左右の分離が、ある意味重要な作品こそリマスター盤をリリースして欲しいと想うし、またその違いが良く解るのではないかと想うのですが・・・。

3人が3様で速いパッセージを中心に弾きまくります。3人で弾くとかなりの迫力ですね。どの部分をとっても、そのかけ引き、そしてお互いがインプロヴァイズし合いながら更に白熱していく熱気が伝わってきます。
また、CD Time=3:00からのアル・ディメオラさんのトレモロ奏法は本当に粒が綺麗に揃っていて見事です。しかも、段々とその粒揃いのままでデクレッシェンドしていくところはかなり難しいです。正確なピッキングは神的なオーラさえ感じてしまいます。

05:ガーディアン・エンジェル
この曲のみニューヨークでのレコーディング。スタジオでの録音だと想われます。もちろんオーバーダビングをしたような感じはありませんので、多分一発録りだと想います。

複雑な拍子とアンサンブルでスタートします。まさにジョン・マクラフリンさんの曲と言う感じです。スケール感があって、ちょっと哀愁のあるメロディの秀作ですね。

テーマからソロの部分は3/4拍子。速弾きには少し弾きにくいリズムではあります。

ファーストソロはジョン・マクラフリンさん。
スタートの音使いやCD Time=0:58の速いスライドダウンなど曲の雰囲気を掴んだラインを奏でていきます。その後CD Time=1:08からは16分音符の連続で息をつくヒマも与えてくれない感じです。

続いてはアル・ディメオラさんのソロ。
音使い的にはジョン・マクラフリンさんと似ているラインを奏でていくのですが、CD Time=1:42のセクシー?なチョーキングニュアンスやCD Time=1:46のスチール弦では大変そうなチョーキングからの怒涛の速弾きはグッ!とくるものがあります。ソロエンドもチョーキングで締めます。

最後はパコ・デ・ルシアさん。
やはりフラメンコがバックボーンなので、2人とは少し違ったアプローチでよりストレートと言うか、そんな感じがします。またCD Time=2:29からの速弾きラインは、頭の部分でコード和音の分散を上手く使用して、煌びやかな音色を奏でています。これは指弾きならではの音使い。実に味ががあります。

その後は掛け合いに入ってからテーマに戻ってエンディングです。短い曲ですが、3人の弾き方やフレーズの違いが一番良くわかるプレイになっていると想います。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

どうしてもこのフォーマットの場合は、誰が一番上手い?速い?的なバトルになってしまいがちなのですが、もちろんその意図は少なからずあるにせよ、もうこの3人のレベルになるとテクニック的なことは本当に互角で、後はお好みの世界になりますね。

逆に、これだけ超絶技巧の速弾きを聴き続けると、途中で満腹感を得てしまいます。個人的には・・・。

若かりし頃はこの雰囲気が好きで、とにかく速く弾く!と言うのがリスニングポイントだったのですが、今回聴いてみると、この3人にとっては速弾きは普通、当たり前。

とすると“味”が出るのは、その速弾きと速弾きの間を埋める為のフレーズやバッキングワークではないか、と想ったのです。

その部分をポイントに聴いていくと、より3人の“味”の違いを感じることが出来て、また新しい気持ちで聴くことが出来ました。

もちろん超絶技巧を単純に味わうのもまた良しですが、秋の夜長には、その間を埋めるメロディアスな部分やバッキングワークなどの妙を探して聴くのも、また“オツ”な感じがするのです・・・。

(CD TOTALTIME:41:07/ Walking消費カロリー:165.29kcal
 walkingには・・・適度な緊張感が良いです!その迫力に想わず早足になります・・・。)

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ジョン・マクラフリン,パコ・デ・ルシア アル・ディ・メオラ

曲名リスト
1. 地中海の舞踏~広い河
2. 黒い森
3. フレボ
4. 幻想組曲
5. ガーディアン・エンジェル ※〈CDテキスト〉

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(*)本文に登場したCD・DVD

エレガント・ジプシーエレガント・ジプシー
アル・ディ・メオラ ミンゴ・ルイス バリー・マイルス
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あとがき
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火の鳥/ジョン・マクラフリン&マハヴィシュヌ・オーケストラ 
BIRDS OF FIRE/MAHAVISHNU ORCHESTRA

火の鳥

今日はいつものwalkingコースの近くで”ドッグラン”が行われていました。その為かあたりはかなり濃厚な香りが漂っていて、しかも今日選んだ作品がこれまた濃厚な香りの漂うマハヴィッシュヌ・オーケストラ火の鳥でした・・・。


ジャズ・フュージョンを、個人的な分類の仕方として”マイナー”と”メジャー”と言う分類をすることがあります。あくまでも私個人の分類なんですが、”マイナー”と言うのは決して暗いとか売れていないと言うことではなくてマイナーコードを多用した楽曲が多く、さらに決めや変拍子などがある音楽。それに対して”メジャー”と言うのは比較的明るい曲が多く、親しみやすいメロディが多く、BGM的にも聴くことが出来る音楽。どちらかと言うと”マイナー”の方はあまり聴かないのです。

今日のマハヴィッシュヌ・オーケストラもその”マイナー”の方の分類に入っていて、70年代を代表する傑作であることは知っていましたが、実は断片的に聴いたことはありますが通して聴くのは初めてなんです。たまたま先日ブック・オフに行ったらこの作品があったので購入しました。しかも、洋楽のところに紛れて・・・。ブック・オフはどうもジャンル分けが不十分で、良く見ないと、とんでもない所にジャズ・フュージョン作品があったりするんですが・・・。まあそれがお宝を見つけると言う場合もありますが・・・。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

1曲目は火の鳥
チャイナシンバルにシンセと12弦ギターのアルペジオが絡んできます。しかも実に不穏な恐ろしげなコードで。さらにいきなりの9/8拍子。マハヴィッシュヌ・オーケストラの特徴のひとつである奇数の拍子。さらには馴染みの少ないコード進行・・・。そのイントロにギターとヴァイオリンのユニゾンでのテーマが重なってきます。
ギターはご存知、ジョン・マクラフリンさん。レッド・ツェッペリンジミー・ペイジさんも驚いた!かどうかは解りませんが、12弦と6弦のダブルネックギターで奏でます。
ヴァイオリンはジェリー・グッドマンさん。エフェクト処理がされているヴァイオリンの音は実にギター的。このユニゾンは初めギターが2台だと想ってしまいました。

ファーストソロはジョン・マクラフリンさん。
チョーキングを多用したロック調のソロ。その中に速いパッセージを絡めます。得意とされている奇数の連符で同じシーケンスを繰り返すフレーズが炸裂しています。

次ぎはギターの音の様なシンセソロ。ヤン・ハマーさんです。
実にギター的なフレーズでチョーキングの様なフレーズを多用しています。

1曲目から独特の世界観で圧倒されます。

2曲目はマイルス・ビヨンド
マイルス・デイビスさんへのオマージュでしょうか。曲調は60~70年代のロック調。少しジミ・ヘンドリックスさんの感じも漂っています。

ファーストソロはヴァイオリンのジェリー・グッドマンさん。
ここではヴァイオリンを指で弾いています。しかもミュートしているのでポコポコした音で速いパッセージを奏でています。多分指だとは想うのですが、ヴァイオリンには詳しくないので解りませんが・・・。あまり馴染みのない音でしたので純粋に面白いと感じました。

曲がしばらく続くとドラムのビリー・コブハムさんのソロです。
またこれが粒揃いのスネアワークやタムの流しで見事です。本当に良く粒が揃っていて、まるで大豆をザルから地面に落とした時の様な粒音と速いパッセージです。

3曲目は天界と下界を行き交う男
拍子の取り難い曲です。3/4/拍子+7/4拍子とでもいったら良いのでしょうか・・・。ここまで連続して変拍子が続くと聴いていても緊張感がありますね。しかしこの拍子の中でリズムをキープしつつ、粒の揃ったおかずを入れるドラムのビリー・コブハムさんは恐るべし!です。スネアの細かいロールが実に良いグルーヴを生んでいます。

ソロはジョン・マクラフリンさんとジェリー・グッドマンさんの掛け合いです。ギターは当然上手いのですが、ジェリー・グッドマンさんのフレーズは実に良いですね。ヴァイオリンと言うあまり普段聴かない楽器のせいもありますが実に新鮮です。そしてギター的で面白いです。

4曲目はサファイア・バレット・オヴ・ピュア・ラヴ
全員がそれぞれの楽器でSE的な音を出して終わると言う22秒の曲とも言えない曲です。

5曲目はサウザンド・アイランド・パーク
ピアノとアコースティックギターでスタートする曲。今までかなり歪み系の音のオンパレードだっただけにホッとする感じです。ヤン・ハマーさんのピアノとジョン・マクラフリンさんのアコギのテーマが少しズレ気味に演奏されているところは逆に良い味になっています。

6曲目はホープ
ジェリー・グッドマンさんのヴァイオリンが普段聴く馴染みのある音でテーマを奏でます。そこに歪んだギターのローコードでのロック的なバッキングが入ってきます。コードの展開がやはり独特なマイナー進行で、これからどう展開するのが期待していたらフェードアウトです。1分少々の短い曲でした。

7曲目はワン・ワード
スネアのロールからスタートするアップテンポの曲です。ビリー・コブハムさんのスネアワークが絶妙です。

ようやく・・・と言う感じさえしてしまう4/4拍子です。速いテンポにも関わらず16分音符でのトレモロ的なフレーズをギターとヴァイオリンでユニゾンします。まさに疾走するリズムです。ここにはメロディは無く、あくまでも一体となったリズムのみが存在している感じです。

と想ったら次ぎの展開はテンポダウンして、ベースのリック・レアードさんのソロです。
この超絶スピード軍団の中では地味なんですが、やはりこのようにどっしりとスピードを制御する人は必要ですね。そんな懐の深ささえ感じてしまうフレーズです。
さらにこのベースソロのバックでのビリー・コブハムさんのリズムワークの華麗なこと!ハイハットとスネアのコンビネーションが最高です。

さらにここではジェリー・グッドマンさんのヴァイオリンにエフェクターのワウをかけて手でカッティング?しているようなプレイを聴くことができます。その後のソロでもヴァイオリンにワウが掛かっていて面白いサウンドになっています。

ソリスト3人が掛け合いでソロを展開して曲は更にヒートアップして行きます。その後はビリー・コブハムさんの単独ソロに突入します。
スネアを中心にして粒の揃ったフレーズです。最後の方でバスドラの速いパッセージがありますが、この方は2バスでしょうか?解りませんが・・・。それにしても難しいフレーズを叩きつつのテンポキープは見事です。

8曲目はサンクチュアリ
実に暗い雰囲気の曲です。メロディがかなりロングトーンで構成されています。それをユニゾンしているのですが、ヴァイオリンは音を延ばすことは簡単にできますが、ギターの音がものすごく長く延びています。フィードバックを上手く利用したメロディです。
ジョン・マクラフリンさんが当時使用していたギターアンプがマーシャルと言うロック系ご用達のアンプ。大きい音が出るんです。ですから当然フィードバックもしやすいわけです。機材も上手く使用したメロディと言えます。

9曲目はオープン・カントリー・ジョイ
曲名から受けるイメージそのままの曲です。ヴァイオリンも馴染みのある音でしかも朗々とテーマを奏でています。落ち着いた楽曲にこちらも落ち着いて耳を傾けると終り?・・・と想ったら約3秒の空白の後、突然の32分音符でのユニゾン!やはりのんびりはさせてくれません!
その後はそのユニゾンを挟みながら3人のソロ回しです。

10曲目はリゾリュージョン
ヴォイスっぽいシンセ(ヴァイオリン?)でテーマを奏でる曲。そのテーマとゆったりとしたリズムとコードが微妙なズレを感じさせる曲です。もちろんコード進行も馴染みの無いマイナーな感じでどんどん展開して行きます。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

これだけ変拍子と16分音符以上に細かい音符でのフレーズを連続して聴くとかなり疲れて、”いっぱいいっぱい”と言う感じです。
さらにどの曲もマイナーなコードでしかもコード進行も予想がしにくい展開ですので、楽曲はもちろんのことリスナーにも適度な緊張感が走ります。
気合いを入れて聴かないと、決してBGM的には聴けない!って想いました。これからジャズ・フュージョンでも聴いてみようかな・・・と言う方へは取扱注意としておきたいですね。

3人のソリストの速いパッセージの連続など個々のテクニックはもちろんすごいのですが、この難曲をクリアするバンドアンサンブルにはさらに驚異的なものがあります。

特に、この変拍子や難しい展開をリードしているリズム隊には驚くものがあります。その中でもビリー・コブハムさんのプレイは驚愕で、おかずやソロがすごいのはもちろんなんですが、それよりオーソドックスなリズムプレイに際立つものを感じました。

全ての面において当時一世を風靡したのは良く解ります。
また傑作として名を連ねているのも納得です。

しかし、好みがはっきり分かれそうなバンドです。

丁度料理で言うと”ピータン”の様な感じでしょうか。

最初のインパクトが強くて、そのままのめり込んで好きになるか・・・
それとも、あの独特の匂いや風味、食感が馴染めず、以降食べなくなるか・・・。

私の場合、たまに”ピータン”を食べたくなるのですが
食べ始めるとやはり最初の数口で”いっぱいいっぱい”になってしまうんです・・・。

(CD TOTALTIME:40:16 / Walking消費カロリー:161.87kcal
 walkingには・・・変拍子やマイナーな感じはwalkingし難いですね。)

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火の鳥火の鳥
ジョン・マクラフリン リック・レアード ヤン・ハマー

曲名リスト
1. 火の鳥
2. マイルス・ビヨンド(マイルス・デイヴィス)
3. 天界と下界を行き交う男
4. サファイア・バレット・オブ・ピュア・ラヴ
5. サウザンド・アイランド・パーク
6. ホープ
7. ワン・ワード
8. サンクチュアリ
9. オープン・カントリー・ジョイ
10. リゾリューション

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