ジャズ・ヴォーカリストとしては屈指の名人・サラ・ヴォ―ンさんの作品です。イメージ的には夜のグラブって言う感じなんですが、これが意外に爽やかな晴天に合うんです。
この作品は1982年の録音。もちろん名盤・傑作とも言われています。1曲目の時さえ忘れてはローランド・ハナのピアノから始まるミディアムテンポの曲です。実にのんびりとした感じの曲ですのでwalkingを始めたとたんに、なんとも良い感じ!になりました。サラ・ヴォ―ンさんのテーマの後のジョーパスさんのソロも渋さ漂っています。
2曲目のザッツ・オールはテンポが少し上がって、walkingしやすい。と言うか、良いんです。なぜか・・・。今日は天気が良くて爽やかな青空。この曲のムードはなぜかピッタリはまります!そして、サラ・ヴォ―ンさんのテーマを受けてのローランド・ハナさんのソロがかなり良い。
ピアノの音が結構良いなあ、と想ったのでよく聴いてみると、左右の分離がすごく綺麗にされているんです。丁度左が低音、右が高音と言うまさにピアノに座っているような感じ。音が右左へとフレーズと共に動くのが良くわかって面白いです。
また、このソロのあとのテーマに戻った時のリズム隊のグルーブは最高です。ベースがアンディ・シンプキンスさん、ドラムがハロルド・ジョーンズさんと言うコンビ。そこへサラ・ヴォ―ンさんの歌がよりスインギーにのってきます!
そして3曲目が枯葉。超有名なスタンダードです。でもこの枯葉は、テーマが無い!そうなんです。アドリブの連続で構成されていると言うちょっと珍しいヴァージョンです。また、キーもあまりなじみの無いBで演奏されています。さらにテンポが速い。
この作品がリリースされた当時、レコード店では「枯葉というタイトルだけど、肝心の枯葉が入っていない。違うものを買ってしまったので交換して・・・」と言うクレームもあったようです。でもジャズファンならご存知の名演!すごいです!なんと言ってもサラ・ヴォ―ンさんのアドリブのスキャット。考えてみれば、頭でひらめいたフレーズをそのまま歌うので、間に楽器が入っているプレイヤーよりはダイレクトですよね。でも楽器は音程が安定していますが、歌でこれだけ安定させるのは、まったくもってすごいとしか言いようが無いです。
前半は細かなフレーズを歌っているのですが、粒が揃っていて、そして音程もかなり正確で、まるで楽器みたいな感じ。でも後半は、すこしラウドに盛り上がって、これは名演です。やっぱり。walkingも想わず倍テンポになりました。
息が抜ける4曲目ラヴ・ダンス。5曲目ジ・アイランド。6曲目シーズンズとバラードが続きます。このようなバラードも良いですね。
サラ・ヴォ―ンさんの歌は、まず迫力があります。そしてロングトーンの時の腹の中を共鳴させるような太い声が魅力ですね。そして、そこにかかる独特のヴィヴラート。そして音域の広さ。比較的低めのキーなんですが、それでも、ものすごい低い音から高い音までかなり音域が広いです。さらに声量がすごい。かなり長いロングトーンのヴィヴラートのあとで、切れずに次のフレーズを続けて歌ったりします。このバラード3曲はこのあたりの、歌のテクニックが堪能できます。でも単にテクニックだけではなくて、感情移入と表現力も、良いんです。これが!
そしてスインギーな7曲目イン・ラブ・イン・ヴェインを挟んで、最後のバラード、ユー・アー・トゥー・ビューティフルでローランド・ハナさんとのデュオでエンディングです。最後のロングトーンからヴィヴラート、ピアノのペダルを切るところが、わたしにとって結構、肝!静かに終わった!という感じで良いんです。walkingもエンド!と言う感じです。
励みになります・・・→

★ギター好き・音楽好きの為のサイトも運営しています。お暇なら遊びに来てください。 >>>ギターの響き・ソロギターを中心とした”ギター好き・音楽好き”のサイト
![]() | Crazy and Mixed Up SARAH VAUGHAN 曲名リスト 1. I Didn't Know What Time It Was 2. That's All 3. Autumn Leaves 4. Love Dance 5. The Island 6. Seasons 7. In Love In Vain 8. You Are Too Beautiful Amazonで詳しく見る by G-Tools |
![ジェイ・グレイドン・オール・スターズ・ライヴ・イン・ジャパン 1994.1.19 エアプレイ・フォー・ザ・プラネット[限定盤]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B000XAMCA8.09.TZZZZZZZ.jpg)








