この作品は日本のフュージョンシーンのまさにバイブル的な作品です。1980年のリリース。今聴いてもやっぱり良い作品だと想います。1曲目はリキッド・フィンガーズ。スタートはのりのりです!
この曲はギターコピーをしましたので、ソロフレーズのすべて歌えます。ですから想い入れも強いのでwalkingも自然に進むと言うことです。今回改めてよく聴いてみると、プレイは結構荒めですね。でもこれが味わいになっています。ベースがマーカス・ミラーさん。まだ若かりし頃なんですが上手いですね。
2曲目のファンキーなブラック・カナルの次が3曲目のタイトル曲、トチカ。ヴァイヴのマイク・マイニエリさんとアコギでのデュオ。このアコギはオベーションのアダマスと言うギター。いい音です。オリジナルのこのバージョンはもちろん良いのですが、渡辺香津美さんのソロギターでのトチカもなかなか良いです。これは教則DVDで聴くことができます。曲が良いんですね。
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そして4曲目のコクモ・アイランド。この曲でのソロはベストテイクだと想います。かなり熱くなっている感じ。やっぱり上手いですよね。そしてその渡辺香津美さんのソロを受けて登場するのが、今は亡きマイケル・ブレッカーさん。圧巻のソロです。そして隠し味的にすごいのが、ドラムのピーター・アースキンさんとベースのトニー・レヴィンさんのリズム隊。このCD中でもベストテイクだと想います。
それを受けて5曲目が、日立Lo-DコンポのCMでもヒットしたユニコーン。曲はかなり格好良いのですが、ソロ自体は今聴くと少々?かな?と言う感じがします。でも曲のノリが良いので、walkingには良く合います。
そして6曲目のドント・ビー・シリ―から7曲目のバラード、サヨナラと・・・。
最後の曲はマンハッタン・ブルー・ダンス。この曲はライヴ感がすごく出ていて、良いのですが、少々荒い感じ。今までの曲が結構きっちりしていたので逆に違和感が・・・。マイケル・ブレッカーさんのソロもこの曲に関してはいまいちと言う感じがします。最後の曲なのでもったいない感じがします・・・。
全体的な音を聴くと、フュージョン!って言う感じがします。曲調や雰囲気ももちろんなんですが、わたしが個人的に一番この時代のフュージョンサウンドを感じるのは、何と言ってもエレピの音。フェンダーローズと言うエレピの音はそのものなんですが、それに近い音がブレイクの時に「ポロロ~ン♪」と入るとまさにフュージョン!って言う感じがするんですよね。
この作品はヴァイヴのマイク・マイニエリさんに渡辺香津美さんが声をかけて実現したそうです。ニューヨークのマイク・マイニエリさんの自宅で、渡辺香津美さんが打ち合わせをしているその場で著名なスタジオミュージシャンに電話をしてオファーしたり、かなり渡辺さんにとってもカルチャーショックだったようです。(この話はJazzLife2003年1月号別冊 スーパー・ギターブックにインタヴュー記事が掲載されています。)
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