アリズ・ダンス/布川俊樹VALIS

CD・TOTALTIME:56:55
Walking・消費カロリー:228.8 kcal
今日は、わたしのギターの教則と言う側面から影響を受けた布川俊樹さんのバンドVALISのアリズ・ダンスでwalkingです・・・
ギターの教則と言う側面と言うのは、布川俊樹さんのレクチャ―ビデオや教則本が大変解りやすくジャズギターの理論を解説してあって勉強になったからです。話も上手いし、もちろんギターもなんですが・・・。
このVALISと言うバンドは布川俊樹さんリーダーのバンド。そしてこのアリズ・ダンスは3枚目の作品で1994年の録音です。
まず1曲目ホーンデット・マンション。なにやら怪しげなコード進行のマーチ。まあ雰囲気的にはオカルト風のしかも少しコミカルな感じの映画の雰囲気とでも言いましょうか・・・。ラッパの音程にも微妙なずれがあったり・・・。
パット・メセニーさんのファンの方であれば、ファースト・サークル(*)と言う名盤の1曲目のフォーワードマーチに似ているといえば雰囲気はお解かりいただけると想います。ですから全くwalkingには合いません。
続く2曲目のアリズ・ダンスにもその雰囲気はつながっているのですが、こちらはギターのリフからスタートするテンポアップのナンバーです。一転walkingしやすくなりました。
この曲での布川俊樹さんのソロはかなりハード目。でもフレーズはちゃんとジャズしています。もちろん良いソロなんですが、この曲でのわたしの肝!はシンセの古川初穂さんのソロの始まり部分です。ここでの布川俊樹さんのカッティングが実にカッコ良いです。さらに追い打ちをかけてベースの納浩一さんのスラップがかなり良いです。
次の3曲目はバナナランド。サックスにワウをかけた音でのテーマが印象的です。雰囲気的にはやや古めのクロスオーヴァーと言う感じでしょうか・・・。
4曲目は雪のサバク。今日は結構寒くて、walkingをしていて冷たい風が吹いてくるとこのバラードは身に染みます布川俊樹さんのノーマルなギターの音が綺麗です。ソプラノサックスがテーマを演奏していますが、サックスは藤陵雅裕さん。1曲目ではハーモナイザーか何かのエフェクトで和音でソロを吹いていましたし、2曲目ではワウがかかっていましたし、そしてこの曲では、テーマに口笛の様な音が重なっています。サックスの音をいろいろ加工するのがけっこう好きなんだ・・・と想ったのですが、途中でずれていますのでこれはシンセですね。途中のドラムソロのバックのコード進行はやはりパット・メセニーさんの曲風です。かなり影響を受けている感じがしますね。ちなみにドラムソロは木村万作さんです。
5曲目はゴー・トゥボード・ウォーク。サルサ風のリズムの曲です。ウォークと付いているだけにwalkingはしやすいテンポとリズムです。この曲を聴いて想ったのですがサルサのリズムはけっこうwalkingしやすいかも知れません・・・。
4分半過ぎになにやら聴いたことのあるような感じの部分・・・。と考えてみましたが、そう!あのウェザー・リポートの名作へヴィー・ウェザー(*)の1曲目バートランドに雰囲気が似ています。そしてまたサルサの雰囲気に戻る感じが、なんとも違和感を感じるのですが・・・。
6曲目は、激し目のバーニング・クローム。この曲のサビどこかで・・・。そう!まさにこの感じはジョン・スコフィールドさんのブルー・マター(*)あたりの雰囲気・・・。布川俊樹さんのギターもアウトフレーズ連発でジョンスコしているプレイです。エレピとギターの掛け合いのソロなんですが、エレピのソロがけっこう良いんです。しかしギターの音とのバランスが悪くて、エレピになると急に全体にトーンダウンしている感じがします。ここでも渋い納浩一さんの渋いスラップに想わず腰が動きそうになります!
7曲目はヴォヤージトゥ・ジパング。今度はテンポの速いややサンバっぽいリズム。布川俊樹さんのギターソロが良いですね。このCDのベストプレイだと想います。少しリズムか変わっての藤陵雅裕さんのソプラノサックスのソロも良いです。
8曲目はヴァージン・メイズ。この曲にはゲストでアキラさんがヴォーカルで参加しています。彼は沖縄出身の日系アメリカ人だそうです。今は活動されてるのでしょうか?柔らかく歌う感じのシンガーです。
この曲でのギターソロはアコギのギターシンセ。多分ゴダンと言うメーカーのギターだと想います。曲はけっこう良い曲ですね。ここでもやっぱりベースの納浩一さんのリズムが強力なんです・・・。
9曲目はチルドレン・イン・ザ・ロースト・パラダイス。SEで子どものはしゃいでいる声がかすかに聴こえます。walkingをしながら子どもが近くにいるんじゃないかと想わずまわりを見渡してしまいました。
今回の曲はほとんど布川俊樹さんの作品。アレンジはバンドでしているのでしょうけれども、とても器用、と言うのが印象です。つまりいろいろな曲やアーティストに似ているんですけど、そのエッセンスを上手く料理している、と言う感じと言えばよいでしょうか。「この曲は間違えなくあのアーティスト・・・」「あのギタリストを意識して創ったんだろう・・・」と言うのが手にとるように解ります。また9曲目の最後の部分に1曲目のホーンデッド・マンションのリプライズとして短いリフレインがあります。このようなパターンはアルバムのコンセプトを印象つけるために良くある方法だと想うのですが、このあたりも器用さを感じます。
でもそれは、少しませた子どもみたいな感じで成熟感を感じないんです。とても器用な感じはするんですけれども・・・。
けっきょく器用なんだけど、果たしてその分、オリジナリティは?と言うことになるのですが、その答えはこのバンドの活動の長さに現れるのではないでしょうか・・・。
う~ん、少し今日は辛口になってしまいました・・・でも基本的には嫌いな音楽では無いですよ。
![]() ![]() | アリス・ダンス 布川俊樹 古川初穂 藤陵雅裕 曲名リスト 1. ホーンテッド・マンション 2. アリズ・ダンス 3. バナナ・ランド 4. 雪のサバク 5. ゴー・トゥ・ボードウォーク 6. バーニング・クローム 7. ヴォヤージ・トゥ・ジパング 8. ヴァージン・メイズ 9. チルドレン・イン・ザ・ロスト・パラダイス 10. ホーンテッド・マンション(リプライズ) Amazonで詳しく見る by G-Tools |
(*)本文に登場したCD
| ファースト・サークル パット・メセニー・グループ by G-Tools |
| ヘヴィー・ウェザー ウェザー・リポート by G-Tools |
![]() | ブルー・マター ジョン・スコフィールド by G-Tools |
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