Walking de Music

2007年02月17日 00:05にアップしたエントリーです。

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ガウチョ/スティーリー・ダン
GAUCHO/STEELY DAN

ガウチョ
CD・TOTALTIME:38:13
Walking・消費カロリー:153.63 kcal

今日はわたしの大好きなスティーリー・ダンwalking。いろいろと聴きたいものはあるのですが、1980年の作品のガウチョにしました・・・


スティーリー・ダンの超名作のエイジャ(*)から3年ぶりの作品がこのガウチョです。その間に、ドナルド・フェイゲンさんとウォルター・ベッカーさんは50~60の曲を書いて、さらに相変わらずの豪華スタジオミュージシャンに数々の演奏をしてもらっては却下して、また次のミュージシャンへ・・・と言うような、うらやましい贅沢さとこだわりで過したらしい・・・。その結果がこの作品と言うわけです。

1曲目はバビロン・シスターズ。ややゆっくり目のテンポなんですが、まったりとしたリズムにwalkingが良く合います。でも良く聴くとレゲエの様な雰囲気の中で光るものが・・・。そうですドラムのハイハットワークです。3連のゴースト・ノートが絶妙なハーフ・タイム・シャッフル。誰かと想ったら、やっぱりバーナード・パーディさんでした。

次の曲は実に良いテンポ。丁度少し大股でwalkingをすると丁度良い・・・。ヒットしたへイ・ナインティーンです。サビのコーラスが綺麗ですし、結構日本人好みの感じのコード進行です。それにしても左チャンネルのギターのカッティングはなかなか良いですね。だぶんヒュー・マックラケンさんだと想うのですが・・・。

次の曲もほぼ同じ様なテンポ。今度はもう少し速いので、やや歩幅を縮めて丁度良いです。3曲目のグラマー・プロフェッションです。流れるような快適なリズムがかなり良いのですが、これはドラムがスティーブ・ガットさん。ベースがアンソニー・ジャクソンさん。かなり強烈なリズムの訳です。また途中でのコーラスがきつめにかかっているピアノは綺麗な音です。でもわたしの肝!はサビの「グラマー、プロフェッション♪」と言うコーラス部分。理由は無いのですが良いんです・・・。

ちょっとwalkingも中休みの様なテンポのタイトル曲、4曲目のガウチョ。サビの部分が壮大な感じで、しかも雰囲気的に「希望を捨てずに、明日を見て!」みたいな感じ。でも実際の歌詞は「あのガウチョは誰なのさ、友よ・・・」みたいな全然曲調と合っていない感じ。スティーリー・ダンの特徴のひとつに歌詞の面白さと言うものがあるようです。残念ながら、英語がわかりませんので、対訳を見るしかないんですね。でも微妙な英語の意味合いや文化を知っていて、さらに英語がわかればもっとスティーリー・ダンの世界が解るんでしょうね。ちなみにこの曲のドラムは今は亡きTOTOスティーヴ・ポーカロさん。

軽快なリズムの曲が始まりました。5曲目のタイム・アウト・オヴ・マインドです。walkingのテンポも速くなります!この曲はサビ後の部分のギターのちょっとしたテーマのコード進行が面白いです。ここでのギターはダイアーストレイツマーク・ノップラーさん。またクレジットには、マイケルブレッカーさん、ランディーブレッカーさん、デヴィッド・サンボーンさんの名前がありますが、ソロではなく、ブラスセクションのみ・・・う~ん、なんと贅沢なこと!

6曲目はマイ・ライヴァル。この曲もスティーブ・ガッドさんとアンソニー・ジャクソンさんの強力リズム隊。たんたんとしたビートを淡々と続けるのは結構大変なんですが、強いビート感が出来ています。見事ですね。ギターはスティーブ・カーンさん。またここでもブレッカーブラザーズの両名のクレジットがありますが、やはりブラスセクションのみ・・・。

そして最後の曲はサード・ワールド・マン。ギターソロはもう1人のスティーリー・ダンとも言われていたラリー・カールトンさん。でもなにか変わった音。少なくてもトレードマークの335ではなさそう・・・。フレーズもあまり良くない。本当にラリー・カールトンさん?って想ってしまいました。クレジットにはそうありますが、もしかしたらスティーヴ・カーンさんではないでしょうか?一応アコギになっていますが・・・。でもこの曲のわたしにとっての肝!は、4分過ぎのドラムのスティーブ・ガットさんのスネアワーク。ほんの数小節入るのですが、これが実にさりげなくて。曲調がバラードであるので下手なドラマーだったら、他のメンバーが「なにすんだよ!バラードで!」って言われかねないところを見事にキメています。

前作のエイジャではどちらかと言うと、もっとミュージシャンのソロやテクニック的なものが割と堪能できたのですが、この作品はかなりバンドより。つまり歌を聴かせる、曲を聴かせる、と言うようなスタイルです。でもここがスティーリー・ダンのすごいところで、普通だったらもっとバンド的にライブ感を出すところなんでしょうけれども、ライブ感がありつつも実に緻密で奥が深い演奏なんです。

そのひとつに、適材適所があります。企業ではないのですが、どんなに一流なミュージシャンでも個性を出してもらいつつ、スティーリー・ダンの二人のイメージに合わないテイクは人を変えて取り直すと言う部分がこの作品にも多々あったようです。前作のエイジャペグと言う名曲でのギターソロはジェイ・グレイドンさん。この曲からブレイクしたギタリストです。実はこの曲でラリー・カールトンさんも弾いたらしいのですが、それはお蔵入りになったらしいです。

ここまで徹底して自分達のイメージを貫くのは、お金と時間の問題もありますが、やっぱりこだわりなんですね。そして、自分達のイメージに一番必要なミュージシャンを試して、ピッタリはまったものだけを使用する・・・まさに適材適所。でも音楽は非常に個々のパーソナルな感情に訴えてくるものなので、スティーリー・ダンのイメージとわたしたちのイメージがあったときに名盤になるのだと想います。このガウチョは、そのあたりも十分心得ている感じがします。スティーリー・ダンには・・・完敗ですね。


GauchoGaucho
Steely Dan

曲名リスト
1. Babylon Sisters
2. Hey Nineteen
3. Glamour Profession
4. Gaucho
5. Time Out of Mind
6. My Rival
7. Third World Man

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(*)本文に登場したCD
彩(エイジャ) [でかジャケCD]彩(エイジャ) [でかジャケCD]
スティーリー・ダン
by G-Tools

あとがき
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コメント (2)

はじめまして!
先程は私のブログにお立寄り下さり感謝致します。こちらにもお邪魔させて頂きました。

Steely Dan のGaucho、私も大好きな一枚です。相当に影響されました。最初はチョッとピンと来なかったのですが、様々な音楽を体験してからこの作品を再度聴きこむと・・・素晴らしい!と言う言葉しか出てきません。聴けば聴くほどに味わい深さが・・・やはり名盤ですネ。

是からも宜しくお付合い下さい。

FUSIONさん。
コメントありがとうございます。こちらこそよろしくお願い致します。
確かに、前作のエイジャと比べるとインパクトはないですが、時間と共に味が出てくる作品ですね。

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