今日は本当に暖かな1日でした。天候には全く関係ありませんが今日は中本マリさんのレイディ・イン・ラヴでwalkingです・・・
この作品は1981年の録音です。中本マリさんの作品はあまりと言うかほとんど聴いたことがないというのが実際です。お恥ずかしながら、名作と言われているアフロディーテの祈り(*)もカセットテープに録音してあったのですが、どこかへ・・・。でもこのレイディ・イン・ラヴはとても好きな作品で良く聴いていました。久しぶりに聴きます・・・。
1曲目は個人的にはかなりの名曲だと想っているシング・アワ・ソング・トゥゲザー。
この曲は記憶が曖昧なのですが、CMソングだったかなと・・・。ゆったりとした夜のムードなんですが、今日のような暖かい日のwalkingにも、ほのぼのとした感じで良く合います。
中本マリさんは声が好きです。少しハスキーな感じがなんとも言えない魅力です。ハスキーと聞いて私が想いだすのは、ジャズの大御所へレン・メリルさんなんですが、そこまではハスキーでなく、丁度良いと言う感じでしょうか・・・。
とにかくこの曲はメロディが抜群に良いです。作曲はと見てみますと・・・バリー・マイルスさん。この作品のほとんど曲を創ってさらにキーボードで参加しています。どんなミュージシャンか良く知りませんでしたので調べて見たら、ギターのアル・ディメオラさんの作品に参加しているようです。またフュージョン・イズ(*)と言う作品が代表作のひとつだそうです。
曲は進んで、後半のサビの部分のベースのおかずが雰囲気を盛り上げています。ベースはエイブラハム・ラボリエルさん。ちなみにドラムはアレックス・アクーニャさんです。地味だけれども、良いリズム隊です。
2曲目は少しラテン調に近いボサノバ調の曲、レイディーズ・イン・ラヴ。
曲調からしてもパーカッションが重要で良い味を出しています。パーカッションはスティーブ・フォアマンさん。
中間部分の中本マリさんのスキャットが抜群に良いです。歌の上手さがわかりますね。でもシンセとユニゾンになっていますのでアドリブではないです。
後半部分でシンセとスキャットで掛け合いをしてますが、こちらはアドリブのようです。想わずうなってしまう程上手いですね。
また途中でのエイブラハム・ラボリエルさんのスラップがさりげなく効いています。
さらにギターで参加しているのがリー・リトナーさん。何曲か参加していますが、この曲の後半の中本マリさんとシンセの掛け合い部分のバッキングが渋いです!
3曲目は落ち着いた感じの、ユー・ゲイヴ・トゥ・ミー。
実にさりげなく、でも優雅に歌い上げています。派手さのない曲ですが、妙にしんみりする曲です。
4曲目はラヴド・ユー・ソー・ロング。
リムショットを1拍づつ入れたやや速いテンポのリズムがwalkingに良く合います。
ここではギターのリー・リトナーさんの短いですがソロを聴くことができます。ナチュラルトーンのソロで全体の雰囲気を壊さないように、いたってノーマルな感じのソロですが、良く聴くと個性がにじみ出ています。これはスタジオミュージシャンならでは、と言う感じです。
5曲目はベンジャミン。
ストリングスから入るバラード。リー・リトナーさんのギターが所々でさりげなく入っています。曲全体の雰囲気が、リー・リトナーさんとよくマッチしているので、作曲を見てみると・・・曲はドン・グルーシンさん。なるほど!と言う感じです。またキーボードも弾いています。
6曲目はブラスの入ったのりの良いウープス!。
この曲もドン・ドングルーシンさんの曲。サビ部分の中本マリさんの16ビートのリズムにのった歌い方は上手さを感じます。またこの部分のリー・リトナーさんの歯切れの良いカティングもかなり良いのですが、個人的には歌詞の「be number 1」と言う部分が肝!です。理由は特にありませんが・・・。この曲も良い曲だと想います。
7曲目はウィアー・ゴナ・メイク・ラヴ・トゥ・ナイト。少し跳ねたリズムの曲。コード進行的にはマイナー調なんですが、サビの部分が綺麗な進行とメロディです。
8曲目はバラード、ドント・ビー・アフレイド・オヴ・ラヴ。綺麗なバラードです。
この曲もまた良い曲です。けっこうロングトーンを連続させてメロディが出来ているので、中本マリさんヴィブラートテクニックが良く解ります。また高音フレーズでの声のハリ具合など、中本マリさんのテクニックと同時に表現力を味わうことが出来ます。この曲がこの作品ではベストテイクだと想っています。
9曲目はイズ・ジス・ジ・エンド。この曲もバラード。
ストリングスとスティール弦のアコギとナイロン弦のアコギが中心となっている3/4拍子の曲です。この曲もまた綺麗で良い曲です。でも前の曲もバラードでこの曲もバラードと言うのは、構成上どうなのかな?とも想いますが、2曲ともかなり楽曲が良いので許してしまう自分がいます・・・。
前の曲のドント・ビー・アフレイド・オヴ・ラヴは表現力を豊に迫力をもって聴かせるバラードですが、こちらは3/4拍子と言うこともあって、温かみを感じる歌い方です。
相反する歌い方のバラードですが、続けて聴くと、まさにはまります!肝!ですね。この2曲を聴いただけでも中本マリさんの実力がわかります。本当に上手いシンガーだと想います。
現在ももちろん活躍されていますが、ヴォーカル教室で教えたりもしているようです。
中本マリさんのように上手いシンガーはなかなかいないのですが、改めて聴いてみて良いなあと純粋に想いました。
この作品の楽曲はどの曲も実に良い曲なんです。これだけの曲を集めたって言うこともすごいと想いますが、これはオリジナルなのかカバーなのか、どうなのか・・・ネットで調べて見ても良く解りませんでした。まあ、良い曲かどうかって言うのは、かなりパーソナルな部分に左右されますので、なんとも言えませんが、少なくともわたしの肝!には、はまります!
ひとつ残念なことに、この作品はアマゾンにもありません。多分中古で見つけるのも大変かもしれませんね。このようなCDが再販されないのは、仕方がないですけど・・・残念です・・・。
(CD・TOTALTIME:39:44/Walking・消費カロリー:159.73 kcal)
| レイディ・イン・ラヴ 中本マリ 曲名リスト 1. SING OUR SONG TOGETHER 2. THE LADY'S IN LOVE 3.YOU GAVE TO ME 4. LOVED YOU SO LONG 5. BENJAMIN 6. OOPS! 7. WE'RE GONNA MAKE LOVE TONIGHT 8. DON'T BE AFRAID OF LOVE 9.IS THIS THE END? |
(*)本文に登場したCD
| アフロディーテの祈り 中本マリ by G-Tools |
| フュージョン・イズ(紙ジャケット仕様) バリー・マイルス by G-Tools |
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コメント (2)
初めまして、ヤマケンという48歳、やはりフュージョンとかを聴き続けている人間で、和田アキラさん、PRISMが一番のフェイバリットです。中本マリさんのLady in Love、私も最近池袋の中古レコード店で見つけ、一曲目の当時、マツダ・コスモのCMに使われていた曲(ずっとこれを探していました)を聴いて、ほっとしていたところでしたので、ご同慶の至りとでもいう感じでお便りさせていただきました。中本さんはジャズフィールドの方ですが、個人的にはフュージョン、AOR的なこのアルバムが一番の好みです。残念ながら廃盤のようですが。今後ともよろしく。またお邪魔します。
投稿者: ヤマケン | 2007年04月29日 01:18
ヤマケンさん。
コメントありがとうございます。こちらこそよろしくお願いいたします。
おかげさまで謎がひとつ解けました。あの曲はコスモのCMだったんですね。
HP拝見しました。P-プロのギターはわたしは持っていないのですが、友人が好きで持っていて弾かせてもらったことがあります。いい音なんですよね・・・。また、コメントをください。
投稿者: ayuki | 2007年04月29日 09:00