今日は、本当に久しぶりに聴く朝本千可さんのデビュー作ジプシー・ムーンでwalkingです・・・
朝本千可さんは女性サックスプレーヤーの草分け的存在です。もちろんサックスプレイヤーとして今も活動されているようです。デビュー作であるこのジプシー・ムーンはそれなりに評判だったように記憶しています。その後久しぶりに名前を聞いたのが、上田正樹さんとの結婚。最近はプロデュース的な活動を主にされているようですね。実はこの作品はほとんど聴いていませんでした。本当に何十年ぶりかに聴きました。
1曲目はタイトル曲のGypsy moon。
ギターのミュートカッティングとパーカッションでスタート。そして女性コーラスが入って、さらにはピアノでテーマ。感じはまさにナイト・バーズでブレイクしたシャカタクって言う感じ。サビに入ると朝本千可さんのサックス登場です。ソプラノサックスで綺麗なテーマです。
2曲目はSelf Control。
16ビートの軽快なテンポの曲です。今度はアルトサックスです。やはり女性コーラスが入っていて、雰囲気は1曲目と同じ感じです。ちなみにコーラスはEVEさんです。
3曲目はIt's about time。
ブラスが入っての16ビートナンバー。ギターの短いソロを受けて朝本千可さんのソロ。音が正確な感じがします。その分、ストレートすぎて熱さを感じることができませんけど。
4曲目はNo Side。ギターのカッティングとコーラスが印象的なナンバーです。
5曲目はFacing You。テンポが速めのシャッフルバラード。
ソプラノサックスの低い音が綺麗です。メロディも良いですね。たっぷり2コーラステーマを演奏したので、いよいよソロへ・・・と期待したのですが、そのままエンドです。ここまで聴いて想い出したのですが、この作品には、ソロらしいソロは確か無かったような記憶が・・・。
6曲目はFortune Smile。軽快な朝の雰囲気の曲です。
この曲もサビ部分にコーラスが入っていて、シャカタクみたい。大ヒットしたドラマ「男女7人夏(秋)物語」で使われていそうな感じです・・・使われていた?ちょっと詳細はわかりませんが・・・。
7曲目はSpecial Momenets。
この曲は今までのコーラスではなくて完全なヴォーカルもの。ウォーカルは小山水城さん。カシオペアの鳴瀬善博さんがカシオペアへまだ加入する前にリリースしたソロアルバムに参加していました。まあ可もなく不可もなく・・・と言う感じです。バラードなんですが、曲のはじめの部分がけっこう良いメロディなんですが、サビの部分があまり好きではありません。
8曲目はSteps。エレピだけの短い曲。
9曲目はBanana Fish。4つで刻むシンセベースのような音がなかなか軽快なビートを刻んでいるナンバーです。中間部分の口笛の音色のシンセとサックスのユニゾンの部分のコード進行を含めた雰囲気が良いです。
10曲目はObsession。ちょっと幻想的な映像的な曲です。サックスは・・・なし?でした。
朝本千可さんは、バークレー音楽院を卒業しています。ただ入学した時にはまだサックス歴1年だったらしいです。入学が1982年。この作品がリリースされたのが1988年ですので、この時はサックス歴が7年だったと言うことになります。
まあ何年吹いていたかと言うことだけでは言えないところもありますが、少なくてもこの作品を聴く限り、サックスのついてはキャリア不足と感じざるをえません。バールレー音楽院では作曲とアレンジを学んでいたようで、この作品でもほとんどの曲を書いています。
CDに求めるものって人によって違います。また、個人でもその日によって違いますよね。
今日の私は、このCDに楽曲の良さとか、サックスのソロプレイなんかを求めていましたので、かなり肩透かしでした。
作家としての表現をしたかったのか、サックスプレーヤーとしての部分なのか、非常に曖昧で散漫な作品になっています。実はあまり聴かなかったのもこのあたりに起因しています。
今日の気分が、ボーッとしたくて、のんびりしたい!と言うような日にBGMとして聴いたり、ながらで聴き流すには心地よい作品だと想います。
(CD・TOTALTIME:39:53/Walking・消費カロリー160.33 kcal)
| ジプシー・ムーン 朝本千可 曲名リスト 1. Gypsy moon 2. Self Control 3.It's about time 4.No Side 5. Facing You 6. Fortune Smile 7. Special Momenets 8. Steps 9.Banana Fish10. Obsession |
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コメント (2)
こんばんは。
以前関東では12チャンネルで彼女とMALTAさんが
豪腕コーチングという番組で対決しておりました。
MALTAさんのオーソドックスな楽譜中心の教えに対して、
サックスの運指も楽譜も与えず、
課題曲を歌うことで演奏を教えたアプローチは興味深く、感動しました。
彼女のプレイは今だに聴いたことがありませんが
プレイする姿勢はハートで歌うということがベースにあるようです。
この点からすると彼女にとってのサックスは表現の手段であり、
演奏レベルより自分のハートを乗せることのほうに重点があるきがします。
でも、彼女のコーチで7日間で一曲マスターしたんです。
初心者が。
このアプローチも大いにありかと思いました。
投稿者: bonejive | 2007年04月01日 22:05
bonejiveさん
コメントありがとうございます。
そう言えば、以前MALTAさんのライヴを聴きに行った時に丁度その収録のあとだった様で、そんな話をMCでしていました。
本来、感性を即興で演奏するジャズ畑で学んできたMALTAさんと音楽理論アレンジをバークレーで学んで、サックスはあくまでもプライベートレッスンで学んだ朝本さん。そのことを考えると、番組での二人のアプローチが逆だったのは、意外な感じがしますね。
確かにbonejiveさんの言う通りに、自分の「音楽表現としての楽器」と言う面でのアプローチもありですね。
投稿者: ayuki | 2007年04月03日 10:04