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ア・マップ・オヴ・ザ・ワールド/サウンドトラック/パット・メセニー
A MAP OF THE WORLD/PAT METHENY

マップ・オブ・ザ・ワールド


今日はパット・メセニーさんのア・マップ・オヴ・ザ・ワールドwalkingです・・・

良くCDや楽曲に対して「映像的な作品」と言うことを言いますが、どの様なものをそう言うのか?と言うことは定義しようにも難しいですね。それは非常にパーソナルな部分での感性なので、個人個人違いますし・・・。その意味では、この作品は個人的には、まさに超映像的な作品なんです。
考えてみれば、このア・マップ・オヴ・ザ・ワールドは同名映画のサウンドトラックですからもともと映像的な音楽なんですが・・・。

映画はスコット・エリオットさん監督、シガニーウィーヴァーさん、ジュリアン・ムーアさん出演です。実はこの映画、なかなか観る機会が無くて観ていないんです。どんな映画なのか?とか、内容は?とか・・・全く知りません。いろいろな雑誌や何かで知ろうと想えば、ある程度は調べることが出来るのでしょうけれど、あえてしていません。
それはこのサウンドトラックから最初に受けたイメージに余計なものをなるべく挟みたく無い!と想ったからです。それくらいインパクトがありました。
しばらくしてからそのイメージと映画を照らし合わせてみよう、などと想っていたのですが、ついズルズルとそのまま観ていなくて・・・。

サウンドトラックですので映画に使用された音楽が全てと、その他の曲も少し録音されていますので
全部で28曲録音されています。しかし、1曲が映画用に大変短くなっています。

パット・メセニーさんのサウンドトラックに、もうひとつ私の大好きなPassaggio Per Il Paradiso(*)がありますが、基本的な創り方はその延長にあります。しかし、全体的なイメージはパット・メセニーさんの名作・シークレット・ストーリー(*)の様な感じがあります。
特に、シークレット・ストーリーの後半部分の、やや情緒的で哀しげで壮大で映像的で・・・あの感じが全体に漂っています。でももう少しこちらの方が、個人的にはやさしい感じがします。

1曲目のメインテーマ・ア・マップ・オヴ・ザ・ワードの美しいこと!
ここでのパット・メセニーさんのアコギの音の美しさとメロディの綺麗さ、そしてコードの美しさはまさにメセニー・ワールドです。さらにものすごい映像的!具体的に何が浮かんでくるのか?と、もし聞かれても明確には答えることが出来ないのですが、でも広大で雄大な風景が浮かんできます。
最初がアコギオンリーでそこへギターをオーヴァーダビングしていき、2コーラスめからストリングスが入ってくるところは本当に肝!涙ものです。ちなみにオーケストラアレンジ・コンダクター等で参加しているのはギル・ゴールドスタインさん。

そして、次ぎの曲はパット・メセニーさんのアコギのフォーク調のカッティングから入る少し軽快な感じの曲・家族。さらに続けて。この曲ではパット・メセニーさんのソロを聴くことが出来ます。そのバックではギターのオーバーダヴしたカッティングとベースのスティーヴ・ロドビーさんのベースを核にストリングスが絡んでいきます。

8曲目の記憶は1曲目のモチーフをピアノで演奏しています。このピアノはパット・メセニーさん本人の演奏。
すこしトーンを落とした暗い音で、この曲の持っているカントリーフレーバーの明るさを消しています。

13曲目の日曜では、途中いきなりの打ち込みのリズムにベースのスティーヴ・ロドビーさんの渋いベースラインが絡んできます。でも全体の中でも違和感が無いんですよね・・・不思議と。

27曲目の許しではモチーフとなっているテーマを連続させてまとめて、まさにエンディングの感じです。このあたりのアレンジなんかは上手いと想います。

28曲目は抱擁。最後の曲なんですが、マイナー調のオーケストラ曲で暗い感じのイメージです。この作品の曲はそれぞれ短い言葉でタイトルがついています。多分、この順番に物語が進んで行くのだと想うのですが・・・。もしそうだとしたら、この最後の曲を聴く限り、ハッピーエンドではない物語なのかな?と想います。


それにしても、圧倒的に映像的な音楽です。あくまでもCDジャケットの数枚の写真と映画の舞台が中西部だと言うことが、このライナーノーツやジャケットから解りますので、そのイメージではあるんですが・・・。でも先ほども書きました通り、具体的に、こんな感じと言うことはできません。でも、じっと聴いていると本当に何かしらの映像が浮かんくるんです・・・。

DVDも発売されていますし、レンタルと言う手もありますので映画を観ることは可能なんですが、今回改めてじっくり聴いてみて、もう少し、パット・メセニーさんの抱いたイメージをわたしのイメージと照らして楽しみたい!って想います。
逆に映画を観たら多分この「何かしらの映像?」はこの作品を聴いても浮かんでこないのでは?と想うと少々寂しい感じもしますし・・・。もう少し楽しんだら、まずは原作を読んで、それから映画を観てみようと想います。

ところで、walkingにはどうなのか?と言う事ですが、これが意外に良いのです。
コースの途中に陸橋があるのですが、その上で立ち止まってこの作品をBGMにして景色を眺めていると、映画の中の一場面を演じているかのような錯覚にとらわれてしまいます。
心が落ち着いて、ゆったりとwalkingできました。
(CD・TOTALTIME:66:37/Walking・消費カロリー:267.8 kcal)

マップ・オブ・ザ・ワールドマップ・オブ・ザ・ワールド
パット・メセニー スティーブ・ロドビー デビッド・サミュエルズ

曲名リスト
1. A Map Of The World
2. Family
3. North
4. Home
5. Sisters
6. Childhood
7. Fall From Grace
8. Memory
9. Gone
10. Flight
11. Alone
12. Outcasts
13. Sunday
14. Discovery
15. Acceptance
16. Realization
17. Soliloquy
18. Night
19. Sunrise
20. Resolution
21. Pictures
22. Patience
23. Transition
24. Reunion
25. Renewal
26. Homecoming
27. Forgiving
28. Holding Us

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(*)本文に登場したCD

Passaggio Per Il ParadisoPassaggio Per Il Paradiso
Pat Metheny
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シークレット・ストーリーシークレット・ストーリー
パット・メセニー
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あとがき
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