Walking de Music

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ダイアン・リーヴス/ダイアン・リーヴス
DIANNE REEVES/DIANN REEVES

Dianne Reeves

今日は、それなりに良い天気でした。雲も結構あったのですが、風が強かったために雲の動きを見ているとまるで海に浮かぶ島のよう・・・。
まさにスカイ・アイランド!
と言うわけで、やや強引ですがダイアン・リーヴスさんのダイアン・リーヴスでwalkingです。

1987年の作品、日本でのデビュー作です。アメリカではこの前にすでに2枚ほど作品を出していたようでしたので、この時点ですでに10年近いキャリアがあったとのことです。まあ、新人と想えない歌は長い下積みがあったからこそだったんですね。

テープの逆回しの様な効果のパーカッションからのイントロ。そしてギターのユニゾンとそのロングトーンを引き継いでリズムが入るところがかなりカッコ良いスカイ・アイランドでスタートです。風で動く雲が良く似合います!
昔から好きな曲なんですが、なんと言っても16ビートが強烈です。でも良く聴いてみるとドラムのハイハットワークが良く聴こえないんです。ハイハットで16ビートを刻むと比較的簡単にビート感が出ると想うのですが、この曲で16ビート出しているのは、細かいベースラインとギターのカッティング。これが重く、すこしベッタリ?した16ビートになっているんですね。ノリが良い!って言う感じです。ちなみにベースはフレディー・ワシントンさんでギターはポール・ジャクソンンさん。
肝心のダイアン・リーヴスさんの歌なんですが、ものすごく軽い感じで歌っています。ダイアン・リーヴスさんは3オクターブの声域だそうです。でもそのヴォイスコントロールが絶妙です。この曲では高音の響きが特に良いです。

一転してのややマイナー系のコード進行で、やや陰鬱なムードのアイム・O・K
前の曲のスカイ・アイランドとは違って、今度はもう少しパワフルに歌っています。軽さもなくどちらかと言うと重々しく・・・さらにヴォイスコントロールが炸裂しています。特にロングトーンの歌い方は見事です。

3曲目はベター・デイズ
かなり爽やかな感じの曲です。休日の朝にwalkingをしている錯覚に陥るような曲調です。丁度桜が散っていてwalkingロードが桜の花びらで埋まっていましたが、そんな雰囲気もぴったりの爽やかさと暖かさをもった曲です。
この曲ではサビの部分は、バックが16分音符の裏でユニゾンをしている中で歌うのですが、このユニゾンが結構派手で力強いんです。並みのシンガーだったらかき消されてしまうと想うのですが、しっかりと存在感を出しています。このあたりも上手いですね。

イントロ部分が少し東洋的な感じもするハーヴェスト・タイム
3/4拍子なんですが、この曲も綺麗なメロディで雰囲気はゆったりのんびり休日のムード。ダイアン・リーヴスさんは朗々と歌い上げています。

5曲目はチャンズ・ソング
この曲は名画、ラウンド・ミッドナイトの中の曲ですね。作曲はハービー・ハンコックさん。もちろん参加しています。かなり地味なんですが、ドラムのレオン・チャンクラーさんのリムショットをベースにしたドラミングがけっこう渋いです。

またしても一転してスタンダード、イエスタディズ
ここではかなりフェイクしながら歌っています。このあたりを聴くとやっぱりジャズシンガーと言う感じがしますね。サラ・ボーンさんを少し優しくしたような感じが個人的にはします。途中のフレディ・ハバードさんのフリューゲルがいい感じです。

さらに曲は4ビート、ガッド・イット・バッド
フレディ・ハバードさんのフリュ-ゲルがイントロで良い味を出しています。全体の雰囲気がちょっと違う?と想ったらベースがスタンリー・クラークさん、ドラムがトニー・ウィリアムスさん、そしてピアノがこの作品のプロデューサーでもあるジョージ・デュ-クさん。
この作品全体の中程あたりの”休日の朝のwalking”と言う雰囲気がだんだんと”夜の都会の雑踏”の様な雰囲気に・・・。

最後の曲はぐっとアップテンポでのスタンダード、ザッツ・オール
この曲ではジャズシンガーとしての力を爆発させています。ヴォイスコントロールを含め、フェイクなども含めて、実にスイングしています。特にピアノソロの後のインプロビゼーションはかなりです!曲終りにご愛嬌で笑いが入るのですがこのあたりも実にジャズっぽくて良いです。


ダイアン・リーヴスさんは実に器用な感じがします。フュージョンっぽい曲を歌うときと完全な4ビートを歌うときでは見事に歌い分けています。どちらが良いかは、なんともなんですが・・・。

最後まで通して聴くと1曲目のスカイ・アイランドがかなり浮いて感じます。デビューと言うこともあったのでしょうけれども大変バラエティーに富んではいますが、どっちつかずと言う感じもしないでもないです。
これが並のシンガーだったら、ジャズありフュージョンありでバラエティに富んでるなあ・・・で終りなんでしょうけど、ジャズもフュージョンもかなり歌えるダイアン・リーヴスさんは、どっちの形でもかなり完成度が高いので、より分離されていると言う印象を感じてしまったわけです。
力あるものの宿命的なことだと個人的には解釈しましたが・・・。
(CD TOTALTIME:43:27 / Walking消費カロリー:174.67kcal)

Dianne ReevesDianne Reeves
Dianne Reeves

曲名リスト
1. Sky Islands
2. I'm Okay
3. Better Days
4. Harvest Time
5. Never Said (Chan's Song)
6. Yesterdays
7. I Got It Bad (And That Ain't Good)
8. That's All

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