冬の間はwalkingしてもなかなか体が温かくならないのですが、最近はようやく少し汗ばむようになってきました。しかし、熱くなるにしたがってだんだんとwalkingがハードになってくるのも事実。今ぐらいの気候が本当に丁度良いです。
今日は、本田雅人さんのGrowin'でwalkingをしました・・・。
この作品は本田雅人さんがT-スクエアを脱退してからのソロ作品。事実上のソロデビュー作と言うことでしょうか。
本田雅人さんのほぼノンエフェクトのアルトサックスのフリーソロからwalkingのテンポに丁度良い激しい1曲目はSmack Out。
録音の為かけっこうごちゃっとした感じがあります。テーマはサックスとギターのユニゾン。良く聴くとまずリズムが強力!東原力哉さんと清水興さんのコンビ。ピアノが薄っすら聴こえるのですが、クレジットを見るとプログラミングを本田雅人さんがしているとのこと。打ち込みっぽい感じの中にハードなリズムがある感じは、T-スクエアの名曲、メガリスの様な感じです。ソロはアルトサックスと鳥山雄司さんのハードなギターの掛け合いです。本田雅人さんのフレーズはいつもながら良いですね。
2曲目は明るい感じの曲Farmscape。
テーマがEWIとギターのユニゾンでかなりT-スクエアっぽい。さらにそれに追い討ちをかけるようにリズム隊が則竹裕之さんと須藤満さんのコンビ。
実は、本田雅人さんのEWIのソロってあまり個人的に好きではないんです。理由は簡単で、サックスのソロの方がはるかに良いからです。しかし、この曲でのEWIのソロはけっこうと言うか、かなり良いです!特にエンディングの部分。
今まで、T-スクエアでのソロをしっかり聴いていなかったのか?
それとも本田雅人さんが脱退してソロになってはじけたのか?
次ぎは3/4/5(ワルツでGO!)。
この曲はギターの鳥山雄司さん以外は全て打ち込みの曲です。けっこう複雑な感じのリズムですが、3拍子ですので、まあワルツと言えばそうなんですが・・・。1曲目に雰囲気は近い感じの曲です。
なにやら聴いたことがあるような感じのイントロからクリーントーンのギターがテーマを奏でるCrescent Moon。
かなり親しみやすいテーマです。歌謡曲っぽい感じもありますが・・・。ここではテーマのギターに絡んで本田雅人さんはフルートを吹いています。さらにライナーノーツをみるとテーマのギターは本田雅人さん本人。多才ですね。
フルートのソロは可も無く不可もなくと言う感じです。サックス奏者は良くフルートを吹くのですが、節回しがやっぱりサックスのフレーズっぽい。
ノリの良い曲が始まりました。Joyです。
本田雅人さんは所々でバリトンサックスを吹いています。曲の感じはやっぱり1曲目と同じ感じです。
この曲でのソロはアルトですが、ここでも良いフレーズが連発しています。
そしてバリトンサックスとスラップベースのユニゾンが実にいい感じです。これはかなり肝!です。ベースは亡き青木智仁さん。このようなプレイを聴くと本当に残念だなぁ・・・と想います。
6曲目はサックスのソナタ第18番「おはこ」。
リズムはスカ。鳥山雄司さんのカッティングはけっこう大変そうです。途中4ビートになりますが、ベースが良いです。これも青木智仁さん。
本田雅人さんがオーバーダブでソプラノとアルトとテナーを吹いています。ソロの部分はそれぞれのサックスが交互にソロを取っているのですが、これはけっこう面白いですね。と言うのは、アルトよりテナーのソロの方が良い感じがしたからです。
本田雅人さんのアルトって高音が綺麗ですよね。あまりフラジオとかも使用していない感じですし。ですから、ソプラノとの違いをあまり感じないんです。ところがテナーの場合、明らかにサックスなんですね。変な言い方ですが。つまり味があると言うか・・・。そんな感じがしました。
7曲目はTurning of the Dream。
ピアノとのデュオでバラードです。ピアノは和泉宏隆さん。本田雅人さんのサックスの音の話を前の曲でしましたが、ここでもその高音の綺麗さが良く解ります。
個人的には渡辺貞夫さんのサックスの音が好きで、一番綺麗な音だと想うのですが本田雅人さんもかなり綺麗な音です。
8曲目は暖かな春にピッタリの感じのAfternoon。
テーマはソプラノサックスです。ソロもなかなか良い感じです。サックスのソロを受けて、梶原順さんのギターソロです。このソロ良いですね。スケールチェンジの部分のフレーズが絶妙です。雰囲気的にはラリー・カールトンさんのようです。すこしナチュラルに歪んだ音と言い、4:00分過ぎのフレーズと言い、ラリー・カールトンさんにもろ影響を受けたと想わせるフレーズが連発しています。
9曲目はCondolence。
EWIのテーマの曲です。ややラテン調でカッコの良い曲です。リズムは則竹さん須藤さんコンビ。森村献さんのピアノソロが渋いです。
10曲目は夏のサンタクロース。
非常にバラードが少なく全体に派手な曲が多い中でほっとする感じのバラードです。テーマはEWI。ですから雰囲気はまさにT-スクエアのバラードと言う感じです。良い曲なんですが、ひとつ難を言えば、EWIの音がやっぱり個人的にはあまり・・・と言う感じです。
則竹裕之さんのソロを聴いた時に、T-スクエアの雰囲気を大分感じたのですが、この本田雅人さんの作品はそれ以上にT-スクエアの感じがあります。
変な話ですがT-スクエア名義でリリースしても、多少違和感があるんですが何とか通るかな・・・と言うくらいの感じです。
最初の作品と言うこともあってのことか・・・でもかなり聴きやすい作品に仕上がっています。
この作品ではEWIもけっこういい感じなんですが、それでも絶対サックスの方が良い!
と言うことをまたしても感じてしまった作品です。
(CD TOTALTIME:60:13 / Walking消費カロリー:242.07kcal)
![]() | GROWIN 本田雅人 鳥山雄司 梶原順 曲名リスト 1. Smack Out 2. Farmscape 3. 3/4/5(ワルツでGO!) 4. Crescent Moon 5. Joy 6. サックスのためのソナタ第18番「おはこ」 7. Turning of the Dream 8. Afternoon 9. Condolence 10. 夏のサンタクロース Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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コメント (2)
こんばんは。
私も本田さんのEWIはあまりすきではありません。
伊藤たけしさんはEWIの方がいいかもしれませんが、、、
本田さんやMaltaさんは音大出身というバックグランドが演奏スタイルに滲んでいますね。
すご~いテクなんですがぴたっと楽譜通りというところがある意味欠点かもと思います。
メガリスを聴いたときの衝撃はかなりありましたが、強い刺激への感動は繰り返し聴くと、
もっと上を求めるようになります。
ある意味テクがありすぎて苦しいのかもなんて感じます。
投稿者: bonejive | 2007年05月03日 00:16
bonejiveさん。
コメントありがとうございます。
聴く側としては、やはり上を求めると言うのはありますよね。そこがミュージシャンの葛藤なんでしょうけど、極めてしまって、ある意味悟りの境地になると、1音奏でただけでも圧倒的な存在感を出せるようになるんでしょうね。
投稿者: ayuki | 2007年05月03日 11:31