Walking de Music

walking de music!
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2007年06月Archives

12

2007年06月28日

Column:walking、脱水症状にご注意!

ここのところ3回のwalking
勝手に夏!と銘打って
夏を感じるかも知れない?作品を選んでwalkingしました。

最初の堀井勝美プロジェクト
ボートハウスのちょっとリッチな感じの夏。
そして角松敏生さんの作品は
リゾートでの若い恋人達と言う感じ。
さらに、渡辺貞夫さんの作品は
海外の高級リゾートで熟年夫婦がのんびりと・・・。
と言う勝手なイメージを膨らませたと言うわけです。

いづれにしてもこのようなWalkingMusicの選択になったのは
梅雨だと言うのに雨が降らず、しかも暑いから・・・。

昨日、検診でホームドクターのところへ行っていろいろと話をしていたら
どうも、私のwalkingはやや脱水症状に近いかもと・・・。
と言うのは、歩いたあとの軽い頭痛と重さ、さらに手足の若干のむくみ・・・。

ボクサーではないんで無理をしないでください・・・と言うややキツイご注意を受けたわけです。

でも、脱水症状のほかにもうひとつ原因として
walkingをしながら、かなり音楽に集中していると言う部分もあるかと・・・。

と想ったのですが、関係はなさそうです。
まだまだCDはたくさんあるので
体力と気力の続く限り
レビューしていきたいと想います。
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あとがき
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2007年06月26日

SELECTED/渡辺貞夫

SELECTED(BEST)

相変わらず雨の降らない梅雨。しかも夏のように暑いと言うwalkingには最悪の状態。と言うことで、夏を感じるかもしれない?3枚目は渡辺貞夫さんのSELECTEDwalkingしました。

渡辺貞夫さんが1988年にリリースしたベストアルバムです。とは言ってもキャリアがこの時点ですでに長いので、主にはFILL UP THE NIGHTからELISあたりまでのベストです。私もこの頃は渡辺貞夫さんを良く聴いた時期です。

1曲目は名曲のMY DEAR LIFE(Vocal Version)
ヴォーカルバージョンでこの作品のための録音です。シンガーはブレンダ・ラッセルさん。渡辺貞夫さんの創る曲は、たいへんメロディアスで解りやすいと想います。この曲もまさにその通りですので、ヴォーカルが乗ってもあまり違和感が無く聴けてしまう感じがします。

2曲目はSAY WHEN
この曲は昔から結構好きで、オーディオの試聴用に使用しています。まずイントロ部分のドラムとパーカッションのリズムが良いですね。ドラムはスティーブ・ガッドさんでパーカッションがラルフ・マクドナルドさん。しばらくするとシンセといかにもクロスオーバー的なエレピ。これはリチャード・ティーさん。さらに重低音のベース。これはマーカス・ミラーさん。と言う具合でイントロ部分だけでもかなり参ってしまうサウンドなんです。渡辺貞夫さんはソプラニーノ。音的にソプラニーノはあまり好きではなんですが・・・。どうしてもチャルメラ的な感じがしてしまうので・・・何故か。この曲のソロのスタート部分が、結構唐突な感じで、テーマとは明らかに違う音質で入ってきます。ちょっと違和感を感じるのですが、聴いているうちにフレーズの良さに耳を奪われてそれも忘れてしまいます。

3曲目はRENDEVOUS
今までのところ夏らしさは・・・あまり感じないのですが、この曲が始まるといかにも夏のリゾートと言う感じがするのですが・・・。それにしても渡辺貞夫さんのアルトサックスは良い音です。なんと言うか、耳に優しいと言うか、心地よいと言うか、この音は渡辺貞夫さんしか出すことが出来ない音だと想っています。ソロがまた複雑だったり、超絶フレーズだったりしていなくて、やっぱり優しい。でもやっていることは超絶!と言う・・・でも、それを感じさせないことも魅力です。このソロのバックでのギターのカッティングがまた渋いですね。ギターはエリック・ゲイルさん。

4曲目はROAD SONG
遠くに海が見える夏の山道を走っていると言う感じの曲。渡辺貞夫さんのソロは非常にメロディアスで、特にサビの部分のコード展開に合わせたフレーズなどは肝!だったりします。そのソロを受けてカルロス・リオスさんのギターソロ。ミュートをした低い音から入って、歯切れの良いフレーズが連続していきます。特に終り部分のチョーキングを連続して終わるフレーズが上手いです。

5曲目は TIP AWAY
これも夏の感じ満載。ヴォーカルは1曲目と同じブレンダ・ラッセルさん。こちらの方が1曲目より声質的にも合っているように想います。気持ちが良さそうに歌っていますね。レゲエ調のリズムが夏らしい感じです。ドラムは簡単そうでなかなか難しいリズムを叩いています。ドラムはハービー・メイソンさん。ちなみに相棒のベースはジミー・ジョンソンさん。地味だけど良いリズム隊です。

6曲目はGOOD TIME FOR LOVE
のんびりしていて好きな曲です。夏のコーヒーって言う感じで・・・。まさにCMの影響ですね。渡辺貞夫さんのソロですが、テーマのモチーフを上手く使用して、さらにフレーズを丁寧にまさに歌うように奏でています。

7曲目はDESERT RIDE
マイナー調の曲です。夏っぽい曲がこれだけ続くと、この曲も夏の夕暮れを勝手に想像してしまいます。この曲はソプラニーノなんですが、SAY WHENに比べると音的にはかなり曲調にあっていますね。ここでもカルロス・リオスさんのギターソロが良い味を出しています。

8曲目はROUND TRIP
ロングトーンを中心とした単純なテーマにコードとユニゾンがいろいろと絡んでいてカッコ良い曲と言う表現が合う曲です。渡辺貞夫さんのソロは結構熱いソロです。フレーズも早いパッセージやフラジオなどの高音フレーズもありで、今までの曲とは少し違った感じです。途中、キジが鳴いている!のも逆にラウドな感じで良かったりします。また、エンディング部分では、テーマをそのままにコード進行を変えてややメジャーに終わっていきますが、このあたりのアレンジも良いですね。

9曲目PASTORAL
過去に代表される渡辺貞夫さんの曲は結構コード進行が解りやすかったり、コードそのものが複雑では無いことが多いのですが、この曲はかなり複雑なコードを使用しています。その分曲自体がドラマティックな感じがして、さらにその雰囲気がソプラニーノの音と良く合っていて実に幻想的で壮大な感じのする曲です。

10曲目はSALVADOR
ベースでギターの様なボサノバ調のカッティング?から入る曲。このようなフレーズはベースのエイブラハム・ラボリエルさんの大得意技。テーマの部分の少し歌謡風な感じと、中サビの部分のフュージョンっぽいカッコ良いコード進行とコーラス部分のラテン調といろいろがミックスされていますが、曲としては良くまとまっていて逆に不思議な感じがします。

11曲目はMADE IN CORACAO
完全なボサノバです。ヴォーカルに絡むサックスが上手いですね。

12曲目ELIS
ピアノとのデュオから始まる綺麗な曲です。この曲もボサノバ調なんですが、途中サビから、ギターが8分音符を裏で刻み始めます。このカッティングはスカなどで使用するパターンですね。これに、ドラムが優しい8ビート、そしてベースがボサノバ調と、この曲ではリズムがミックスされていて面白いです。

13曲目CALIFORNIA SHOWER
これは1988年のライヴ録音です。演奏自体は可も無く不可も無くと言う感じです。
さらに14曲目同じライヴ録音でORANGE EXPRESS
確かに名曲で代表曲ですが、同じ収録するならオリジナルを入れて欲しかったと想います。でもオリジナルを入れると、全体のコンセプトがもっと広い期間でのベスト盤になってしまって曲の選択も変わってきてしまいますね。これはこれでライブが正解かなと・・・。それでももう少し良い演奏は無かったのかな・・・とちょっと想ってしまいます。

15曲目は名曲MY DEAR LIFE
こちらはインストバージョンなんですが、オリジナルではなくてこの作品のための録音です。オリジナルは1977年ですので約10年後のマイ・ディア・ライフと言うことです。実に綺麗な音のアルトサックスです。つい引き込まれてしまう・・・そんな感じのテーマです。改めて聴くとやっぱり名曲ですね。


渡辺貞夫さんの作品を聴いたのは実はかなり久しぶり。しかも最近の作品はあまり聴いていないのが実際です・・・。
このベストを聴く限り想ったことは、渡辺貞夫さんのサックスの音の高低の幅って結構狭い・・・と言うことです。決して高い音が出せない、低い音が綺麗に出ない、と言うことではないことは誰れもが周知のことですね。

ひとつにこれは楽器を吹くと言うことより、楽器で歌う、と言うところから来ているのだと想います。
ひとつひとつのメロディやフレーズがやっぱり歌っている!歌っているから逆に楽器的なフレーズが少ない・・・結局音の高低の幅が狭い・・・と言うことになっているのだと想います。

ところが実にこれが、歌っていて、解りやすメロディやフレーズのため、聴いている私たちも一緒に歌える・・・だから音が綺麗で優しく、メロディアスで魅力的なんだと想いました。

そして裏打ちされたテクニックがありますのでフレーズ自体に余裕があるんですね。その余裕も私たちに訴えてくる魅力となって、音に現れて、カリスマ性のある、包容力のあるフレーズになっているのだと想います。
(CD TOTALTIME:76:13/ Walking消費カロリー:306.39kcal)人気ブログランキングへ

SELECTED(BEST)SELECTED(BEST)
渡辺貞夫

曲名リスト
1. マイ・ディア・ライフ (ヴォーカル・ヴァージョン)
2. セイ・ホエン
3. ランデヴー
4. ロード・ソング
5. ティップ・アウェイ
6. グッド・タイム・フォー・ラヴ
7. デザート・ライド
8. ラウンド・トリップ
9. パストラル
10. サルヴァドール
11. メイド・イン・コラソン
12. エリス
13. カリフォルニア・シャワー (ライヴ・ヴァージョン)
14. オレンジ・エキスプレス (ライヴ・ヴァージョン)
15. マイ・ディア・ライフ (インスト)

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2007年06月23日

LEGACY OF YOU/角松敏生

Legacy of You

今日は、先日よりさらに暑かったので、もっと「夏」を感じることが出来るかも知れない角松敏生さんのLEGACY OF YOUwalkingしました。

日本のシンガー、特に男性シンガーの作品ってほとんど聴かないんですが、角松敏生さんの作品は数枚CDを持っています。何故か私の周りに熱烈なファンが数人いてその影響もあって聴くようになったと言うわけです。その中でも、特に好きで良く聴いたインスト作品がこのLEGACY OF YOUです。久しぶりに聴いて見ました・・・。

1曲目はPremonition of Summer(KIYOMI)~Suma(MIDORi)
聴いた瞬間に角松ワールドに入ってしまう個性的な声のコーラスと厚いシンセストリングスからリズムの頭を取るのが難しいギターのカッティング。雰囲気は夏!そのものと言う感じです。この曲はテーマを挟んでいろいろな楽器のソリストが短いソロを順番に奏でると言う構成なんですが、特にサックスの本田雅人さんのソロから角松敏生さんのギターソロ、そして再び短い本田雅人さんのソロに続いて、シンセドラムの激しいリフにあわせての村上”ポンタ”秀一さんのリフ・・・。この流れが肝!です。また後半の角松敏生さんのギターソロを聴いて想ったのですが、確かにギタリストではないのでフレーズ等のテクニック的な難易度は高くないのですが、それでも即興的な感じがすごくします。事前にある程度は考えていたソロだとは想いますが、とにかく、フレーズが丁寧で、さらにきちんとワンセンテンスづつまとめているところが大変良いです。自分のテクニックで出来る最上のプレイなんだと想います。さらにシンガーゆえのギターの歌いまわしの上手さ、さらにテーマのリズムなどを生かした
フレーズなどはソロ作りの起承転結の参考になります。若いアマチュアのギタリストさんたちには、このようなプレイは少々退屈かも知れませんが、コピーすると学ぶところは多いのではないかと想います。

2曲目は飛翔(SAYURI)
村上”ポンタ”秀一さんと青木智仁さんのリズム隊の強いビートに、爽やかなテーマが夏の夕暮れっぽい感じです。

3曲目はAt Canal St Club(MISAKO)
一転、打ち込みとナイロン弦のアコギがテーマの曲。もう少しアコギを綺麗な音で録音して欲しかった!と言う感じも若干しますが、メロディを聴くと本当に楽器を良く解っていると想ってしまう、ナイロン弦のアコギに合うメロディです。

4曲目は流氷(YURIKO)
村上”ポンタ”秀一さんのスネアワークと攻めてくるような青木智仁さんのベースのリズムがかなり心地よいです。途中ユニゾンなどもあって展開が面白い曲です。またテーマ後のギターの音の処理を初めに、いろいろなマテリアルが入っていて秀作ですね。ところでサックスソロがあるのですが、クレジットがありません。一瞬シンセ?とも想いましたが、やっぱりサックスでした。本田雅人さんでは無いような気がしますが・・・。

5曲目はMystical Night Love(CHISATO'S Dream)
まったりとした歪み系ギターとマイナーメロディは少しラリー・カールトンさんの世界の様でもあります。本田雅人さんのソプラノサックスソロに続いて角松敏生さんのギターソロですが、ハード目なソロを奏でていてなかなか良い感じです。最後のロングトーンからかかるフィードバックが綺麗です。

6曲目はTsugaru(KEIKO)
この曲には三味線で高橋チクヨウさんが参加しています。一歩間違うと陳腐になりやす取り合わせなんですが、出だしこそ、そんな雰囲気もややありますが、斎藤ノブさんのパーカッションが入って、さらにテーマに入ると全くそんな感じは無くなって実に見事に三味線を生かしていると想います。三味線のフレーズをモチーフにして全体のリフとリズムを引き出して、さらに三味線をサンプリングのように使用するアイデアには脱帽します。テーマもこのようなコラボの場合には三味線っぽいフレーズだったり、民謡っぽかったりすることがあるのですが、この曲のテーマは実に普通にフュージョンなんです。個人的にはベストテイクではないかと想っています。また三味線ソロの部分とそのバックと言うか、ソロの青木智仁さんのスラップが良いです。三味線はバチでのアタックとバチバチと言うある意味SE的な音が特長で、考えてみればそれはスラップベースもそうですね。また、この曲のテンポがwalkingに良く合うんです。意識しなくても歩幅がこの曲のテンポに合って来るんです。久しぶりにwalkingに合う曲を見つけた感じです。

7曲目はStress by ストレス(CHISATO.M)
変拍子でリフの難しい曲です。この曲も展開が複雑で聴き応えがある曲です。

8曲目はTwilight River(YUKARI)
スローミディアムの曲。歌ものっぽいわかり易いメロディ、特にサビの部分は歌詞が付きそうな感じです・・・と想っていたらコーラスが入っていました・・・。

9曲目はDaylight of Alamoana(YUKO)
この曲は前の曲とはうって変わってテーマらしいテーマの無い曲。エレクトリックシタールとクリーントーンのギターでソロを綴っていると言う曲です。それにしてもエレクトリックシタールを聴くと、パット・メセニーさんのラスト・トレイン・ホーム、もしくは野口五郎さんの私鉄沿線を想い出してしまうのです・・・。

10曲目はNH-CA's Struttin'(Crossing at Airport)(SANAE)
印象的なテーマの曲です。この曲はCM、またはTVで使用されていたような、いないような・・・。青木智仁さんの細かいスラップも印象的です。

11曲目はParasail(at Ramada Beach)(REIKO)
少しラテンぽいリズムがいかにも夏って言う感じですね。歪み系のギターのテーマも夏の感じです。良いメロディですね。サビはついにと言うか、最後にと言うか・・・歌っています。この歌とコーラスでさらに夏らしさは加速します。

12曲目はSATO
シンセではない弦のストリングをバックにナイロン弦のアコギがテーマの曲です。ストリングスのアレンジが絶妙で綺麗です。1曲目がシンセストリングを印象的に使って最後の曲は弦のストリングスを美しく使用しているあたりは一貫性がありつつ、非常に上手い!憎い!使い方です。


ライナーノーツで角松敏生さんご本人はこの作品について
「私の究極の裏芸です!!」
と言っています。確かにギターに関しては角松敏生さん自体、裏芸的な感覚もあるのでしょうが、個人的には表道を行くフュージョンの名盤だと想っています。

ひとつは、参加ミュージシャンのプレイが実に良いと想います。
ジャムセッション的な要素があまりなくて、ソロを奏でるときも、他の楽器からの仕掛け?なども気にせず、打ち込みの雰囲気の中でソロプレイをすると言う、ある意味ライヴ感が無いのですが、その分、自分のソロに集中している感じがします。それが決して長々と奏でることも無く、心地よい長さと場所に上手く組み込まれている感じがします。

ふたつ目は、角松敏生さんもライナーで書いていますがtoo muchな、凝りまくった、アレンジや録音が、嫌味なく、素直に聴こえて来る感じがします。これは角松敏生さんのギターも同じです。本人曰く
「これぞ、てんこもりを身上とする角松敏生の生き様でございます。」
まさにそんな感じ。

そしてその、てんこもりされて、ちりばめられたマテリアルの中には、何回も聴いて初めて気がつくような部分があります。
それはちょうど今日の様な晴天の日にwalkingをしていて
ふっと立ち止まって空を見上げて
「今日は雲ひとつない、青空だ!」
と、想って横を見ると、小さい雲が浮かんでいた・・・!
そんな感じの、驚きを与えてくれます。
(CD TOTALTIME:75:45 / Walking消費カロリー:304.5kcal)人気ブログランキングへ

Legacy of You Legacy of You
角松敏生

曲名リスト
1. Premonition of Summer(KIYOMI)~Suma(MIDORi)
2. 飛翔(SAYURI)
3. At Canal St Club(MISAKO)
4. 流氷(YURIKO)
5. Mystical Night Love(CHISATO'S Dream)
6.Tsugaru(KEIKO)
7. Stress by ストレス(CHISATO.M)
8. Twilight River(YUKARI)
9. Daylight of Alamoana(YUKO)
10. NH-CA's Struttin'(Crossing at Airport)(SANAE)
11. Parasail(at Ramada Beach)(REIKO)
12. SATO

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2007年06月20日

サマーズ/堀井勝美プロジェクト

どうも天候が梅雨らしくないですね。とは言っても夏には少し早いのですが・・・。CDラックを見ながら「夏」と言うタイトルを探していたのですが、その中で目に入ったこの作品でwalkingをしました。堀井勝美プロジェクトサマーズです。

この作品は1990年のリリースで堀井勝美プロジェクトの6枚目の作品です。

1曲目はSUMMER'S
ストラトに代表されるシングルコイル系のギターのカッティングにヴォリューム奏法のギター。さらには、ハイハットの刻みと同時にさらにもう一本のミュートギターとギター4種類をイントロに使用して、スタートは夏の雰囲気満載です。ギターは梶原順さん。厚めのブラスが入って本田雅人さんのサックスのリフへ。テーマは歪み系のギター。こちらもいかにも夏と言うようなメロディで聴いていても気持ちが良いので、弾いていても気持ちが良いでしょう。ギターソロも良いのですが、この曲で光っているのは、たまに出てくる本田雅人さんのサックスと、さらにこの曲の特徴でもある強いビートを生み出している青木智仁さんのベース。なんとも心地よいです。

2曲目はGREEN
NHKの朝の連ドラでも使用されていましたので馴染みがあります。ソプラノサックスがブランダン・フイールドさん。綺麗な音ですね。メロディ自体が非常にメロウなので聴きやすいのですが、いかにも・・・と言うメロディラインは少々退屈かと・・・。でもwalkingしている中で目に入る樹木や草花の青々とした感じに実にはまります!

3曲目はWALKING ON AIR
テーマはラス・フリーマンさんのギター。すごい広がりのある音で、空中に浮いているような感じです。良く聴いてみるとスチールのアコギとエレキのクリアトーンをオーバーダブしています。かなり効果的な方法で、このあたりは堀井勝美さんのセンスとテクニックだと想います。

4曲目はJUST NEWLY BORN!!
この曲もブランダン・フイールドさんのソプラノサックスがテーマのバラードです。丁度2曲目のGREENと同じ雰囲気をもった曲です。サックスソロの出だしで一瞬周りの音が消えたようになるところは静寂が美しさになっていて曲調に良く合っています。

5曲目はWILD NIGHT
ヴォイス風のシンセのやや怪しげなイントロから、かなり歪みの強いギターがテーマです。ギターはバジー・フェィトンさん。少し歪みとトーンがきつく感じて個人的にはあまり好みの音ではないのですが・・・。ギターソロは前半と後半の2回ありますが、後半のソロの方が聴き応えがあります。後半のソロは8小節でワンコーラスなのですが、7から8小節目のコード進行がやや緊張感のあるコード進行。このコードの部分でどのように歌うか!で上手さが解ります。1回目は見事にコードトーンを使用した音で実にカッコの良いフレーズで歌っています。2回目は1音だけを使用してやや激しいビヴラートをかけて弾き抜けています。全体的にかるくワウでエフェクトをかけているのも良いですね。

6曲目はLUCKY RASCAL
八木のぶおさんのジャズ・ハープからスタートです。かなりブルースっぽいフレーズのソロからテーマは一転してほのぼのした感じ。軽く耳に入る梶原順さんのアコギのカッティングもそのほのぼの感をさらに演出しています。八木のぶおさんのソロはジャズと言うよりはブルースを基調にしたソロ。ブルースハープ的なベンドなどを上手く使って歌っています。そのバックの青木智仁さんのバッキングがまた素晴らしい!前半の静かな部分は和音やスラーを使って後半のドラムのイン後は細かい音を入れながら、ジャコ・パストリアスさんの様なフレーズ。また、あくまでもハーモニカのソロを邪魔しないように地味だけど極難しいフレーズ。さすがだと想います。

7曲目はVANITY FAIR
マイナー調のテーマでさらにリズムも少し跳ねたビートで今までの曲とは少し感じが違う曲です。テーマは土岐英史さんのサックス。1曲目の本田雅人さんのサックスが四角とするならば良い意味で筒状の音と言う感じがします。何となくニュアンスはお解かりいただけますか・・・。後半のソロのワンコーラス目の終りから2コーラス目の頭のロングトーンが良いですね。

8曲目は5曲目のWILD NIGHTのサックスバージョンです。
サックスはジェラルド・アルブライトさん。前の曲で書いたサックスの音の形状で行くと、この音は紙を広げたような感じと言えば良いでしょうか・・・。でもそれは薄くぺらぺらな音と言う意味ではなくて、鋭さと広がりがあると言う意味で、特に広がりを横方向に感じると言う意味です。先ほどのギターと全く同じ部分のソロを聴いてみると、1回目はノーマルな音を基調に少しだけコードトーンを入れて聴きやすい、素直な感じで歌っています。2回目は3連符を使用した機械的なダウンフレーズで繋げています。
ギターバージョンとサックスバージョンどちらが良いか?と言うことになると・・・。好みでしょうか・・・。でもバックの演奏をほとんど変えないでテーマ楽器だけを変えると言うのはかなり冒険だと想います。堀井勝美さんの頭の中で、どちらのイメージも鮮烈にあったのか、それとも、どちらも演奏しなければならない状況だったのか・・・。

9曲目はALONE AT LAST,FOR THIS SUMMER
土岐英史さんのソプラノサックスが綺麗なバラードです。ライナーノーツによるとこの曲は一発録りだそうです。そう聞くと確かに音数などは明らかに今までの曲とは違って少ないです。でも、言われないと気がつかないと言うところは、さすがのミュージシャン達ですね。ドラムが石川雅春さん、ベースが青木智仁さん、ギターが梶原順さん、キーボードが難波弘之さん、そして、後半のソロでの超ロングトーンからのフレーズが肝!土岐英史さん。


堀井勝美さんの様な作曲、アレンジと総合プロデュ―スのみのミュージシャンってけっこう憧れます。自分で演奏もする場合にはやっぱりその楽器中心になってしまうのは仕方のないところです。でもこのような形態で全体に目を配ることができると、作品全体のクオリティが上がると想います。その意味では非常にまとまったフュージョンと呼ぶことが出来る作品です。
でも、そのイメージにあったミュージシャンをチョイスするのも大変そうですね・・・。
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堀井勝美プロジェクト

曲名リスト
1. サマーズ
2. グリーン
3. ウェイキング・オン・エアー
4. ジャスト・ニューリー・ボーン!!
5. ワイルド・ナイト(ギター・ヴァージョン)
6. ラッキー・ラスカル
7. ヴァニティ・フェアー
8. ワイルド・ナイト(サックス・ヴァージョン)
9. アローン・アット・ラスト,フォー・ディス・サマー

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2007年06月16日

Column:浮気もの・・・なんです

ギターをもう何年も弾いています。今や腐れ縁だと勝手に想っています。ところが、時々浮気をしたくなるんですね・・・不思議と。

今までベース、キーボード、そして無謀にもヴォーカルと・・・。ドラムやサックスももちろんやりたかったのですが、場所とか楽器費用の問題でこちらには手を出せず・・・。
一応、手にした楽器では全てステージに立つところまでは経験したのですが、ひとつだけお蔵入りした楽器があります。これが、昨日レビューしたトゥーツ・シールマンスさんの演奏しているハーモニカ、特にジャズハーモニカなんです・・・。

何が難しいかって言うと、大体の楽器は耳や手など感覚的なものと、目で見るという視覚的なもので
演奏をしています。プロであれば感覚が優先しますが私の様なアマは視覚的なものが重要なんです。
いわゆる手癖であったり、ポジションを覚えて演奏すると言うことですね。

ところがハーモニカは視覚的に捕らえることができなかったんです。考えてみれば当たり前で、ほとんど口の前でわずかに動かすだけ・・・。感覚の力が大きい楽器だと想いました。

さらに演奏していると、鼻から前頭葉にかけてが緊張と集中で固まってくるんです。

最初にハーモニカを買ったのがブルースハープ
吹いてみて、なにか違う。音階が全て出せない!

ブルースハープが曲のキーによって使い分けることすら知らなかったんですね・・・。

そこでトゥーツ・シールマンスさんのハーモニカを良く見たらレバーが付いていました。これはクロマティックハーモニカと言ってこのレバーがバネ式になっていて押して吹くと半音などが出るようになっていたんです。

さっそくクロマティックハーモニカを買って練習しました。ダイレクトに口で歌う感じなので結構ニュアンスは出しやすいのですが、その分早いパッセージやクロマティックなメロディなどは、かなり難しい!

そんなこんなで今はほとんど吹かないのですが、昨日、久しぶりに美しいハーモニカサウンドに触れて
また吹きたくなってきました・・・。
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