今日は爽やかな感じでwalkingをしようと想いL.A.ワークショップのノルウェーの森でwalkingしました。
ノルウェイの森と言えばビートルズの名曲、そして村上春樹さんの小説。その小説のオマージュとして1988年にリリースされた作品のようです。
全曲ビートルズのナンバーをLAのミュージシャンが演奏をしていると言う、ちょっと豪華な作品です。聴くのは久しぶり・・・と言うか多分買ってからしばらく聴いたけれどもその後は全く聴いていなかったと想います。掘り出しものとの再会となったのでしょうか・・・。
1曲目はOverture(norwegian wood)-Norwegian Wood(this bird has flown)。
ノルウェーの深い森林の朝焼けを想像させるようなシンセのイントロ。これはこの作品で全曲アレンジをしているジョー・パスカルさん。そして朝の雲が切れて陽が差して来たかのように3/4拍子の打ち込みのリズム。シンセベースに絡んでリー・リトナーさんのナイロンギターのリフ。そしてトム・スコットさんのサックスのちょっとしたメロディに続いて、リーリトナーさんがナイロンギターのオクターブ奏法でメロディを奏でていきます。
全体的にリバーヴを深くかけているのでいかにも幻想的な雰囲気です。
エンディングはリー・リトナーさんとトム・スコットさんの掛け合いでフェードアウトして行きます。
2曲目はAnd I Love Her。
ちょっと和風な感じの雰囲気を持ったシンセのイントロが終わると、スティーヴ・ルカサーさんのトレモロアームとヴォリューム奏法を上手く使用したテーマ。音はTOTOでの音と同じ強力な歪みサウンド。でも全体的に音質を上手くエンジニアがコントロールしているため、静かな曲調を邪魔しないように耳に優しいハードサウンドになっています。
この曲はテーマからソロまでスティーヴ・ルカサーさんのワンマンショー。早弾きは無いのですが、アーミングとヴォリュームコントロール、そして歪みからくるギターのフィードバックをコントロールしています。フィードバックが掛かりそうで・・・掛からない!この微妙な感じが実に良いですね。全体のアーティキュレーションが見事だと想います。
3曲目はThe Fool on The Hill。
ジョン・ピアースさんの軽いボサノヴァのベースラインからスタート。そこにランディー・ウォルドマンさんのエレピが絡んで行きます。テーマはリー・リトナーさんのナイロンギター。オクターブ奏法が心地よいボサノバのリズムに乗って綺麗です。
この曲はクラシックギターの楽曲としてもアレンジされています。そう想うとギター向きのメロディと言えますね。
4曲目はNowhere Man。
印象的なギターのカッティングが良いです。ギターはレイ・パーカーJr.さん。
テーマに上手く沿った形であくまでも脇役のカッティングなんですが完全に主役です。
5曲目はBlackbird。
爽やかなピアノのイントロに続いてナイロンギターのテーマ。やや強いピッキングながらもディレイが左にショートディレイ。そしてすぐ右でディレイ・・・。これはリー・リトナーさんのセッティングなんですが、どうにも音が少し違うなあ?と想ってwalkingしていたのですが、後でクレジットをみるとこれはスティーヴ・ルカサーさんの様です。ナイロンギターを弾くのはけっこう珍しいですね。途中からはいつもの歪みギターで自らのナイロンギターとの掛け合いをしています。
スティーヴ・ルカサーさんはピッキングが強いようで、ナイロンギターの音はあまり綺麗な音ではないのですが、それでもエフェクトだけではなく、フレーズもリー・リトナーさんを彷彿とさせる綺麗なラインを奏でています。ギター的にはこの作品のベストテイクです。
6曲目はYesterday。
言わずと知れた名曲。ピアノとギターで厳かに始まります。ギターはエマニュエル・キリアコウさん。シンセストリングも入って静かで、情緒的な演奏です。
7曲目はMichelle。
シンセの8分音符の歯切れの良いリズムと打ち込みが少しファニーな感じのイントロです。テーマはナチュラルに歪んだギターのオクターヴ奏法。リー・リトナーさんです。
ギターソロはチョーキングやペンタトニックスケールを使用したロック色の強いソロです。特に後半のソロは得意のフレーズを若干出しながらも、ちょっといつもと違うと想わせるリー・リトナーさんのソロです。個性を少し殺して楽曲にあわせている様子で、セッションマンとしてのキャリアの深さを感じます。
8曲目はWHEN I'M SIXTY-FOUR。
ラグタイム風のアレンジです。エマニュエル・キリアコウさんのスティールギターがテーマ。楽しそうな感じが伝わってきます。ランディー・ウォルドマンさんのピアノがいい味です。
9曲目はPENNY LANE。
打ち込みのシャッフルビート。この曲もエマニュエル・キリアコウさんのスティールギターがテーマ。曲のテーマが持っている雰囲気とコード進行が実に良いです。アレンジされた曲を聴くと、良い曲なんだと言うことを改めて感じますね。
10曲目はHEY JUDE。
説明不要の名曲です。ブルース調のピアノソロでスタートでして、やや速めの8ビートでインテンポ。テーマはトム・スコットさんのサックス。この良く知られたメロディを上手いアーティクレーションで歌い上げています。
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CDのジャケットは様々な姿をしたノルウェーの森林。そしてライナーノーツには原曲の歌詞と訳詞。それ以外は無いので、この作品がどのような経緯でリリースされたのか等は良く解りません。
でも、ジャケットのイメージカラーが緑、そしてこの作品には第2弾(*)があるのですがそちらはイメージカラーが赤。村上春樹さんの小説ノルェウィの森も上巻が赤で下巻が緑のカバー。
小説ノルウェイの森は持っているので読んだ・・・と想うのですが、ちょっとイメージと言うか世界は違うような気もするのですが・・・。昔はけっこう本屋さんで面白そうな本を見つけるとすぐ買って、一応自分の中では読む順番を決めておくのですが、そのまま本棚にずっと・・・と言う本がたくさんありました。あまり内容を覚えていないのはもしかしたらその中の一冊かもしれませんね。
私が持っているCDは発売当時のもの。今はリマスター盤がリリースされているようでジャケも少しデザインチェンジしています。旧盤は「ノルウェーの森」と書いてありますが、実際の村上春樹さんの小説やリマスター盤は「ノルウェイの森」となっています。
コンセプトとしてはビートルズの曲をLAのミュージシャンがインストにアレンジして演奏。こうやってインストにして聴いて見るとビートルズの楽曲は良いですね。
私がビートルズにのめり込んだのはわずかな期間なんですが、それでも、クラシックの世界を初めにジャズでもニュー・スタンダードになりうる楽曲が多く、レノン&マッカートニーはやはり、すごいと想います。
ソロの部分や曲の構成などはかなりソフトでいわゆるイージーリスニング的。もっともその意図で多分リリースされたのでしょうから・・・。
ゆったりと聴く、ながらで聴く、極上のBGMとして、大変心地良い作品です。
(CD TOTALTIME:39:40 / Walking消費カロリー:159.46kcal)

![]() | ノルウェイの森 L.A.WORKSHOP 曲名リスト 1. OVERTURE(NORWEGIAN WOOD)~NORWEGIAN WOOD(THIS BIRD HAS FLOWN) 2. AND I LOVE HER 3. THE FOOL ON THE HILL 4. NOWHERE MAN 5. BLACKBIRD 6. YESTERDAY 7. MICHELLE 8. WHEN I’M SIXTY-FOUR 9. PENNY LANE 10. HEY JUDE Amazonで詳しく見る by G-Tools |
(*)本文に登場したCD・DVD
![]() | ノルウェイの森II L.A.WORKSHOP NEW YORKER by G-Tools |
![シークレット・ストーリー・ライヴ [DVD]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B001D6TLEG.09.TZZZZZZZ.jpg)









コメント (6)
こんばんは。
このアルバムは私も大好きなアルバムなんですが、
私の所有しているのとジャケットが違いますね。
何種類かジャケットがあったのでしょうか?
投稿者: kaz-shin | 2007年09月09日 02:08
Kaz-shinさん
コメントありがとうございます。
この画像のジャケはリマスターされたものだと想います。私の持っているCDもこれとは違うデザインで、樹木がもっとたくさん描かれていて、ど真ん中に日本語で「ノルウェーの森」って縦書きで書いてあるものです。
投稿者: ayuki | 2007年09月09日 09:00
お邪魔します。
このアルバムは1988年にⅠ、1989年にⅡが発売され2006年に2枚とも再販されたようですね。私のが所有するⅠ&Ⅱとも、やはり今回紹介されたアルバム・ジャケットとは全く違う写真です。どうしてかは定かでは有りませんが、再販された方は高級感漂いますね(笑)
>ソフトでいわゆるイージーリスニング的。
確かにそうですネ。このアルバムは聴き込むというよりは、BGM感覚で愛聴しています。しかし、偉大なビートルズの作品を卓越したミュージシャンが作り上げが故の安心感なのでしょうネ。これは。
投稿者: FUSION | 2007年09月09日 11:14
リマスター盤は知らなかったですね。
小説は読んだことがないけど、このアルバムは'88年の発売当時に買いました。
このアルバムは僕もBGM的に聞きましたよ。
ビートルズは楽曲が良いし、いろんなアレンジで楽しめるのでしょう。
僕はビートルズよりベンチャーズだったんですけど、アメリカの有名ミュージシャンによるベンチャーズ・ナンバーのカバーは今一つに感じました。
そつなくこなしているけど、グルーヴが違っているんですよね。
投稿者: WESING | 2007年09月09日 23:45
FUSIONさん
コメントありがとうございます。
「偉大なビートルズの作品を卓越したミュージシャンが作り上げが故の安心感・・・」仰る通りですね。楽曲の良さ故の余裕みたいなものが、演奏にも現れている感じですね。
投稿者: ayuki | 2007年09月10日 14:07
WESINGさん
コメントありがとうございます。
私もベンチャーズに凝った時期がありましてギターコピーをしました。ベンチャーズの曲はもちろんなんですが、演奏全体も含めてベンチャーズ!なんですね。あのグルーヴ感は唯一無二のものですね。
投稿者: ayuki | 2007年09月10日 14:12