曇り空のやや薄ら寒い日でした。あまりの寒さのために今日はwalkingにrunningを少し混ぜて見ました。でもすぐ息切れで・・・。走り慣れないと走れない!ってことを痛感しつつ佐山雅弘&THE GOMBOのシャッフルでwalkingしました・・・。
先日、といってもだいぶ前に観たTVドラマ「生きる」で松本幸四郎さんがピアノバーへ行くと言うシーンがあり、そこで名曲「命短し、恋せよ乙女♪・・・」と歌うのですが、その時に松本幸四郎さんに向かって「何か弾きましょうか?」と台詞つきのピアニストを演じていたのが、佐山雅弘さんでした。その時にレビューしようと想っていたのですが、つい延び延びになっていて、前回、プリズムの作品をレビューしたので再び想い出して今日はwalkingに持って行きました。久しぶりでほとんど内容を覚えていなかったのですが・・・。
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01:ラヴ・アンド・ハピネス
このシャッフルと言う作品はオリジナル曲ではなくてカバー曲の作品です。その1曲目がいろいろな人がカバーしている中で、フュージョンファンにはデヴィッド・サンボーンさんの名カバーで知られているこの曲です。
ギターの道下和彦さんのオクターブ奏法からスタートします。ストラトキャスターのフロントピックアップと想われる音が非常に綺麗です。テーマは佐山雅弘さんのピアノでソウルフルに奏でられます。
ファーストソロは道下和彦さん。
バックのコード進行がワンコードでの展開なんですが、ワンスケールにとらわれずにいろいろなスケールを駆使して奏でます。
次ぎは佐山雅弘さん。
アレンジを少し変えてここはサビのパータンでのソロが中心です。テーマの持っているソウルフルな展開をほとんど崩さないで、大きくコードを捉えてのソロを展開します。
そして更に曲は展開して今度は4ビートでサックスの井上淑彦さんのソロ。
コード進行はサビのバターンですが4ビートになっていますので雰囲気もだいぶ違います。この中でジャズラインを淡々と奏でています。もう少しソウルフルなアウトフレーズもあればもっと良いソロだと想うのですが・・・。佐山雅弘さんのバッキングが絶妙で、かなりアドリブラインに絡んで来ていただけに・・・。
02:そして僕は、途方に暮れる
この曲は普段J-POPをほとんど積極的には聴かない私も歌える?大沢誉志幸さんのヒット曲。佐山雅弘さんはステージでも一緒に演奏をしたことがある仲だそうです。
佐山雅弘さんの綺麗なソロピアノでスタートします。出だしの高音が非常に綺麗なフレーズです。そこに米木康志さんのベースが静かに絡んできます。そして井上淑彦さんがソプラノサックスでテーマを奏でます。またサビがピアノで奏でられるのですがこれがまた美しい!
だいぶ全体的にテーマをフェイクしているので原曲の雰囲気が薄れていて、ケニーGさんの様な綺麗なインスト曲に仕上がっています。
03:ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
ご存知ジョージ・ハリスンさんの名曲です。
アコースティックギターの2コードでのアルペジオにソプラノサックスが絡んでいきます。かなり長くその展開でようやくテーマです。サビのテーマを佐山雅弘さんのピアノがリリカルに奏でています。
04:クエスチョン・オヴ・ユー
プリンスさんの曲。原曲は知りませんので比較は出来ないのですが、ここでの演奏はけっこう1拍ごとに強いビートを出しているアレンジで少し演歌的?な感じもする演奏です。
05:グルーヴィン
アコースティックギターとアコースティックピアノのデュオ。
ゆったりとのんびりとした演奏です。道下和彦さんのアコギがいい味を出しています。あまり聴かないギタリストなんですが、アコギのこのプレイはエレクトリックでのプレイよりも味があって良いですね。
06:トゥ・スーン・トゥ・テル
前の曲とはうって変わって夜のムードの漂うスローバラードです。
井上淑彦さんのテナーサックスが独特のノイズ、吹くときに出るビリつき音を出していて雰囲気を盛り上げているのですが、少々オーバー目でしょうか。気になりだすとかなり気になるのですが・・・。
07:ニアネス・オヴ・ユー
ジャズの名スタンダードです。ここではピアノとドラムと言う少し変わったデュオでの演奏です。今まで聴いて少し気になっていたのが実はベースの米木康志さんのプレイ。もちろん下手と言うことではないのですが、実にオーソドックスで音の選択もかなり王道で、逆に少し物足りないと想っていました。そこで、このデュオですので、意図的なものなのかなと邪推してしまいました。
佐山雅弘さんのブルージーなプレイとドラムの石川雅春さんのニューミュージック~ロック畑を歩いてきたとは想えないジャズ的なプレイが良いので、ここにちょっとクセのありそうなベーシストが絡むともっと良いテイクになったような気がするのです。
08:センド・イン・ザ・クラウンズ
前の曲とは反対で今度はベースとサックスのデュオからスタートします。
ソプラノサックスが朗々とメロディを吹いているバックでベースが比較的細かいフレーズを展開しています。ベースの挑発に乗らず淡々とした井上淑彦さんがソプラノサックスが良いです。
途中からは佐山雅弘さんが絡んでくるのですが、ここで一気に音の広がりが生まれます。ピアノと言う楽器はやはり強烈な個性と広がりのある楽器だと改めて想いました。
09:ナショナル・ブルース
この曲はルイズ・ルイス・加部さんの曲。ロックテイストの中にもジャズらしいアレンジがされていて聴き応えのあるトラックです。井上淑彦さんも佐山雅弘さんも熱いソロを展開しています。
10:ミス・ユー
今度はローリング・ストーンズです。ギターの道下和彦さんがややロックテイストのリフを奏でていきます。アレンジが良いのでストーンズの影はもちろんありませんが、そのテイストを忍ばせた熱い演奏になっています。
11:見上げてごらん夜の星を
坂本九さんの名曲です。この作品で佐山雅弘さんが録音したのは、森進一さんが坂本九さんの追悼の為に歌っていたのを聴いたからだそうです。私も当時TVで観た記憶があって、あの時の森進一さんの歌は非常に感動的だったのを覚えています。
メロディラインとコードが綺麗な曲なので、ジャズでも、特にピアニスト好みの楽曲ですね。実はひそかに日本の数あるポップスの中では、ジャズ・スタンダード曲になりうる要素を、最も持っている曲だと個人的には想っているのですが・・・。
ソプラノサックスとのデュオですが、実に情緒的で心が和らぐような演奏でこの作品は幕を閉じます。
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佐山雅弘さんは日本では有数の名ピアニストだと想うのですが、どうもこのTHE GONBOと言うプロジェクトではグループと言うかユニットにこだわりすぎている為か、力が発揮出来なかったような感じもするのですが・・・。
言い換えれば佐山雅弘さんとその他のメンバーのバランスがあまり良くないと想うのです。それはテクニックやプレイ的なことだけに限らず、佐山雅弘さん自身の気負いと言うか・・・とにかくバランスが不安定な感じがするのです。
現在の佐山雅弘さんの活動はあまり良く知らないのですが、当時の私のイメージは、ピアニストであると同時に、失礼ですが、名バイ・プレイヤーだと想うのです。
ですからリーダー的ピアニストとしてよりも、前のプリズムだとか後のポンタボックスなどサイドメンとしての方が抜群に良いプレイをしているように感じます。
この作品はピアノ・プレイは聴き応えがありますが、バンドとしては少し大人しすぎと言う感じです。
それはバーで音楽を聴きながらも会話が出来る、優しい雰囲気の音楽、BGM的ジャズと言う感じ。
選曲もジャズファンに向けてと言うよりは、いろいろな人が聴くことが出来る楽曲ですね。
(CD TOTALTIME:55:43 / Walking消費カロリー:223.98kcal
walkingには・・・耳ざわりの良い作品ですので、聴いていることをあまり意識をしないでwalkingできます。)
![]() | シャッフル 佐山雅弘&THE GOMBO 佐山雅弘 THE GOMBO 曲名リスト 1. ラヴ・アンド・ハッピネス 2. そして僕は,途方に暮れる 3. ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス 4. クウェスチョン・オブ・ユー 5. グルーヴィン 6. トゥー・スーン・トゥ・テル 7. ニアネス・オブ・ユー 8. センド・イン・ザ・クラウンズ 9. ナショナル・ブルース 10. ミス・ユー 11. 見上げてごらん夜の星を Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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