最近は少し体に負荷をかけてwalkingをしています。どうしても寒いので汗をかくことがなく体も温まり難いので・・・。と言うことで、負荷をかけるには最適?かも知れないアース・ウィンド&ファイアーの太陽神でwalkingをしました・・・。
この作品は1977年リリース。このところ訳があってEW&Fの映像をたくさん観ました。当然観ていれば聴きたくなるのが常で、今日はこの作品を選んだと言うわけです。ジャズ・フュージョン作品ではなく、久しぶりの洋楽と言うことになります・・・。
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01:太陽の戦士
ミディアムテンポのファンキーなビートを持ったナンバー。いつ聴いても心地よいのが、モーリス・ホワイトさんとフィリップ・ベイリーさんの歌とコーラス。ちょっとラップ的な雰囲気もある曲なんですが、ひたすら流れているリズムに強力なブラスサウンドが絡んでいきます。
このファンキーなリズムに一役かっているのが、バーディン・ホワイトさんのベースライン。淡々とした中に、時々聴かせるスラップのプルが実にいい感じですね。実は、バーディン・ホワイトさんは結構好きで、とにかくビジュアルのカッコ良さが抜群だと想います。でも、ビジュアルだけではなくて、やはりEW&Fのサウンドの要はこの人。まさに、エナジー!と言えますね。
02:宇宙のファンタジー
言わずと知れた大ヒット曲。特に日本では爆発的な人気であったことを想い出します。当時、EW&Fはそんなにのめり込んで聴いてはいなかったのですが、この曲は好きでエア・チェックをして良く聴いていました。
静かなエレピの旋律に2拍づつコードを動かして奏でるイントロダクション。そしてその終りの部分、定番のコード進行、Esus4→Eでエンドな感じと続く感じを演出してリズムインします。
歌に入るまでのキー・ポイントはギターのカッティング。これはアル・マッケイさんのプレイ。歯切れが良く、また単音のラインに見事に和音を1回つづ絡めています。
歌はフィリップ・ベイリーさん。ほとんどファルセットで歌い切ります。フィリップ・ベイリーさんは地声もかなりいい感じなんですが、何と言ってもファルセットが綺麗ですね。
Aメロが終わった後、CD Time=1:22のパーカッションも軽快で個人的にはかなり好きです・・・。
ワンコーラス終わったところ、CD Time=2:38で、再びイントロのパターンに戻りますが、記憶が確かであれば、シングルカットされたものは、この部分が無かったような気がします。(あまり自信がありませんが・・・)でも、ここでイントロに戻るのが結構肝!で曲全体を凄く締めていると想うのですが。
サビはCD Time=3:20から転調をします。そしてコーラスにフィリップ・ベイリーさんのファルセットヴォイスが絡んできます。特にライブなどでは、この部分がかなり聴かせところになっていますね。
また、この曲でもバーディン・ホワイトさんのベースラインが実にテンポとグルーヴをキープしています。難しいラインではないのですが、いい味を出しています。
それにしてもいい曲ですね。その要因のひとつにコード進行の洗練されたスムーズさがあると想います。
テーマの部分は、Am→Bm→Cmaj7→D→Cmaj7→D→Esusu4→Eとなっています。一度ベース音がDまで上がっていっていったんCに引き返し、再び上がっていってEに解決しています。この2段階の構成がよりスペーシーで、さらにサビに向けての盛り上がりを創っていると想います。
そしてサビは、Em→Am→D→Gmaj7→Bm7→C→Am→A♯dim→B7・・・。これは実にスムーズなコードの流れで、まさにジャズ・フュージョン的。アドリブを乗せてもフレーズが湧き出て来そうな流れになっています。特に肝!なのは、Gmaj7→Bm7の部分。そしてA♯dimの部分。アドリブをもしするとしたら、この2つの部分をどうやって弾き切るか!が勝負になると想います。
そして、Emは4度転調して、今度はGmスタートになります。この4度の転調と言うのもジャズ・フュージョンでは結構頻出する流れです。洗練れていて、ジャズ・フュージョン好きにはたまらない進行を持っていると想いませんか?
また、邦題の宇宙のファンタジーと言うのもベタな感じもありますが、まさにピッタリと言うか、よくハマッているタイトルだと想います。
03:市のたつ広場(間奏曲)~銀河の覇者
異国のムードがたっぷり出ている間奏曲が終わると、ブラスの派手なイントロへ。アル・マッケイさんのギターカッティングとバーディン・ホワイトさんのベースラインが見事に連動していて絶妙なグルーヴを生み出しています。そのリズムに乗って、モーリス・ホワイトさんがソウルフルで、フィリップ・ベイリーさんとはまた違った味でたたみ掛けるように歌っていきます。
この曲でカッコ良い部分は、CD Time=2:00のサビの終りに絡むイントロのパターン。ロングトーンでのサビ終りのコーラスにイントロのパターンを見事に絡めてリフレインしています。このアレンジは結構肝!ですね。
04:ラヴズ・ホリデー~ブラジルの余韻(間奏曲)
一転して、ミディアム・シャッフルのバラードです。EW&Fには名曲と呼ばれるバラードがたくさんあります。ファンキーな部分とは別のもうひとつの顔を覗き見ることが出来るナンバーです。
ここでのメインはモーリス・ホワイトさん。パワフルで優しい歌にフィリップ・ベイリーさんのファルセットが絡んでくると、これまた独特の世界が広がります。
そのバラードに続いて、ハミングで2人が奏でる間奏曲に続きます。途中からインしてくるフレッド・ホワイトさんのドラムがタイトです。そして、バーディン・ホワイトさんの少しソロを絡めたベースラインに更に2人のハミングが絡んでいきます・・・。ライブではメンバー紹介に使用されたりしている曲ですね。
05:聖なる愛の歌
アル・マッケイさんの印象的で綺麗なギターアルペジオでスタートするバラードです。ここではフィリップ・ベイリーさんのファルセットではない地声の歌を聴くことができます。ついファルセットに耳が行きがちなんですが、実にいい声ですね。囁くように、優しく歌い上げていきます。まあこの声があってこそのファルセットなんでしょうけど。
後半の盛り上がってきたところでは、もちろん強烈なファルセットでのアドリブを聴かせてくれます。特にフェードアウトの間際はかなり凄いファルセットで、いい感じです。
06:マジック・マインド
軽快なビートにノッてのノリノリでダンサブルなナンバーです。
このビートのキメ手はベースライン。シンセベースとバーディン・ホワイトさんのベースが、基本的には同じフレーズを繰り返していくのですが、絶妙にマッチしています。また、左右のチャンネルに振り分けられていて、更にセンターでクロマティックなリフを刻むアルマッケイさんのギターが更に味付けをしています。
07:ランニン’~ブラジルの余韻(間奏曲)
アップテンポの16ビートで洗練されたフュージョン的な味わいのコード進行を持っている曲。ここでもビートをけん引しているのは、ベースとギター。ギターは細かくミュートカッティングをしていて、そのフレーズに部分的にベースが同調しながら進んでいきます。
歌詞はなく、ヴォイスでモーリス・ホワイトさんとフィリップ・ベイリーさんが歌います。このあたりも実にフュージョンっぽい創りですね。
サビ後のCD Time=1:13からの何か恐ろしげな感じさえするコード進行部分が印象的です。その部分の終りで、音を全体で延ばすのですが、イントロのパターンに戻ってもコーラスだけは切れずにそのままずっと音を延ばし続けています。この部分カッコ良いですね。けっこう肝!です。
テーマを繰り返した後、曲は展開をして、トランペットのソロそしてサックスのソロと続いていきます。ビートはサンバなんですが、ここでも絶妙なビートを刻んでいるのが、やはりバーディン・ホワイトさんのベースライン。
サックスのソロからSE的な部分に入って、再びテーマに戻ります。するとテーマがフェードアウトして、ピアノとシンセストリングスでクラシカルな小曲を奏でてエンディングです。
なかなか劇的な展開を持っていて、EW&Fのミュージシャンの楽器プレイヤーとしての上手さを味わうことが出来るトラックです。
08:ビー・エヴァー・ワンダフル
ややシャッフルのビートを持っている雄大なバラード。ちょっとディナーショーのような、エンターテイメント性の強く出ている曲です。それをモーリス・ホワイトさんが抜群の抑揚で朗々と歌い上げていきます。
EW&Fが只者ではないのが、バラードが非常に良い事だと想います。もちろんノリノリの曲も良いのですが、このようなバラードにおけるモーリス・ホワイトさんの歌とファルセットで絡むフィリップ・ベイリーさんの歌は大きな魅力ですね。
ムーディーな雰囲気の中で、フェードアウトしていき、ショーの幕が引かれていきます・・・。
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EW&Fを良く聴くようになったのは、実はカシオペアのせいなんです。と言うか、野呂一生さんのインタビューでインスパイアされたミュージシャンと言うことで紹介されていた記事を読んで、当時カシオペア教?だった私はすかさず聴いて見たと言うわけなんです。
良く聴くと確かに共通な部分と言うか、間違えなく野呂一生さんがインスパイアされたと想われる曲がけっこうあることに気が付きました。
例えば、この作品でも4曲目のラヴズ・ホリデーの曲調やコード進行は、スウェアーやドリーム・ヒルなどと共通するテイスト・・・。
6曲目のマジック・マインドのベースパターンを繰り返して曲が進んでいく感じはギャラクッティク・ファンクの感じ・・・。
カシオペアのギターの16ビートカッティングを中心としたナンバーやダンサブルなナンバーはけっこう近いものを感じるのですが・・・。
そんなきっかけで聴いているうちに、次第にけっこうのめり込んでいって、ついにはEW&Fのコピーバンドもしてしまったのです。
もちろんギターなんですが、何故か高い声が出ると言うことでフィリップ・ベイリーさんのパートを歌い、さらにはダンスも決めなくてはならないと言う、かなり過酷なバンドだったことを想い出します。まあ、当然出来は良くなかったので、そのライヴのビデオは封印してありますが・・・。
やって見て初めて解ったのが演奏の難しさ。
テクニック的には、それなりに演奏することが出来ますが、演奏が出来ても、このグルーヴ感はアマチュアではまず出せないと想いました。さらにステージパフォーマンスが加わると、難しさは×100倍と言う感じですね。
とにかく聴いていて楽しいのがアース・ウィンド&ファイアー。
想わず腰が動いてしまう音楽は、もちろんwalkingにもピッタリ!ハマリます!
(CD TOTALTIME:39:07 / Walking消費カロリー:157.25 kcal)
![]() | 太陽神 アース・ウィンド&ファイアー 曲名リスト 1. 太陽の戦士 2. 宇宙のファンタジー 3. 市のたつ広場 4. 銀河の覇者 5. ラブズ・ホリデイ 6. ブラジルの余韻 7. 聖なる愛の歌 8. マジック・マインド 9. ランニン 10. ブラジルの余韻 11. ビー・エバー・ワンダフル Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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コメント (4)
宇宙のファンタジーは今更ですが本当に素晴らしいですね。youtubeでライブ動画みて興奮しています。
90年代に一度生を見に行きましたが、席が後ろの方過ぎて、なにがなんだかよく分かりませんでした…
投稿者: 猫ケーキ | 2008年02月21日 21:50
猫ケーキさん
コメントありがとうございます。
それでも生で観られたのは羨ましいです。90年代でも前半と後半では大分、ステージングが違っていたようですね。
投稿者: ayuki | 2008年02月22日 09:54
ayukiさん、こんばんは!(・∀・)
“太陽神”のタイトルを拝見して、思わず書き込んでしまいました!
私もこの作品、アナログ時代から愛聴しております。
アースのコピーバンドも(ベースで)やってました。…アースの「ア」
の字も感じられないトホホな出来でしたが…(;^-^)
野呂さんがアースの影響を受けていたという事実は、なんという事!
今、初めて知りました。(恥)
これで、"Eyes of The Mind" と "In The Stone" の相似点の
ナゾが解けましたよ!やっと。
ayukiさん、“30年目の真実”をありがとうございました!
投稿者: ヤセガエル | 2008年02月23日 00:38
ヤセガエルさん
コメントありがとうございます。
まさに仰る通りに典型的な類似が"Eyes of The Mind" と "In The Stone" ですね。その他にも、同じパターンのメロディをコードを展開しながら繰り返すと言う野呂一生さんの作曲のパターンのひとつもEW&Fの曲にあったりしますね。
投稿者: ayuki | 2008年02月23日 16:10