梅雨に入ったのですが、何故か雨が私のwalking場所では降らないのです。ですからいたって順調に運動をしていると言うわけです。と言うことで昨日はフューズ・ワンのフューズでwalkingをしました・・・。
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この作品は1980年のリリース。当時CMソングとしても使用されていたので物凄くカッコ良いイメージがあったのですが、ほぼ忘れていると言うのが実際です。
プロデューサー、クリード・テイラーさんによるオールスター・セッション・アルバムですがメンバーを見ると確かに凄いメンバーです。超豪華な顔ぶれのこの作品でwalkingをしました・・・。
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walkingを終えて聴き終えたときの印象はひと言で言うと
『時代を感じるサウンド・・・』
もっと攻撃的なカッコの良いサウンドだったような気がしていたのですが、意外に大人しいサウンドでした。
細かい演奏内容は後述するとして録音があまり良くないのが感想です。
とは言っても、聴いているCDプレイヤー自体があまりいい物ではないのですが、そのあたりを差し引いてもバランスの悪さが目立ちます。古い作品に対して録音のことを言うのは酷な感じもあるのですが・・・。それでも今回のCDはリマスター盤なんです・・・。
細かく聴いていくと、また違った感覚になるかも知れませんので
1曲つづ細かく聴いていきます・・・。
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01:グランプリ
スペーシーなロニー・フォスターさんのシンセでのオーケストレーションから、アップテンポのファンキーなリズムが入ります。テーマはそのままシンセで作曲者でもあるロニー・フォスターさんが奏でていきます。
そのテーマをセンターにして、左チャンネルがパーカッション、右チャンネルがもうひとつのシンセ、そしてセンターのバックにドラムとベースが定位しています。
さらにセンターでギターの単音カッティングのような音が入っているのですが、どうも音色がやけに太い感じがするのでこれはスタンリー・クラークさんのテナー・ベースでは?と想ったのですが、良く聴くとやはりギターですね。このギターはジョン・マクラフリンさん。
ちなみに、パーカッションはポウリーニョ・ダ・コスタさん、シンセはジェレミー・ウォールさん、そしてドラムはレオン・チャンクラーさん。
サビに入るとジョー・ファレルさんのテナーサックスがリズムリックなテーマに加わります。サックスの音は完全にセンターに定位していて、やや騒がしいようなリバーヴがセンターで響き渡っています。ちょっと線の細い音と言うかモノラル的な音になっています。
同時にサビの終り部分でドラムのタム流しのおかずが入るのですが、これまたモノラル、センター定位。ですからタムの動きがまったく解らないような感じの録音になっています。
ファーストソロはスタンリー・クラークさんのテナー・ベース。
非常に歯切れの良いフレーズで流石の上手さを感じます。
続いて、ジョー・ファレルさんのテナー・サックスソロからロニー・フォスターさんのエレピソロへとつながっていきます。
それにしても、ほとんどの楽器がセンターに定位している感じで、ステレオ感があるのはシンセのみと言うサウンドに仕上げています。意図的なことだとは想うのですが、センターによっていることによって、特にスタンリー・クラークさんのベースラインがクリアに聴こえないのが物凄く残念ですね。
02:ウォーター・サイド
センターのアコギでのやや激しいカッティングはラリー・コリエルさん。そのカッティングを包むようにストリングスがメロディを奏でます。
ジェレミー・ウォールさんのエレクトリック・グランド・ピアノでのテーマに入るといきなりギターが綺麗なギターカッティングの音に変化して、さらに左右のチャンネルに振られて一気に広がりを聴かせてくれます。
このジェレミー・ウォールさんの奏でるエレクトリック・グランド・ピアノはクレジットからYAMAHAの製品と言うことがわかります。それにしてもちょっと・・・と言うレトリックな音ですね。当時は最先端の楽器だったのだと想いますが・・・時代を感じます。
ファーストソロはラリー・コリエルさん。
前半はエレクトリックでのソロになります。それにしても、アンプダイレクト!リアピックアップ!そして強いピッキング!でナチュラルに歪んでいると言う、生一本!と言うような音。個人的には少し耳に痛い音でありますが・・・。
後半はアコースティックでのソロに変わるのですが、こちらは、今もあまり変わらない独特のトーン。ナイロン弦ではないのですが、適度な丸さと、いかにも弦が弾けていると言う感じの音で、個人的には結構好きな音色です。
フレーズもまるで別人が弾いているかのような違いがあって、ラリー・コリエルさんはそんなに多く聴く方ではないのですが、ボキャブラリーの多さを感じるプレイです。
ちなみに淡々とブラジルテイストのリズムを刻んでいるのは、ドラムのレニー・ホワイトさんとベースのウィル・リーさん。
03:サンシャイン・レディ
綺麗なピアノの音色からスタートする爽やかさの漂うシャッフルのバラードです。
テーマはジョー・ファレルさんのソプラノサックスにジョン・マクラフリンさんのナイロン弦のアコギがユニゾンを奏でていきます。
しかし、若干違和感を感じるのが、ピッチがピッタリと合っていない感じがするためです。私の耳のためか、実際に合っていないのか、それともお互いの個性が強すぎるのか・・・
ファーストソロはジョー・ファレルさん。
今までのテナーサックスとは違って実に綺麗な音で奏でられています。朗々と歌う感じがなかなか良いですね。
それを受けてジョン・マクラフリンさんのソロです。
いたってデッドに録音されているので、音が生々しいです。それでもいい感じのライン展開で、時折聴かせてくれる速いパッセージの粒が見事に揃っているのは流石です。
04:トゥ・フーム・オール・シングス・コンサーン
シャッフル4ビートと言ったら良いでしょうか。複雑なテーマの流れを持っているフュージョンらしい、攻撃性を持っている曲です。
テーマは前の曲と同くジョー・ファレルさんとジョン・マクラフリンさんが、それぞれテナー・サックスとエレクトリックに持ち替えて奏でていきます。
4ビートになりそうでならないスタンリー・クラークさんの微妙なベースラインに、もどかしさの中にも快感を覚えていましそうです。
ファーストソロはジョン・マクラフリンさん。
クリアトーンでややフレーズをテヌートに奏でていきます。ここは一発速いパッセージを!と想っていると肩透かしを喰らうようなルーズな感じで、続くジョー・ファレルさんのソロに奪い取られていきます。と言うのも、スタートはいきなりの3連16部音符でのポリリズムパターンを高速に決めてきます。相手がジョン・マクラフリンさんだからでしょうか?そんな中にもジャージーさのあるラインで攻めのソロを展開します。
フェードアウト近くで暴れるドラムのレオンチャンクラーさんのプレイが結構良いですね。レオン・チャンクラーさんのプレイはクルセイダーズ時代に聴いたくらいでそんなにお馴染みではないのですが、ファンキーに攻め入ってて、スタンリー・クラークさんが逆に大人しい感じさえ受けてしまうプレイになっています。
05:ダブル・スチール
この曲は当時TDKのCMソングに使用されていたナンバーです。
今回クレジットでそのこと読んでもどんな曲だったか、はっきり想い出せませんでした。曲がスタートしても?と言う感じでしたが、テーマ前でとても印象的に入るシンセのキメフレーズを聴いてはっきりと想い出しました。
レオン・チャンクラーさんの淡々とした8ビートにウィル・リーさんのアフターにビートを引きずるようなスラップのラインが実にいい感のテンポを刻んでいきます。今まで聴いてきた曲とは随分違う感じで、特に録音に広がりを感じます。
聴き所はジョー・ファレルさんのテナーサックスソロ。
ソロスタートは1小節休み2小節めから入ります。そしてワンフレーズ終わって、CD Time=2:32から次ぎのフレーズに入り、さらにそのフレーズを短めにまとめて、CD Time=2:36から次ぎのフレーズに移ります。このフレーズのブレイクが、何とも言えない絶妙なタイミングで肝!です。この部分はあくまでもフレーズ間で、実際には音を奏でてはいないのですが、フレーズのつながりが空気感で解る!みたいな、聴こえない音を感じることができますね。
06:フレンド・シップ
幻想的なストリングスからジョー・ファレルさんのフルートとジョン・マクラフリンのアコギがまさにフレンドと言う感じで絡み始めます。
インテンポになってからフルートの旋律に絶妙にジョン・マクラフリンさんのアコギが絡んでいきます。
さらにその2人の間に時々、それでもさり気なく割って入るエレピが綺麗です。これはドン・グルーシンさんのプレイです。
CD Time=1:45からジョン・マクラフリンさんがソロを奏でるのですが、ここでは、今までささやかに絡んでいたドングルーシンさんのエレピが絡んできます。
すると、それを裂くように今度はスタンリー・クラークさんのベースが割って入ってきます。そして、またしてもエレピはささやかにバッキングに徹していきます。
途中の単音のラインでのジョン・マクラフリンさんのカッティングを合図に曲は一気にテンポアップしていきます。
そのテンポに乗ってジョン・マクラフリンさんが速いパッセージでソロを展開します。
そのラインに今度はドラムがタムまわしやバスドラワークで絡んでいきます。これはトニー・ウィリアムスさん。その流れは、そのままフルートのジョーファレルさんのソロにつながっていきます。
再び曲はスローな展開に戻ってエンディングに入っていきます。いろいろなインタープレイが楽しめるトラックに仕上がっていてこの作品の中でベストトラックだと想います。
07:タクシー・ブルース
結構ストレートなブルース進行を持った曲ですが、イントロの部分のスタンリー・クラークさんのスラップを使用したベースラインのグルーヴが凄いです。
テーマはユニゾンでギターが奏でていきます。これはラリー・コリエルさんのオーバーダビングです。そのテーマに乗ってますますスタンリー・クラークさんのスラップは加速していって、今度は和音を混ぜながら抜群のグルーヴを生み出していきます。
ファーストソロはラリー・コリエルさん。
比較的ストレートなフレーズ回しなんですが、CD Time=2:15からのハーモニクスを使用した煌びやかなフレーズに想わずハッとさせられます。
かなりラフな雰囲気で曲は進んでいくのですが、それにしてもスタンリー・クラークさんのスラップでのブルース・ラインが見事で、今まで割合に地味めな感じでのプレイだったのですが、最後に爆発と言う感じで肝!ですね。
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walkingを終えて聴き終えたときの印象はひと言で言うと
『時代を感じるサウンド・・・』でした。
実際に細かく聴いていくとやはりその感じはあります。
良し悪しと言うことではなくて、かなりレトロな感じがしました。
walkingを終えた時は、録音自体があまり良くないと言う感じを持ったのですが、それぞれの楽器の音色や時代と言うことを考慮して、細かく聴いてみるとそれほど悪いと言うことではありませんでした。
しかし、楽器間のバランスと定位については、あまり良くないと言うか、好みではないので、やはり気になりました。
鍵盤楽器は綺麗に広がりを持っているのですが、その他の楽器についてはとにかくセンターに集中をしているので音がゴチャッとした感じがあります。
特にドラムについてはほぼモノラル的な感じがします。その為かどうか解りませんが、ベースがあまりクリアに聴こえません。
さらにギターをはじめにデッドな音で耳に痛い感じがしました。
ジャケットのデザイン、メンバー、それからTDKのCMと言うところから、非常に音の良い洗練されたカッコ良いサウンドと言うイメージが頭な中で出来ていましたので、少し肩透かしを喰った感じがありますね。
そのギャップの大きさがよりレトロな雰囲気を感じさせたのだと想います。
(CD TOTALTIME:37:38/ Walking消費カロリー:151.29kcal)
![]() | フューズ フューズ・ワン 曲名リスト 1. グランプリ 2. ウォーターサイド 3. サンシャイン・レディ 4. トゥ・フーム・オール・シングス・コンサーン 5. ダブル・スチール 6. フレンドシップ 7. タクシー・ブルース Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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