Walking de Music

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2008年08月Archives


2008年08月07日

ロマンティック/エアプレイ 【2】

ロマンティック

エアプレイロマンティックのTrack06から細かく聴いてみます・・・。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

06:リーヴ・ミー・アローン
ピアノの4つ打ちのフレーズからハードで厚いバッキングの歪み音のギターが絡むナンバー。このギターはスティーヴ・ルカサーさん。
クリアトーンの単音で歌に絡むバッキングギターがジェイ・グレイドンさん。弦を指で弾いてベースのスラップのプルのような感じに聴こえるのですが、CD Time=0:20からは細かい16分音符を殻ピックで入れているので、ピッキングの強さでプルのような効果をだしているのではないかと想うのですが・・・。もしかしたら、ここからディレイ系のエフェクトをかけているのかも知れませんが・・・。
いずれにしても効果的なバッキングに仕上がっていると想います。

CD Time=0:32からはスティーヴ・ルカサーさんの8ビートのバッキングにジェイ・グレイドンさんのギター・ハーモニーが重なり、曲を盛り上げていきます。

CD Time=0:48からは印象的で親しみ易いメロディラインのサビです。
雰囲気的にはTOTOのサウンドに近い感じ。2回目の繰り返しからそのサビメロディのコーラスの合い間を埋めるようにジェイ・グレイドンさんのギター・ハーモニーが絡みます。TOTOだったらここはTOTOホーンと言うところでしょうか。

中間部分のソロラインはシンセにトーキングモジュレーターをかけたものと言うことです。スタート部分の節回しがギターっぽい感じですね。
そのままノリノリでエンディングとなっていきます。

個人的にはけっこう好きな曲なんですが、ジェイ・グレイドンさんもデヴィッド・フォスターさんも今聴くとあまり好きでは無いと言うことの様です。


07:スウィート・ボディ
前の曲と同じでピアノの4打ちでスタートします。それでも前の曲とは違って重い4つのビートで構成されていきます。
基本的には全ての楽器が4打ち的なビートなんですが、ギターだけ16分音符を挟んだ迫るようなバッキングになっています。この歪んだギター・バッキングは続けてスティーヴ・ルカサーさんのプレイです。
ここでのバッキングは4つに乗りつつも弾みをつけているバッキングで、全体のグルーヴを生み出しています。TOTOでのプレイもそうなんですが、このようなバッキングには絶妙の上手さと正確さがありますね。

曲は前半はあまり展開もなく、今までの楽曲の中では一番ロックテイストと言うか聴きやすいポップスに仕上がっていると想います。
それでもコーラス終りの部分はコードが面白い展開をしていて、ただでは終わらない!と言う凝った部分を聴くことができます。

この曲と前の曲の流れは一貫したメドレー的な流れがあって、丁度先日レビューしたTOTO聖なる剣アフレイド・オヴ・ラヴからラヴァ―ズ・イン・ザ・ナイトの流れに共通したものを感じるのですが。
このような作品全体の流れと言うものも、いろいろと他に影響を与えているのかな、とも想ったりしました。


08:ビックス
印象的なブラスの短いイントロから、迫ってくるような強い拍のビートを刻んでいるのはジェフ・ポーカロさん。ハイハットの録音が抑えられていて良く聴こえないところもあるのですが、8ビートにオープンハイハットでアクセントをつけています。
全体に少しシャッフル的に跳ねているように聴こえるのは、ドラムと言うよりはデヴィッド・フォスターさんのシンセベースとデヴィッド・ハンゲイトさんのベースラインが醸し出していると言う感じです。

ヴォーカルがツインで熱くテーマを奏でていきます。
これは、トミー・ファンダー・バークさんのリードに絶妙にビル・チャップリンさんが絡んでいるための熱さ。
凝った構成やアレンジと言うよりはとにかく2人のソウルフルな歌に耳を傾けたいサウンドです。


09:彼女はウェイト・フォー・ミー
少しオリエンタルなムードも漂うイントロの部分は、最初ベースとシンセがユニゾンで拍のメロディを奏でていきます。この部分がまず非常に印象に残ります。

そして、いかにも爽やかでポップなサビがスタート。メロディラインを聴いているとまるでJ-POPのようなテイストがあり、妙に親しみ深いのが印象的です。

ちなみに、サビスタートと言うのも最近のJ-POPでは非常に多いパターンですね。

爽やかさの極めつけはCD Time=0:12、CD Time=0:18の対旋律のギターフレーズ。
これでもか!と言うようなある種定番となっているようなフレーズです。一歩間違うと大変ベタになってしまうところが、不思議にグッと来てしまうのはエアプレイのマジックと言えますね。

テーマ部分はいわゆるサビの部分に対してハーフビートで進みます。
ジェイ・グレイドンさんがリードを歌っていきます。それに絡むのはデヴィッド・フォスターさん。

中サビを経てCD Time=1:08からイントロのパターンに入ります。
この部分がテーマとつながってるのは曲の流れからいくとごく自然な流れなんですが、この流れを分断した形でピックアップしてイントロに使ったと言うのが凄いアレンジだと想います。本当に上手いと言うか、言葉を失ってしまいますね。


10:アフター・ザ・ラヴ・イズ・ゴーン
言わずと知れたアース・ウィンド&ファイアーの大ヒット曲です。
EW&Fは大好きなので、当然この曲は私の頭の中ではモーリス・ホワイトさんの声で完全にマッチングしています。ですからこのテイクはかなり新鮮な感じがしました。

後半部分の転調後は、EW&Fのバージョンではサックスがフューチャーされているのですが、ここでは当然とばかりにジェイ・グレイドンさんのギターとなっています。
今までEW&Fのテイクでは想いもしなかったのですが、ギターが実に乗る曲だと言うことに気が付きハッとなりました。ソロを取ったら物凄く気持ちが良さそうな曲だったんですね。

問答無用の名曲バラードで静かにフェードアウトしてこの作品は幕を閉じていきます・・・。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

walkingを終えて聴き終えたときの印象はひと言で言うと
『損をした・・・』

サッと聴くと確かにチャッチーなメロディだったりするので、何気に聴いてしまうのですが、じっくり聴くと今更ながら凄い作品だと想いました。1曲づつ聴いた後だとなお更、当時もっとしっかりと聴いておけば・・・と損をした気分です。

エアプレイは実質的にこの作品のみと言うユニットになってしまうのですが、それでも今だにこの作品が現役作品として、アマゾンなどでも買うことが出来ると言うのが凄いと想います。

また、28年も前の作品にも関わらず、多分はじめて聴くリスナーでも十分に古さを感じることが無く聴くことが出来るクオリティを持っている作品だと想います。
かなり今の音楽に通じる部分があるのは、もちろんこの作品が『先』だったからに他ならないですね。

ジェイ・グレイドンさんもデヴィッド・フォスターさんもライナーノーツのインタヴューでアーティストではなくミュージシャンだと言ってます。また、TOTOの成功に嫉妬したと言うことも言っています。

エアプレイが次ぎの作品をもしリリースしていたとして、その作品がもっとマーケットをにらんだ創りかたをしていたとしたら多分TOTOなみの大ヒットをした可能性があったのではないかと想います。
それはそれだけの音楽的な力と時代を見る目があったと想うからです。

しかし、その分この作品ほどの音楽的でマニアックな面白みは少なくなった想うのです。ジェイ・グレイドンさんはこの作品をオーバープロデュースだった・・・と言っているように、必ずしも凝ったものが売れるとは限らないのが難しいところ。

ある程度の売れ線を狙いつつ、ミュージシャンゆえにいろいろと凝ってしまったためのオーバープロデュース。
しかし、それが他のミュージシャンやアレンジャーに刺激を与えて、いろいろなところで花咲いているのは私が言うまでもありませんね。

POPなサウンドの中に聴こえるミュージシャンゆえの拘り・・・
その絶妙なバランスがマジックを生みだす・・・
かなりいいですね、この作品。
もっと早くじっくり聴いておけばよかった・・・。

(CD TOTALTIME:43:23/ Walking消費カロリー:174.4kcal)

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ロマンティックロマンティック
エアプレイ

曲名リスト
1. ストランデッド
2. クライン・オール・ナイト
3. イット・ウィル・ビー・オールライト
4. 貴方には何も出来ない
5. シュッド・ウィ・キャリー・オン
6. リーヴ・ミー・アローン
7. スウィート・ボディ
8. ビックス
9. 彼女はウェイト・フォー・ミー
10. アフター・ザ・ラヴ・イズ・ゴーン

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あとがき
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2008年08月03日

ロマンティック/エアプレイ 【1】

ロマンティック

今日のwalkingエアプレイロマンティック

この作品は1980年のリリースです。
AORはもちろんなんですが、フュージョンの歴史を紐解くと必ずと言って良いほど紹介される名作です。
当時は、断片的に耳にしていたくらいでほとんど聴いていないと言うのが実のところ。バリバリのフュージョン少年だったので、どうしてもこのポップな雰囲気に拒否反応があったわけです。

それでも同時期にやはりAORの先駆としていたTOTOの方は良く聴いていたと言う矛盾もあったり・・・。両者の違いは、TOTOがかなりロックのテイストがあるのに対してエアプレイの方がよりポップス的なテイストがあったためでしょうか。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

walkingを終えて聴き終えたときの印象はひと言で言うと
『損をした・・・』

メロディやコーラスなどはけっこうベタな感じがしましたが、これが『先』だと言う単純なことに気がついたとたん逆に今の音楽への影響度合いが良く解りました。
つまり、いろいろなエッセンスが散りばめられているのですが、それが『ここ発信』だった・・・と言うことですね。『損をした・・・』と言うのは、当時しっかり聴いていなかったことに対しての言葉。

とにかく緻密で、特にコード進行においてはこれだけ複雑に、しかもバリエーション豊富に展開していて、なお且つ、メロディがキャッチーと言うそのアレンジ力はとにかく凄いと想いました。まあ、今更ながらと言う感じですが・・・。

細かく聴いていくと、また違った感覚になるかも知れませんので1曲つづ聴いていきます・・・。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

01:ストランデッド
いきなりのアカペラでのコーラス。この歌はトミー・ファンダー・バークさんとトム・ケリーさんのハーモニー。『どメジャー』なメロディや声質など、ちょっと個人的にはキツイ感じのするスタートではありますが・・・。

バックがインしてくると少しマイナーなロックテイストになります。ご存知ジェイ・グレイドンさんの歪みギター・バッキングとアクセントで入るギター・ハーモニーがイントロの雰囲気を容赦なく壊していきます。
それでもポップなテイストがあるのは、デヴィッド・フォスターさんの奏でるピアノのため。このあたりはTOTOにも共通のスタイルとして言うまでもありませんね。さらにそのバッキング進行のままでテーマをトミー・ファインダー・バークさんが歌っていきます。

曲はCD Time=0:43からの部分で展開をして、ロックンロールのテイストに変わります。
ちょっとビートルズのテイストなんかも感じてしまうのですが、CD Time=0:46のシャウト風のメロディ部分などはTOTOをダイレクトに連想してしまいます。
また、この部分のドラムのバスドラとスネアのタイミングなどが実に軽快で、物凄いグルーヴ感があります。
今回聴いているCDは2005年に再リリースされた盤です。そこには、ジェイ・グレイドンさんとデヴィッド・フォスターさんが当時を振り返るインタヴューが掲載されているのですが、それによるとこのドラミングはジェイ・グレイドンさんがジェフ・ポーカロさんと言っている側でデヴィッド・フォスターさんがマイク・ベア―ドさんと言っています。実際はマイク・ベア―ドさん本人がインタヴューで自分だと言っているようです。

ちょっとしたユニゾンでのリフを挟んでCD Time=1:09から更に曲は展開して最も印象的なコードが上がっていくフレーズになります。
この部分はまた違った感じで、かなりポップでありがちな進行なんですが、これも『ここが発信』と想うと、逆に凄いオリジナリティを感じます。
さらにこの部分の終りの部分が、今度は『どマイナー』なコードで終わって、デヴィッド・フォスターさんのピアノフレーズからマイク・ベア―ドさんのおかずをきっかけにして、イントロのアカペラの部分にバッキングが付いたパターンに入ります。
この意外な展開、それでいて『どマイナー』と『どメジャー』を実に違和感無くつなぐアレンジの技は見事です。
この『どマイナー』なコードを入れなくても、段々と上がって行ってそのままイントロのメロディにつなぐと言うアレンジの選択も出来たように想うのですが、このひと小節多い感じが今聴いても実に新鮮ですね。

このようにテーマの部分で4つの展開を持っている曲なんですが、それぞれがけっこう独立した感じで、別々にアイデアを練っていったら4曲出来てしまうような感じさえしますね。これを違和感なくつなげていると言うのが実に不思議な感じと言うか、マジックにかかってしまい、引き込まれてしまいます。

2コーラスが終わるとジェイ・グレイドンさんのソロ。
バッキングの音が少し派手なので音が聴きにくい部分もあるのですが、ここでのソロは見事な展開。
スタートのチョーキングで1拍喰っての3拍フレーズを頭にして、次ぎの小節で16分音符のパッセージ。同じくチョーキングフレーズを今度は少し音を高くして同じようにまとめ、さらにもう1回音を上げて決めて、最後は1音半チョーキングからのダウンフレーズで決めます。このスタート・フレーズはいいですね。
その後はスケール的なフレーズをひとつモチーフにして、それを基本に最後は上昇させていき、終りの部分で一気ギターの一番低い音であるローEまでダウンさせてソロを締めています。

このソロを聴いた時に想い出したのがT-スクエア安藤まさひろさん。フレーズ回しと丁寧にワンフレーズずつまとめていく感じ、さらにフレーズエンドでの低音でのヴィヴラートのかけ方など、けっこう似ていると想うのですが・・・。


02:クライン・オール・ナイト
これまたイントロがメジャーでポップな感じのスタートです。しかしCD Time=0:07で転調をしている為に、物凄く洗練されていると言うマジックを味わうことができます。

ジェイ・グレイドンさんのギターのオーバーダブでのハモリフレーズをきっかけにイントロとは違うイメージのテーマ部分に入っていきます。
この展開も個人的にはけっこう意外な感じで、最初違和感が少しあったのですが何回か聴いているうちに、これまたマジック。心地よいんですね、これが。

テーマはジェイ・グレイドンさんが歌います。
デヴィッド・フォスターさんの8分で刻むピアノのバッキングにコーラス終りに歪みギターでのリフが入ると言う、これもTOTOエアプレイスタイル。

サビ前のCD Time=0:55で一瞬イントロを想わせるメジャーな展開になります。これが実に意外性がある展開ですかさずサビに入ると、そのメリハリに想わず唸ってしまいます。
さらにサビの終りの部分CD Time=1:09で綺麗なメジャーコードで展開して再びイントロに戻るところはグッときます。

この曲もいろいろと雰囲気の違う部分が連結しているアレンジなんですが、最初は少し違和感があったのですが、聴き込むとその違和感がそうではなくて『必然だ』と言うことに気が付きます。

ちなみにシンセプログラミングで参加しているのはスティーヴ・ポーカロさん。ドラムはジェイ・グレイドンさんとデヴィッド・フォスターさんはジェフ・ポーカロさんとライナーノーツでのインタビューで言っていますが、マイク・ベア―ドさんは自分が叩いたと言っているとのことです・・・。


03:イット・ウィル・ビー・オールライト
解り易いメロディを持っている綺麗なバラードです。歌はトミー・ファンダー・バークさん、コーラスはトム・ケリーさんです。

流石にバラードですので、前の2曲のような意外な展開や複雑なコード進行は無いのですが、サビの終り部分CD Time=1:06でのデミニッシュコードの使い方がけっこう斬新な感じがします。
デミニッシュコードと言うのは、それだけで物凄く特徴的なコードで、もちろんコードとコードの橋渡しとしての役割で使用するとインパクトがありますが、このように1小節の間使うとさらにインパクトがあります。
またこの部分の場合は、続くコード進行が綺麗な流れを持っているので、なお更このデミニッシュコードが効いています。

CD Time=2:26からジェイ・グレイドンさんのソロです。
スタートは前の小節に絡め、ひとつのモチーフを繰り返しながら上昇フレーズを弾いて盛り上げていきます。
CD Time=2:29のフレーズから一気にスライドダウンするところはラリー・カールトンさんの得意技フレーズ。でもジェイ・グレイドンさんのオリジナリティとセンスはその後のフレーズに現れています。
クオーターチョーキングからCD Time=0:34のC=「ド」の音までの音の運びとアーティキュレーションが、地味なフレーズですが実に肝!
続いては練りに練ったと言う感じのギターのハモリフレーズ。非常に曲調に合ったムーディーさを持った完成度の高いソロに仕上がっています。


04:貴方には何も出来ない
この曲はスタートから意外性が連続します。
はじめのブラスのユニゾン部分は、いきなり聴くと拍子も良く解らないような4音と5音の組み合わせになっています。
次につながるピアノの4つ打ちの部分を聴くと、ちょっとアップテンポのストレートなビート感なんですが、歌が入ったところでこの曲の持っている3連のビートに気が付くと言う流れになっています。

細かく聴いて分析してみると非常に面白く、見事なアレンジであることは私が言うまでもありませんね。個人的にはもっとストレートでも良かったのではと想いますが。
理由はいたって単純で、テーマのメロディやサビ、そしてコード進行などが非常に良いから。特にCD Time=0:40からの中サビの部分のコード進行がたまらなくいいですね。

中サビに続くブラスでのジョイント部分からサビに入ります。中サビに比べると単純なコード進行なんですが印象的なサビメロ。

ジェイ・グレイドンさんのギターソロはCD Time=2:36から。
ここでもコードは複雑に展開して、それに合わせて創り込まれたラインを丁寧に奏でていきます。
ソロエンドはイントロのブラスでのユニゾンです。
この部分で最初のユニゾンの部分がどう言った譜割りになっていたか?と言うことが解る仕組みになっています。
ちなみに、このユニゾンは3連で3/4拍子になっています。3連×3拍で9音。つまり4音+5音ですね。
このソロエンドのユニゾンを聴くと、最初の3連は上がり、次ぎの3連は最初の1音の後で下がりそして上がり、最後の3連は上がる、と言う3分割のフレーズでありプレイをする場合にはあくまでも4音+5音ではないと言うことが良く解ります。
このようなパターンのフレーズはけっこうギターのフレーズとしてはあるので、もしかしたらジェイ・グレイドンさんがソロパターンを創っているときに出来たもの?・・・そんな邪推もしてしまいます。
ちなみにブックマークしてるブログpatweekの本と音楽さんでも取り上げられていますので読んでみてください。

続けてイントロのピアノのパターンに入り、そこにサビのメロディが乗っていきます。さらにここで、イントロのピアノの部分がサビのバッキングから取ったモチーフだと言うことが解る仕組みになっています。

このような凝った仕組みと言うのは多分に創る側の遊び心が溢れている感じがして個人的には大好きなんですが、それよりも純粋に心に響いてくる、この曲の持っている良いメロディやコード進行、そしてグルーヴ感の方が優っているような感じもします。凝り過ぎと言ってしまえばそれまでなんですが・・・。

そんな凝ったアレンジなんて知らなくても楽しめます!
と言うのがこの曲の秀逸なところで、まさに肝!な部分です。

ちなみにこの見事なシャッフルを醸し出しているのはジェフ・ポーカロさんのドラム。さらに目立たないのですが、いい味を出している単音中心のギターカッティングはレイ・パーカーJr.さんのプレイです。


05:シュッド・ウィ・キャリー・オン
まさにロマンティックなバラードナンバー。ジェイ・グレイドンさんの甘い歌い方が器用さを感じると共にいかにもロマンティックな感じ。ジャケットのヒゲ面とのギャップが個人的には違和感がありますけど。

その歌声以上にロマンティックなのはサビのメロディ。

でもそのメロディ以上にロマンティックだと想うのが、メロディの合い間に入るCD Time=0:52やCD Time=0:58のギターの歪み音での対旋律。
やはりジェイ・グレイドンさんは歌よりもギターがセクシーだと想います。

タイトなドラムはジェフ・ポーカロさんの様ですが、CD Time=1:10で絶妙なおかずを聴かせてくれるベースはクレジットがないので解りません・・・。でも、これまたロマンティックに一役かっているフレーズです。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

と言うことで
続きのトラックは次回に・・・。

(CD TOTALTIME:43:23/ Walking消費カロリー:174.4kcal)

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1. ストランデッド
2. クライン・オール・ナイト
3. イット・ウィル・ビー・オールライト
4. 貴方には何も出来ない
5. シュッド・ウィ・キャリー・オン
6. リーヴ・ミー・アローン
7. スウィート・ボディ
8. ビックス
9. 彼女はウェイト・フォー・ミー
10. アフター・ザ・ラヴ・イズ・ゴーン

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