Walking de Music

walking de music!
このブログは、ウォーキングをしながら聴いたジャズ・フュージョン・CDのレビューを中心としたブログです。個人的に想い付くままに綴っています。

Walking de Music・・・
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2008年12月Archives

12

2008年12月25日

サンライト
【シークレット・ストーリー/パット・メセニー】

作品中でも屈指の爽やかなパット・メセニーさんのシークレット・ストーリー・トラック06・サンライトが今日のwalking musicです。

06:サンライト
いかにも爽やかな、タイトル通りのイントロを醸し出しているのは3台のギター。
センターのエレクトリックと両チャンネルのアコギが奏でるメロディ。
さらに、ハープの上昇フレーズが色を添えています。

この爽やかな曲を作品の6曲目に持ってくるというのが良いですね。
1曲目が暗、次が明、そして明、不思議、暗と続いてこの曲が明という流れ。

サビの部分はひとつのメロディモチーフをコード進行を変えていくことで盛り上げていきます。
カシオペア野呂一生さんも得意としている曲の創り方ですね。個人的にこのサビの部分を聴くとボブ・ジェームズさんを想い出します・・・。

この曲の個人的な一番の肝!
CD Time=1:47からのブリッジの部分。
何とも元気が出るサウンドではないでしょうか?

段々と16ビートが強くなっていって、ストリングが絡んで熱くなっていって
CD Time=2:11でストリングスがテーマリードを取って変わる・・・
そしてキメから再びテーマに戻る部分はグッときます。

エンディングはパット・メセニーさんのソロでフェードアウトしていきます。
この部分はD♭ペダルにして2つのコードを繰り返しています。
その上でパット・メセニーさんが
ここでも丁寧に決して語り過ぎないソロラインを展開しています。

また、単純なD♭のベースラインに絶妙なアクセントと
CD Time=3:27のような見事なおかずを入れて
パット・メセニーさんのソロをバックアップしているのはウィル・リーさんかと・・・。
実はクレジットに同じくベースとしてスティーヴ・ロドビーさんの名前もクレジットされています。

この作品は複数のドラマーやベーシストが1曲の中で演奏をしているものがけっこうあるので
曲の何処の部分で誰が?
ということを考えながら聴くのも良楽しいです。

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Secret StorySecret Story
Pat Metheny

曲名リスト
1. Above the Treetops
2. Facing West
3. Cathedral in a Suitcase
4. Finding and Believing
5. Longest Summer
6. Sunlight
7. Rain River
8. Always and Forever
9. See the World
10. As a Flower Blossoms (I Am Running to You)
11. Antonia
12. Truth Will Always Be
13. Tell Her You Saw Me
14. Not to Be Forgotten (Our Final Hour) [*]

1. Back in Time
2. Understanding [*]
3. Change in Circumstance [*]
4. Look Ahead [*]
5. Et Si C'Etait La Fin [As If It Were the End]

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2008年12月20日

ザ・ロンゲスト・サマー
【シークレット・ストーリー/パット・メセニー】

綺麗なピアノからスタートをするパット・メセニーさんのシークレット・ストーリーのトラック05・ザ・ロンゲスト・サマーが今日のwalking musicです。

05:ザ・ロンゲスト・サマー
綺麗なアコースティックピアノから入ります。このピアノはパット・メセニーさんのプレイ。
ピアノと一緒に奏でられていて、パッと聴いただけでは弾いているかどうか解らないスティーヴ・ロドビーさんのアコースティック・ベースが
・・・実に良い感じです。

メロディはいかにもパット・メセニーさんらしいサウンドで、CD Time=0:20から、静かにストリングスが入ってくる部分からはそのものズバリという感じがしますね。

CD Time=0:37からは、ギターが一緒にメロディを重ねてきます。
ここでも、エレクトリック・シタールらしき音が少し聞えるのですが、ライナー・ノーツには記載がないのでちょっと不明ですね。
それにしても、この音をけっこう多用している感じがするのは、作品全体を少しエスニックか東洋風な感じにしようとする意図があったのでしょうか?

CD Time=1:27からパット・メセニーさんの声とも言えるギターシンセのソロです。
このスタート部分のギター・シンセの少しピッチずれをしているような雄叫びが
・・・実に良い感じです。
このソロに入る前のコードがF#m9で、段々とクレッシェンドをしてソロに入りますが、ここでは半音下がったFmaj7#11そしてF#m9を2小節づつ、2回繰り返します。
このF#m9の響きに物凄く終止感があって、それは逆にFmaj7#11に浮遊感をもたらします。そのコード進行にのって、丁寧なフレーズを奏でていきます。さらにCD Time=1:59でBm9を2小節で再びF#m9に戻ります。
ここに入る部分の小刻みなスライドでのラインからコードトーンの音を捉えてトレモロアームで軽くダウン。すかさず駆け上がりフレーズからCD Time=2:02のスライドでのトリルを絡めた得意フレーズへ。
・・・実に良い感じです。

さらにコードは変わっていって、CD Time=2:21からはまるで事前に創ってあったかのような綺麗な流れのライン。そして、CD Time=2:29からが聴き所になります。

ここは2小節づつワンパターンのコード進行で進んでいきます。
ひとつのパターンから次のパターンは、丁度ギターで言うと2フレット分下がっていく進行になります。
ギターで視覚的にスケールを追って行くと、ついそのコード進行通りに段々下がっていくフレーズになりがちなんですが見事に歌っていますね。まあ、当たり前ですが。
特に、CD Time=2:34の速いパッセージから、次のコードDm9の3度の音に解決しているCD Time=2:36。そこから高音へアップしていくところ。
・・・実に良い感じです。

続く、CD Time=2:51からは、Gm11とGmaj7#11の繰り返しパターン。
マイナーとメジャーが1小節づつ交互に繰り返される中マイナーとメジャーの特徴を出しつつ、それが唐突な変化になっていなくてフレーズ、メロディーが流れているのがやはり
・・・実に良い感じです。

曲は、パット・メセニーさんのギター・シンセの雄叫びが繰り替えされながらフェードアウトしていく中で、ピアノとベース、そしてそれを取り囲むストリングでの優しいリフを経て再びテーマに戻っていきます。

最後は、パット・メセニーさんのソロが再び雄叫び、そしてフェードアウトして終わっていきます。

今回改めて、この曲のタイトルであるザ・ロンゲスト・サマーという言葉を意識して聴いてみたら・・・
これが夏感じが良く出ていて
・・・実に良い感じです・・・。

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Pat Metheny

曲名リスト
1. Above the Treetops
2. Facing West
3. Cathedral in a Suitcase
4. Finding and Believing
5. Longest Summer
6. Sunlight
7. Rain River
8. Always and Forever
9. See the World
10. As a Flower Blossoms (I Am Running to You)
11. Antonia
12. Truth Will Always Be
13. Tell Her You Saw Me
14. Not to Be Forgotten (Our Final Hour) [*]

1. Back in Time
2. Understanding [*]
3. Change in Circumstance [*]
4. Look Ahead [*]
5. Et Si C'Etait La Fin [As If It Were the End]

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2008年12月18日

ファインディング・アンド・ビリーヴィング
【シークレット・ストーリー/パット・メセニー】

今日のwalking Musicはパット・メセニーさんのシークレット・ストーリーのトラック04です。

04:ファインディング・アンド・ビリーヴィング
何とも言えない不思議なテイストを持った曲です。一番最初に聴いたときは、あまり受け付けなかったように覚えているのですが、聴き込んでいくうちに段々とその魅力にハマッていってしまう曲です。今では、この作品中でも1番2番を争うくらい好きな曲となってしまいました。

その一番の不思議なテイストはマーク・レッドフォードさんが歌う、というか叫ぶテーマのヴォイス。
歌詞があるわけではなく、何と言っているのかも良く解らないサウンド。
でも、物凄くヒューマンな感じがして、さらに人間の生の叫びというか・・・。
サウンド的には、カンボジアとかそのあたりの感じと言ったら良いでしょうか。

イントロのスラップ・ベースがそのまま曲を牽引していくのですが、これはウィル・リーさんのプレイ。
そのモチーフがギターなどで、まるでエコーのようにズレを生みながらあちらこちらから聴こえてくるという、複雑で不思議なムードで曲が進んでいきます。

CD Time=2:14からのキメ部分はクラシカルな展開。
今までの複雑でごったな感じから、一転ストレートな展開で曲中の印象深い部分になっています。

次のコーラスに入ると、マーク・レッドフォードさんのヴォイス・テーマがさらに複雑になって不思議さを増していきます。

再びキメのクラシカルな部分。
そして、まるで暗転するように、さらにクラシカルで映像的な世界に変わります。

この部分もパット・メセニーさんの世界が爆発していて、パーカッションのリズムが6/8拍子を刻む中でストリングスが拍子を無視するように、ゆったりとしたアンサンブルを奏でていきます。

この部分は本当に良く構成されていて、まるでクラシックの楽曲か映画音楽のようなサウンドになっています。また、メロディも綺麗ですし、ストリングスのアレンジも絶妙ですね。
そのバックで淡々とリズムが刻まれていたり、時折ヘリコプターのようなSEが入っていたりして、個人的には大好きな部分になります。

特にCD Time=6:00の低音ストリングスの対旋律が肝!です。ライヴではこの部分をパット・メセニーさんがギター・シンセで奏でているようでした。

そして、マーク・レッドフォードさんのヴォイスが遠くでリフレンされて、CD Time=6:16のストリングスのエンディング・フレーズが流れます。

SEが静かに聴こえてきて、段々と両耳を塞いでしまうかのようなノイジーサウンドが大きくなり、スパッ!と切れたかと想うとピアノの印象的なフレーズへ入り曲は再び展開していきます。

このピアノはパット・メセニーさんのプレイです。
ベースはスティーブ・ロドビーさんのアコスティック・ベースに替わり、同時にドラムもポール・ワーティコさんが入ります。この部分の雰囲気はパット・メセニー・グループの雰囲気が満載です。

そのままパット・メセニーさんのソロに入っていきます。
ここでも、比較的メロディアスで音数の極端に多くないラインを奏でています。非常に曲調を考えた丁寧なソロという感じがします。

この曲は、不思議なムードで始まって、あややと想っているとクラシカルな展開。そして最後はパット・メセニー・グループのテイストでソロ展開するという、バリエーションに富んだ楽曲です。
約10分近いので長い曲ではありますが、飽きることなく引き込まれてしまうのが、やっぱり不思議・・・。

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曲名リスト
1. Above the Treetops
2. Facing West
3. Cathedral in a Suitcase
4. Finding and Believing
5. Longest Summer
6. Sunlight
7. Rain River
8. Always and Forever
9. See the World
10. As a Flower Blossoms (I Am Running to You)
11. Antonia
12. Truth Will Always Be
13. Tell Her You Saw Me
14. Not to Be Forgotten (Our Final Hour) [*]

1. Back in Time
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2008年12月11日

カシードラル・イン・ア・スーツケース
【シークレット・ストーリー/パット・メセニー】

今日のwalking Musicはパット・メセニーさんのシークレット・ストーリーのトラック03です。


03:カシードラル・イン・ア・スーツケース
イントロから時計の針の音のようなサウンドでスタートをして意表を付かれる感じです。
この曲の拍は譜面を見ると6/8拍子。
右チャンネルの鐘のような音は1拍つづ刻んでいます。
左チャンネルの同じく鐘のような音は1拍半つづで刻まれています。
そしてセンターのカウベルのような音は、8分音符喰って16分音符でチャチャというリズムを基本に細かく刻まれています。

この部分は3つのリズムが折り重なっていて、より複雑なムードで、少しSFチックで近未来的な雰囲気を醸し出していると想うのです。

さらに複雑に聴こえるのはテーマに入ってからです。
テーマはパット・メセニー・ワールド全開!と言えるハーモニカ音でのシンセ。少しルーズにメロディを弾いている感じがまた情緒的で良いですね。
さらにこの部分は、イントロで奏でられていた3つのリズムとの間に微妙なズレを感じるように創られているギミックになっているのがミソなんです。

テーマはゆったりとした4/4拍子に聴こえるようになっています。
そして今まで1拍半で刻んでいた左チャンネルの鐘のような音が
その4/4拍子の頭を刻んでいるように聴こえてくるのです。

つまり、今までの1拍半を1拍としてとらえるとジャストに聴こえるようになるのです。
そうするとイントロで6/8の頭を刻んでいた右チャンネルの鐘ようなの音は
今度は3連のリズムのように聴こえてくるわけです。

そのためにリズムの刻みとゆったりとしたテーマにズレを感じさせるという
トリップにハマッてしまうというわけです。

このようなお遊び的とも言えるギミックも
パット・メセニー・ワールドのひとつと言えますね。

曲はサビのクラシカルな展開以外は大きな展開もなく進んでいきます。
歪んだ音でのパット・メセニーさんのソロもあるのですが
これもSE的ではっきりとしたサウンドではなくわざとぼかして録音しています。
ですから個人的にはやっぱり近未来というかSFのイメージかなと。

ライナーノーツでパット・メセニーさんがこの曲に対して
『120のインフォメーションを埋め込んだ』
と言っていますが、なるほど、何回聴いても新しいインフォメーションに出会うことができる複雑な『サウンドの波』を感じる曲ですね。

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1. Above the Treetops
2. Facing West
3. Cathedral in a Suitcase
4. Finding and Believing
5. Longest Summer
6. Sunlight
7. Rain River
8. Always and Forever
9. See the World
10. As a Flower Blossoms (I Am Running to You)
11. Antonia
12. Truth Will Always Be
13. Tell Her You Saw Me
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2008年12月10日

フェイシング・ウェスト
【シークレット・ストーリー/パット・メセニー】

今日のwalking Musicはパット・メセニーさんのシークレット・ストーリートラック02です。

02:フェイシング・ウェスト
フォークとカントリーがジャズにフュージョンされたと言ったらよいでしょうか?
まさにパット・メセニー・ワールドが全開の曲です。

言うまでもなく、この曲のリズムをグイグイと牽引しているのは、左右のチャンネルで奏でられているスチール弦のアコギでのコード・ストローク。そして、それをストレートにサポートしているアーマンド・マーサルさんのパーカッション。
そのリズムの中でアクセントになっているのが、パット・メセニーさんのエレクトリックギターでの2拍4拍右左?のショートなカッティング。

曲中のアクセントと隙間を埋めているのがライル・メイズさんのピアノ。
そして、さらに豊かさを加えているのがロンドン・フィルハーモニニック・オーケストラのストリングス。

一緒にリズムを牽引している楽器であるベースですが、この曲ではパット・メセニーさんが奏でています。

この曲は、特に全体のバッキング・プレイにほとんど遊びがなく、単純に淡々と進んで行くのが最大の特徴です。
一歩間違うと打ち込みのサウンドのようになってしまいますが、まったくそんな風に感じさせないのは、抑揚があるからです。それがサウンドのうねりになっていると想います。
この抑揚だけで、劇的にしかも映像的に進んで行く曲と言ってもよいと想います。

そのためかライル・メイズさんのピアノも白玉が多くいたってシンプル。ストリングス・アレンジも後テーマ部分以外は非常にシンプル。
また、ベースはやはりベーシストが弾いた方がよりクオリティが上がるのでは?とも想ったのですが、逆にベースラインに派手なおかずなど不要でパット・メセニーさんのプレイで必要十分であったのでは?と想います。

テーマはシンセで、これまたパット・メセニー・ワールドである笛系の音。
そして抑揚のあるこの曲のキーポイントになる部分がCD Time=0:37、CD Time=0:39そしてCD Time=0:41のアクセント。
個人的には続くCD Time=0:45やCD Time=0:52のアクセント部分が肝!で、この抑揚とアクセントには、想わずwalkingをしていても空に向かって手を突き上げたくなってしまいました。
このパターンは頻出しているのでこの曲の最大の特徴になっていますね。

2コーラスめになると、テーマが変わって今度はパット・メセニーさんのギター。これは、エレクトリック・シタールでしょうか?
それをオクターブで重ねて弾いていうような感じです。ちょっと良く解りませんが、これまた独特のサウンドです。

CD Time=2:24からはパット・メセニーさんのソロです。このソロは実によくメロディを歌っていると想います。
最近のパット・メセニーさんの特にジャズ的なフォーマットでのプレイは、少し指癖に走るところがあって、しかも弾きまくりスタイルでちょっと満腹!という感じが個人的にはあるのですが、それに比べると格段の音数の少なさの割りには格段に歌っているのがこのソロです。

この部分はテーマのコード進行に従ってインプロヴィゼーションを展開しているのですが、コード進行の流れをフレーズ単位で捉えていくようなアプローチで本当によく歌っていると想います。まるであらかじめ創っておいたかの様な綺麗なメロディが連続しています。

パット・メセニーさんのソロの後は、再びテーマに戻ります。今度はコードがAからCへ転調をしていて、さらにテーマをパット・メセニーさんのエレクトリックシタールと共に笛の音などのシンセ類が一緒に奏で、さらにロンドン・フィルハーモニック・オーケストラがストリングスで豊かさを添えます。

この部分が抑揚の最大の盛り上がりポイント。
ストリングス・アレンジが非常に盛り上がりを醸し出していて、最初は比較的シンプルに進むのですが、CD Time=3:45のカウンター・ラインをきっかけにして膨らんでいき、CD Time=3:58でメロディを一緒に奏で最高潮の盛り上がりを聴かせ、エンディングのパット・メセニーさんのソロへと繋がっていきます。

エンディングのパット・メセニーさんのソロは8小節をワンパターンとして展開をしていきます。
最初の6小節はCsus4→Cというコードを繰り返し、最後の2小節がA♭mai7(add6)→A♭may7を繰り返します。
この最後の2小節でインプロヴィゼーションに使用するスケールをチェンジします。

このチェンジした部分が実に気持ちが良いですね。
これは、ギターを弾く上で実はスケールチェンジが比較的しやすいパターンと言えます。その割には効果的なスケールチェンジになっていて聴いていても気持ちが良いのですが、弾いているともっと気持ちが良いパターンと言えます。ギタリストならではのコード選択とも言えますね。
この部分の雰囲気が変わるソロラインをじっくりと聴いていただきたいところ。

そのままパット・メセニーさんのソロで曲はフェードアウトしていきます。

構成も非常にシンプルな曲で、さらに使用しているコードを見てもいわゆるAとかCといったシンプルなコードが多いのも特徴です。けっこうジャズ・フュージョンの場合は、このようなノーマルでシンプルなコードを使用した曲だと『ノー天気』なサウンドになりやすので敬遠する傾向があるのですが、それをストレートに使用しているのはやはりパット・メセニー・ワールド
つまり、フォークやカントリーにもルーツを持っているというあらわれですね。

そして、全体に単純でシンプルな楽曲をここまで劇的に壮大に仕上げているのは、抑揚と頻出しているアクセントフレーズのたまものだと想うのです。
心が晴れるような清々しさを与えてくれる秀作だと想います。

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