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ゼロ・トレランス・フォー・サイレンス【1】/パット・メセニー

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ゼロ・トレランス・フォー・サイレンス

今日のwalking Musicはパット・メセニーさんのゼロ・トレランス・フォー・サイレンスです。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

この作品は1994年の作品です。
当時は賛否両論入り乱れていた問題作。
もし聴いたことがない方でしたら、まさに取扱注意という感じでしょうか。

内容的には、ギターのみでオーバーダビングをして
いたってフリーに弾いているという感じ。
しかも音がひずんだトーンで
ノーマルなパット・メセニーさんのギタートーンを期待すると・・・
もの凄くコケます。

また、ほとんどフリー的な演奏で、楽曲を意識して聴くと・・・
これまたコケます。

私の場合は、初めて聴いたときはかなり戸惑いました。
以来あまり聴いてはいない作品ですが
久し振りに引っ張り出してみました。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

walkingを終えて聴き終えたときの印象はひと言で言うと
『ある疑問の答えが見えたような気が・・・』

細かく聴いていくと、また違った感覚になるかも知れませんので
1曲つづ聴いていきます・・・。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

01:PART 1
左右のチャンネルで、ひずんだギタートーンの『かきむしり奏法』がスタート。
テンポなどは無いに等しくて、高速で、まるで三味線のように弾きまくります。
さらに、普通にフレーズを弾いているのではなくて
あくまでも、音程無視、スケール無視のようなスタイル。
悪い言葉で言うと『ムチャ弾き』という感じでしょうか。

これは、もちろんオーバーダビングになります。
聴きながら想っていたのが、どちらのギターを先に録音したのか?
ということです。
これはCD Time=2:41で
先に左チャンネルのギターが『かきむしり奏法』を止めるので
おそらく左チャンネルが先に録音されたのだろうと想います。
ここから短音の掛け合いになりなす。

この短音での掛け合い部分は
いつものパット・メセニーさんの流麗なフィンガリングや
ピッキングからは想像ができないくらい雑なもの。
もちろんわざとそのようにプレイをしているのですが
パット・メセニーさんを今まで聴いたことがない人は
「ヘタなギタリストだな・・・。」
と想ってしまう・・・そんな感じです。

再びCD Time=3:47から『かきむしり奏法』が始まりますが
CD Time=4:25から再度短音の掛け合いに戻ります。

この部分の掛け合いは
一聴、アンバランスで左右バラバラに
好き勝手に弾いているようにも感じるのですが
良く聴いてみると、見事にサウンドしているのが解ります。

特に右チャンネルのベース音的なギターが
左チャンネルのラインと絡んで
不思議なコード感を醸し出しています。

その後も『かきむしり奏法』と短音の掛け合いを繰り返しながら
約18分間続きます。

この演奏が事前に決まっていた部分があったのかどうか解りませんし
また、これを曲と言ってよいのかどうかというのも・・・
何とも言えないところがあります。

でも不思議に聴いているうちに
『あっちの方へトリップ』してしまいそうになる自分がいたのも確かです。

何とも不思議、摩訶不思議なパフォーマンスと言えますね。


02:PART 2
この曲は、ギター3本のオーバーダビングで進んでいくスローな曲です。
コード進行とメロディらしきものはある曲ですが
全体に『ピッチずれ』みたいなものを演出していて
この不安定さは、個人的には実に気持が悪いです。

CD Time=2:25からセンターのギターのみになって
単音でロック的なアプローチで8ビートを基調としたラインを奏でます。
そしてCD Time=2:24から右チャンネルのギターが入り
さらにCD Time=2:51から左チャンネルのギターが入ります。

3つとも短音でのラインで
さらに、それぞれが呼応するように連動をしていて
まるでディレイがエフェクトされているかのような効果を出しています。

ここで想い出したのが、ロックの雄・クイーン。
ギタリストのブライアン・メイさんが
ディレイを使用して、ちょうどこんな感じのパフォーマンスをしていましたね。

ここでのフレーズもロックフレーズ。
かなりロックしている感じです。
フレーズがかなり渋く、ちょっとエリック・クラプトンさん風というか。

パット・メセニーさんに
このようなボキャブラリーがあったということを
今回改めて発見しました。


03:PART 3
この曲も3本のギターでのオーバーダビングになります。
今度は3本共に同じメロディを少しずつずらしながら弾いていくスタイル。
ですから、ある程度は練られているパフォーマンスかと想います。
また、今までと同様に微妙な『ピッチずれ』を演出していますので
やはり聴いていて不気味というか、何と言うか。
あまり気持が良くはありませんね。

ところで、この作品で使用しているギターは何でしょうか?
細かいスペックや当時の記事などがありませんので良く解りませんが・・・。

まずはこのひずみ音が、VGなどを使用して出されているものなのか?
それとも純粋なひずみ系のエフェクターか?
実はもっとピュアなアンプでのひずみなのか?

ギターはジャケットの裏を見ると
レスポールのようなギターを持っていますが?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

続きはまた後日・・・。

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パット・メセニー

曲名リスト
1. パート1
2. パート2
3. パート3
4. パート4
5. パート5

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あとがき
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