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2009年04月Archives


2009年04月09日

南から来た十字軍 【2】/クルセイダーズ

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南から来た十字軍

今日のwalking Musicはクルセイダーズ南から来た十字軍Track05からトータル・レビューです。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

05:アンド・ゼン・ゼア・ウォズ・ザ・ブルース
いきなりラリー・カールトンさんのゆったりとしたチョーキングにゆったりとしたテンポの引きずるようなアフタービートが襲いかかってきます。ビートを生み出しているのは、スティックス・フーパーさんのバスドラムとロバート・ポップス・ポップウェルさんのベースがきっちりと連動しているところ。
さらに、その上にノッているアーサー・アダムスさんの歯切れの良いギターカッティングとジョー・サンプルさんの、こちらも歯切れの良いエレピ。何とも言えない心地よいビート感がハマります。

そのグルーヴの上でラリー・カールトンさんはいきなりのチョーキングから絶妙なロングトーンを押さえた左手のビブラートのみで聴かせてくれさらに、CD Time=0:08で一音半チョーキングをビシッと決めます。この最初の部分だけですでに肝!

テーマは2管。それに絡むようにラリー・カールトンさんがカウンター・メロディーを仕掛けていきます。

ファーストソロはウィルトン・フェルダーさんのサックス。
ソロのスタートから少しルーズにフレーズに間を置いたアプローチはウィルトン・フェルダーさんの特徴。これが、アフタービートの感じに良く合います。

CD Time=2:02からの2音づつのアップフレーズでスケールチェンジ。これもお馴染みのフレーズ。ややルーズに吹いているところがまた良かったりします。

CD Time=2:42からは2コーラスめ。高音のフレーズで攻めてきます。ここは、ラリー・カールトンさんの絡みが最高です。CD Time=2:50のウィルトン・フェルダーさんのフレーズに対しての反応などは流石です。ここは肝!

CD Time=3:24で叫びのひと吹きから静かに次のソリストに引き渡していきます。


次はジョー・サンプルさんのエレピ。
静かなソロの入りにラリー・カールトンさんがヴォリューム奏法で絡みます。この反応も流石ですね。

前半は鍵盤の狭い範囲での引きずったようなグルーブを持ったフレーズまわしをしていきます。展開をしてからのCD Time=4:10で今まで鍵盤の狭い範囲から飛び出して高音へスパークしていきアウトフレーズで弾き抜けます。

CD Time=4:22で歯切れの良いリズム的なリックがロバート・ポップス・ポップウェルさんのベースと強烈に絡みあいます。そしてブルージーなフレーズからの速いパッセージで2コーラスめへ。

CD Time=4:42からの2コーラスめは、8分音符の和音に半音で細かいグリッサンドを入れてアクセントをつける典型的なブルースフレーズを2小節。その後の2小節で速いパッセージをかまします。

そして再び同じブルースフレーズを2小節奏でてCD Time=5:00で速い機械的なシーケンスでアップフレーズを奏でます。そのままフレーズは上がり続けて展開部分に突入。CD Time=5:08では、エレピの最高音で耳に少々痛いキンッとしたところまで上がっていきます。この流れはまさに肝!です。

さらにこの部分でラリー・カールトンさんのバッキング反応が見事でCD Time=5:02などはジョー・サンプルさんのアップフレーズに合わせてアップしていくバッキングで答えています。

ソロエンドに向けては、ブルージーなフレーズ展開で次のソリストに引き継いでいきます。


3番手はウェイン・ヘンダーソンさんのトロンボーン。
2小節のフレーズをモチーフにして繰り返します。わかりやすいフレーズは非常にメロディアスです。その後も丁寧なフレーズまわしでしっかりと歌っていきます。

展開後のCD Time=6:17から、歯切れの良いフレーズまわしからCD Time=6:21のブレイクダウンしたようなフレーズ。そしてCD Time=6:23のトロンボーンならではのゆったりとアップするベンドフレーズ。ものすごくいい雰囲気に包まれます。

そして、タンギングで聴かせてくれる細かいフレーズからゆったりと次のソリストに引き継ぎます。CD Time=6:39のロバート・ポップス・ポップウェルさんの細かいアクセントフレーズも引き継ぎを後押しします。


4番手はラリー・カールトンさんのギター。
SE的なチョップと言う、音をミュートして弾きおろす奏法からチョーキングをキメます。そしてブルージーにフレーズを展開していきます。CD Time=6:46のアウト1音がいかにもラリー・カールトンさんらしい一撃でこの音の選択はいつ聴いても見事。この部分ですでに肝!です。

そのアウト1音からロングトーンでのビブラートを決めて少し引っかけるようなアクセントのフレーズから、CD Time=6:53で絶妙なアーティキュレーションのフレーズまわしを決めます。ここからCD Time=6:56までのフレーズもラリー・カールトンさんの得意節で好きな私などはたまらない部分です。ここもやはり肝!

展開部分に入るとCD Time=7:09で1音半チョーキングを決め、そして、想わず一緒にタメを作って聴いてしまうアップフレーズから高音でのチョーキング一発。

あくまでもブルージーにしっかりとアフタービートの感じを出しながらソロを終えていきます。


曲はテーマに戻り心地よいビートを残してフェードアウト。

この曲でのラリー・カールトンさんのソロは1曲目のスパイラルと双璧の出来です。悩みますが・・・こちらの方が個人的にはベスト・トラックですね。

さらに、ソロプレイだけではなくてバッキングが実に見事です。TPOをわきまえて、すぐにいろいろなサウンドに反応するスタイルはラリー・カールトンのギターテクニックだけでは測れないすご技。一度、ラリー・カールトンさんのバッキングプレイだけに耳を傾けて聴いてみても面白いと想います。

全体のリズムがまったりしているので10分近い長さは飽きも出そうですが、それでもじっくりとこのビートに沈み込んで、トリップして聴くと・・・これが快感なんです。


06:セレニティー
ロバート・ポップス・ポップウェルさんの8分音符でのゆるやかなラインに、印象的なギターフレーズをアーサー・アダムスさんが繰り返して進んでいく、何とも言えない陰鬱なムードもあるバラードです。

ジョー・サンプルさんのエレピが散りばめられて星のように輝いたフレーズにラリー・カールトンさんのハーモニクス奏法が、さらにきらびやかな感じを演出しています。

テーマはウィルトン・フェルダーさんのサックス。これが、今までの曲とは全く違った綺麗な音。どちらかというと今までの曲はやや引いた音質で録音されていましたが、ここは全面に少しエフェクトを強くかけて演奏されます。

曲は印象的な繰り返しの中ウィルトンフェルダーさんのサックスがささやくように奏でられながら、そしてその周りを取り囲むバッキングがきらびやかに。さらにウェインヘンダーソンさんのトロンボーンも登場して、幻想的でやや陰鬱なムードの中エンディングを迎えます。


07:フィーリング・ファンキー
ロバート・ポップス・ポップウェルさんのスラップからスタートするノリの良いファンキーなナンバーです。想わず、あごと腰が動いてしまうグルーヴを持っています。ジョー・サンプルさんのクラビのバッキングがまたいいです。

テーマはウェイルトンフェルダーさんのサックスとラリー・カールトンさんのギターのユニゾンで奏でられていきます。

中サビ部分は、ジョー・サンプルさんのバッキング的なコードメロディでリズム重視で流れていきます。そしてCD Time=0:59のブレイクでロバート・ポップス・ポップウェルさんのスラップワンポイント。これがカッコいい。

ファーストソロは、ウェイルトンフェルダーさんのサックス。ブルージーでファンキーで丁寧なラインを聴かせてくれます。

再び中サビ、そしてテーマを経てエンディングです。

かなり短い曲なので少し欲求不満になりそうですが、このファンキーさには変えられません。

エンディングとしては、前の2曲が結構長く聴くのにも気合が必要な部分がありましたので、このさっぱりとした構成は逆に良かったりもします。

★☆南から来た十字軍・トータルレビュー★☆

walkingを終えて聴き終えたときの印象はひと言で言うと
『ご機嫌だぜ!』

・・・

細かく聴いてみた後でもやはり『ご機嫌だせ!』です。

クルセーダーズの場合は、そのキャリアが物凄く長いので、ジャズ時代を含めると、すべてを網羅して聴くのは結構大変だと想っています。

個人的には80年代の、3人のユニットの時代が実は好きでその頃のジョー・サンプル色が入った良い意味でのあかぬけた感じと、もともと持っている泥臭い感じのミックス具合が個人的にはちょうど良かったわけです。

まあ、それ以前の作品はそれほど聴きこんだ感じもないので多くは語ることができないのですが、この作品はやっぱりいいですね。

何と言っても、1曲目スパイラルの出来の良さは特筆するものがあります。この1曲を聴くためだけでもこの作品に触れる価値は十分にありますね。

さらに、ラリー・カールトンさんのソロプレイ以外のバッキングプレイも同じく特筆すべきものがあります。バッキングとは言っても、コードを刻むのはアーサー・アダムスさんにまかせているようなので、あくまでもフロントとしてのバッキングと言ったらよいでしょうか。

テーマメロディに絶妙に絡んだり、時にソリストへ仕掛けたり、また、ソリストのフレーズに素早く反応したり・・・

作品を通して、ずっとメロディを弾いているという感じもしますが、これが決して邪魔になっていないところが見事。管楽器的なフロントをギターが奏でている作品、という意味でも貴重であり、ギター弾きにとってはかなり参考になる作品と言えます。

まあ、いろいろなことを考えずにとにかくそのリズムに心と体を傾ける・・・。そうすると、何故か心も晴れて気持ちがファンキーになるから不思議。そして『ご機嫌だぜ!』と想わず叫んでしまうのです。

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曲名リスト
1. スパイラル
2. キープ・ザット・セイム・オールド・フィーリング
3. マイ・ママ・トールド・ミー・ソー
4. 太陽の輝き
5. アンド・ゼン・ゼア・ウォズ・ザ・ブルース
6. セレニティー
7. フィーリング・ファンキー

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あとがき
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2009年04月01日

南から来た十字軍 【1】/クルセイダーズ

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南から来た十字軍

今日のwalking Musicはクルセイダーズ南から来た十字軍です。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

この作品は1976年の作品で、言うまでもなくクルセイダーズの代表作です。個人的には名作・ストリート・ライフ以降のクルセイダーズが好きでしたので、この作品の頃のものはそれほど突っ込んで聴いた記憶があまりないのです。ですから、この作品も前に聴いたのはいつだっけ?というくらい記憶がない・・・。

ということで、かなり久し振りに聴きました・・・。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

walkingを終えて聴き終えたときの印象はひと言で言うと

『ご機嫌だぜ!』

細かく聴いていくと、また違った感覚になるかも知れませんので、1曲つづ聴いていきます・・・。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

01:スパイラル
シンセの奏でるややテンション感のあるメロディに、ラリー・カールトンさんのギターが対旋律で絡んでくるともうそれだけで盛り上がってしまう大好きな曲です。クルセイダーズの楽曲の中でも1、2を争うくらいの名曲だと想います。

ドラムのスティックス・フーパーさんのタムをきっかけにファンキーなビートに突入します。少し跳ねた16ビート風の8ビートで軽快に曲が進んでいきます。ここでのビートの肝はやはりベースのロバート・ポップス・ポップウェルさんの強力なビート感。

テーマはおなじみの2管。ウェイン・ヘンダーソンさんのトロンボーンとウィルトン・フェルダーさんのサックスが奏でていきます。その合間を埋めるようにフェンダー・ローズで入るジョー・サンプルさんのバッキングが絶妙です。

2コーラスめからはラリー・カールトンさんがテーマの2管に対旋律を仕掛けてきます。この瞬間に、強力な3フロントになって、まさにこの頃のクルセイダーズの真骨頂と言えるアンサンブルに進化します。

そして、ラリー・カールトンさんのギター・ユニゾンでの短い間奏。ここで効いているのが、2コーラスめから薄らと入っていたストリングス。それが、ここで大きくなっていきギターのメロディを包むように盛り上げてソロまわしに突入していきます。

ソロのコード進行は、基本的にテーマのコード進行を元にした16小節とイントロのコード進行の8小節。そして再びテーマのコード進行を元にした8小節の合計32小節になっています。ポイントは、4小節と8小節の2拍目のコード。これは、テーマのコード進行にはなく、基本のコードB♭m7の半音上のセブンスコードになっています。ですから、印象的な部分であり、スケールチェンジの妙を聴くことができる部分になっています。

ファーストソロはCD Time=1:30からラリー・カールトンさんのギター。
ゆるやかなチョーキング・ダウンからスタートしてスタッカートで決めます。そしてブルージーなフレーズからチョーキングを絡めて、4小節・2拍め、CD Time=1:37のスケールチェンジの部分をクオーター・チョーキングの微妙な音程ニュアンスで弾き抜けます。そしてブルース・フレーズの連発でたたみかけて、再びスケールチェンジの部分、CD Time=1:54で、今度はハイノートのチョーキングをきっちりと決めます。

この2つのスケールチェンジ部分は、両方ともにチョーキングで音を上げてコード・トーンまで持っていくというアプローチですが、2つのフレーズのニュアンスの違いはそのまま多彩なチョーキング・テクニックを感じることができるよい対比になっていて面白いですね。

さらにこの部分では、イントロのコード進行に入る前のCD Time=2:00からのロング・トリルが見事です。トリルというのは、右手は弾かないで左手の指で押さえて離すときに弦を少しはじいて再び押さえる・・・これを高速で繰り返して左手だけでフレーズを奏でるテクニックです。一聴簡単そうな感じもするのですが、ここでのラリー・カールトンさんは、段々とイントロのパターンへのコード進行に向かって薬指の引っ掛かりとニュアンス、強さを換えて、音色を明るく、クリアにしていくというテクニックを聴かせてくれます。

CD Time=2:04からイントロのコード進行になります。
ここはコードがけっこう変わっていくので、当然使用するスケールも変わっていきます。ラリー・カールトンさんは、絶妙な音運びで難なくここを弾き抜けていきます。特にCD Time=2:13のチョーキング終わりのフレーズと次のCD Time=2:15のチョーキング終わりのフレーズは、まるで呼応しているかのように見事な掛け合いになっていて肝!
そして、チョーキングでブルージーなフレーズから、ラリー・カールトンさんらしいペンタトニックなフレーズ、そしてクロマティックなラインで締めて再びテーマのコード進行に戻ります。

今度は、8分音符の連続パッセージでブルース的なフレーズに時折、ジャージーな音を混ぜながらソロエンドまで弾き抜けていきます。

ソロのフレーズ自体は、もう少しジャズ的な要素が入っている方が個人的には好みなんですが、曲調やノリを考えるとまさにハマっているソロ。全体の構成も見事ですが、ブルージーでありながら、実に丁寧なラインがまさに肝!です。


続いてはジョー・サンプルさんのソロ。
いつもながらのコロコロと歯切れよく回る節が心地よいです。4小節・2拍め、CD Time=2:45のスケールチェンジの部分は、それほど大きくアウトをしていなくて左手のコード・バッキングでスケール・チェンジ感を出しています。CD Time=2:55からは、リズムをモチーフにした展開で奏で、そしてスケール・チェンジの部分を単音のジャズ的なフレーズで弾き抜けます。

CD Time=3:12からのイントロのコード進行部分では、流れるようなフレージングからバックのリズムに合わせたフレーズ展開をするというパターンで駆け抜けます。

そして、再びテーマのコード進行に戻り、CD Time=3:36のスケール・チェンジの部分を最も印象的と想われる絶妙なフレーズで決めます。このフレーズは個人的に肝!

残念なのは、ソロエンド部分。テーマに戻るCD Time=3:46で「ソ♯」の音がミストーンとして鳴ってしまっています。テーマのメロディの頭が「ラ♯」ですからぶつかっていますね。ですから、ソロの締めの部分が少し中途半端に聴こえてしまっています・・・。


テーマをワンコーラス奏でた後、ラリー・カールトンさんの、ロング・トーンでのフレーズをきっかけにロバート・ポップス・ポップウェルさんのベースがはじけ出します。
続くテーマの部分で、ソロ的なフレーズを絡めながらバッキング。そして、CD Time=4:45からソロへ突入します。
16分音符で歯切れの良いパッセージを連続していきます。しかし、メロディを弾いているという感じよりはむしろ、バッキングのリズムを派手に刻んでいるという感じのプレイです。でも、しっかりとソロとしてのラインを弾いていつつ、全体のグルーヴをキープしているのが見事。

このソロからさらに盛り上がってきて、ラリー・カールトンさんの絡みから、ウェインヘンダーソンさんとウィルトン・フェルダーさんの掛け合いに突入していきます。誰のソロとも言えない、全体がリズムの塊になったような怒涛のグルーヴが押し寄せてくるのがここです。

そして、ラリー・カールトンさんもソロラインで参加をし始めたところでフェードアウト。これは実に残念。もっと聴きたいところですね。

とにかくノリが良く、ご機嫌なナンバーです。

曲としては、いたって単純な構成になっているのですが、アレンジは単純なものを感じさせない匠さがあります。その中でもイントロのコード進行のパターンをソロの美味しい展開部分に使用しているのがかなり肝!だと想います。

ライヴなどでは、各人がこのパターンでソロまわしをするのでしょうから物凄く長い曲になると想うのですが、後半の部分はベースソロをかわきりに、掛け合いというパターンを取って盛り上げていくというアレンジも良いですね。またこれが、怒涛のグルーヴを生み出していて曲全体を上手くまとめて、コンパクトになるように長さのコントロールをしているわけです。このアレンジはまさに肝!です。

この曲を聴くだけでも、この作品を聴く価値がある!まさに、名曲であり、名演奏だと想います。


02:キープ・ザット・セイム・オールド・フィーリング
1曲目の興奮をさましてくれるかのような爽やかさのある16ビートナンバー。コーラスが入っているのですが、これはクレジットではクルセイダーズとなっているので皆で歌っているということでしょうか?スタートの爽やかさと比べると、少々いかつい感じもするのですが、これはこれでファンキーだったりします。

このコーラスのバックでのラリー・カールトンさんのヴォリューム奏法を使用したバッキングラインが実にいいですね。

コーラスに続いて、CD Time=0:40のラリー・カールトンさんのバッキングに答えるように2管が奏で、そしてCD Time=0:44でギターと共に3管のようになって、CD Time=0:46でジョー・サンプルさんのエレピがメロディを追いかける・・・。この部分のアレンジと雰囲気が肝!です。

CD Time=1:15の展開部分は、ロバート・ポップス・ポップウェルさんのベースラインが軽快さを醸し出しています。そしてCD Time=1:22の部分のリズム・ユニゾンフレーズもグッときます。

ファーストソロはウェイン・ヘンダーソンさんのトロンボーン。じっくりと聴かせてくれるソロラインで展開をしていきます。

続いてジョー・サンプルさんのソロ。感じは近年のジョー・サンプルさんに近い感じのソロ展開でメロディアスに弾き抜けています。


03:マイ・ママ・トールド・ミー・ソー
ロバート・ポップス・ポップウェルさんのスラップ・ベースが、少し跳ねたミディアムテンポのリズムにのってスタートします。良いですね、ファンキーテイストが溢れています。

テーマはラリー・カールトンさんのギター。ブルージーなメロディラインで良く歌っています。2コーラスめからはウィルトン・フェルダーさんのサックスとのユニゾンになります。サックスとギターは相性が良く、このようなユニゾンには持ってこいですね。

左チャンネルでは、このリズムにノッた軽快なギターカッティングが奏でられていますがこれは、アーサー・アダムスさんのプレイだと想います。

ファーストソロはウィルトン・フェルダーさん。
少し遅れてソロをスタートさせる感じがいかにもウィルトン・フェルダー節という感じです。かなりブルージーに奏でていきますが、いつ聴いても強力な個性で、唯一無二のフレーズという感じがして好きです。さらに、必要以上に速いパッセージなどに依存しないて、悠々と奏でる感じも好きです。

続いてはジョー・サンプルさん。ここでは、ファンキーなリズムにノッて歯切れ良いラグ的なフレーズを奏でていきます。

エンディング部分では、ラリー・カールトンさんとウィルトン・フェルダーさんが掛け合いをしながらフェードアウトしていきます。これも、もうちょっと聴きたい!という感じですね。


04:太陽の輝き
ラリー・カールトンさんの絶妙なアーティキュレーションのヴォリューム奏法を聴くことができるバラードです。
ウィルトン・フェルダーさんのリリカルなサックスに絡むように奏でられるラリー・カールトンさんのフレーズが実にいい感じです。

曲は3分弱と短いのですが、逆にこの短さが密度の高さで、印象に残るトラックに仕上がっていると想います。

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続きのTrackはまた後日・・・。

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3. マイ・ママ・トールド・ミー・ソー
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